(喜びの前触れ)
「ふつう」=倦怠
これが暗黒面の方程式です。
感情は私たちが生まれて、おそらく死ぬまで、一度も途切れることなく続いているエネルギーの流れです。それはテレビのようにスイッチで入り切り出来るようなものではありません。
私たちに現れてくる様々な感情の交錯が、つい別々の感情がやってきているように錯覚しがちですが、その感情をよく観察してみると、けっして切れているところはないのです。
切れ目なく続いている感情ですが、その変化はほとんど気付かずに進んでいきます。誰しも何しかの喜びを感じたことはあるでしょうが、その時の幸福感は一生続くものではないと実感されているのではないでしょうか。
私の最高の喜びはなんだったか・・・一応結婚としておきましょうか。しあわせの絶頂は結婚を決めた瞬間だったかもしれません。その瞬間は式の準備に吸収されて煩雑さに消えていきますね。そして式場のドラマがしあわせの波となって押し寄せます。しかしその一瞬もまた現実の生活の中に埋もれていくものですね。
祝福され、子供が生まれ、昇給し、、その後もしあわせの波は何度もやってきますが、その次には必ず引き潮がやってくるのです。
引き潮は、次のしあわせの波を呼び寄せる大きな力となりますから、この波の全体が一つの統一されたいのちのリズムということが出来るでしょう。私たちの身体はこの波でできているのです。
ところで、「ふつう」と評価される感情が問題なのは、この波の山でも谷でもない、まさにその中間であるということに起因しています。つまりそれは意識して観なければ見えない感情だということです。
私たちの心の中に、訳の分からない悲哀や心が砂利道になってしまったような、いのちの実感のつかめない、押し込まれた暗い気分がやってくることがありますね。
これらの感情はたいてい、「ふつう」の感情からやってきているのです。
「ふつう」とは、一般的には充足がそのまま続いている状態のことを指します。当然その状態は次第に消えていきます。しかしまれに充足した喜びのあとも、その喜びの中にいるという(居たいという願望も含めて)錯覚の中に迷い込むことがあるのです。
それは、この感情の波の波頭にいて、谷間に落ちることを無意識に拒否する態度と言えるかもしれません。
充足の中に留まろうとする心が、気が付かないうちに倦怠感を蔓延させてせまいます。それ自体は小さな感情でも、それはやがて、己を破壊する力に変わっていく危険性を持っているといわなくてはなりませんね。
倦怠は、いのちの波を根本から疎外する力の種を宿します。無気力が支配し、簡単な快楽に逃げ込むしかなくなります。
一番厄介な問題は、その重大な現象が、本人には気付かないところで進んでゆくということでしょう。
いのちの波のその谷間、つまり苦悩を丸ごと抱えて生きる人はそれゆえ、一番健全な人だと私は思うのです。
倦怠の危機から脱するヒントは、まさにここにあるのではないでしょうか。苦悩を忌避しないで見つめ、その中に胸を張って入っていく。その勇気が、倦怠から身を守ってくれるのです。
波の底まで行けば、再び本物の波が私たちをしあわせに導いてくれるのです。
そしてそのしあわせは、けっしてとどまってはくれないという事実を、心の底から認めることですね。しあわせを掴み取ってはなりません。まさに青い鳥のようにです。
しあわせを味わい、悲しみをみつめ、苦悩を受け入れる。すると次のしあわせをまた味わうことが出来る。それが健全な人の心というものなのかもしれません。
そういえば、今、桜を連想しました。
倦怠は、桜の枝を折って自分のものにしようとする愚かさと同じですね。その枝は二度と花をつけることはないでしょう。一番不幸なことは、その花のつかない枝を手放せないで、いつまでの妄想の花を追い求める人間なのです。
感情の秘密(5)だけは、
PC で、サイズ大にしても
小さかったです。
あと、スマートホン(スマホ)も
ちいさかったです。
タブレットは、PC とスマホの間のようなものなので、
もっと、小さく写ると思います。
指で伸ばして大きくしなければあけないのが
タブレットの難点かもしれませんね!
たぶん、前コメントした方がそうだと思います。
感情の秘密(5)の回だけです。
文字数や、画像が多いからなのか、小さくなってますね!
Gooさんの文字の大きさ変更には、何も関係いと思います。
もし気になるようでしたら
のしてんてんさんの編集から
感情の秘密(5)だけ、文字の大きさの変更してみては、いかがてすか?
あと、他の話はメール送りますね♪
では、(^-^)
(5)の記事、さっそく見直してみます。
編集の時に、文字サイズを変えてしまっているのかもしれません。そういえば心当たりがあります。
お手数をおかけして申し訳ありませんでした。
また寒さがぶり返しています。
お体、御自愛くださいね
ふつうの人生に憧れちゃうけれど、
ふつうの人生って、実は、
面白くない人生なんですね。
ハロインの日記見ましたけど、
のしてんてんさんの仮面
爆笑してしまいました!笑。
この3人で、高校時代の夜を、よく歩いた場所で自撮りしました。