のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

新型コロナウイルスの証人 6月 (作品)

2020-07-18 | 心の旅

新型コロナウイルスの証人 6月 (F10号キャンバスに鉛筆)

 

北九州で少し不安があるものの、6月に入ると大きな波を乗り切ったという安堵感が広がってきた。しかし下旬に入ると、新たなる不安が再びくすぶり始めた。見えないコロナウイルスを感じながら描いた4枚目の作品です。

緊急事態宣言下の経験を直接キャンバスに投げつけてみようと続けた試みですが、ちょうどこの6月制作でいい区切りになりました。緊急事態を潜り抜け、4枚組作品の構想がいいタイミングで完成したのです。

4月から5月にかけた不安と緊張観が緩んで、しかし元の生活には戻れないという思いを持ちながら、それでも止まった経済が少しづつ動き出して、こわごわと未知の世界に若葉を拡げて行くような感じが6月なかばにはありました。

しかし世界ではアメリカ大陸での感染拡大の力が衰えず、脅威は広がるばかり。それなのに、国同士が手を結び合ってコロナウイルスに立ち向かっていくという願いは虚しい。諸国の指導者は覇権争いに夢中で、「一つの地球と尊い人類」と言う視点が無いと思うのは私だけだろうか。私達はかけがえのない一つの命なのに。

 

絵を通して思うことは、コロナウイルスとの付き合いに国境はないということだ。

私から生まれてくるこの絵もまた国境がない。そう確信できるのは、私にやってくる感性そのものが波動以外にはありえないという実体験からなのです。

するとその思いは、般若心経につながる。「色即是空」そこには国境どころかわが身そのものの境も無いという世界。物質は実は空間なのだと、人間は2500年も前から気付いていた。徹底的に心の世界を究明した苦悩の実相を、特定の宗教だけの枠組みに入れてしまったのは悲しいことだった。これは科学として万人が学ぶべきものだったと私は思う。

しかし嬉しいことに人間はついに、量子力学という科学が、この般若心経を科学論理で証明したのです。相反する心の論理と科学理論の道のりが山の頂上で出会い、一つになったと言えるかもしれません。

心の領域から眺めて徹底的に苦の真実を追求した。それが般若心経の世界です。

一方科学はその真逆から、つまり心と言う不確かさを完全に排除した合理的な研究の末、般若心経と全く同じ答えを出したのです。

般若心経を宗教の囲いの中から実証の世界に引きだし、万人のものにしたとも言えるでしょう。

その答えはミクロの世界にありました。

プランク・・アインシュタイン・・ボーア・・シュレジンガー・・ハイゼンベルク・・・・量子力学に想いが拡がる。(繰り広げられた論争が真実に近づいて行く歴史は面白すぎ。興味ある方は 猫と月とサイコロ (youtube59分動画)を紹介します) 

●全ては「空」すなわち「色即是空・不生不滅・無苦集滅道」(般若心経)。

●すべては「波」すなわち空間「粒子と波は一つの相」=「色即是空」。物質は観測(見る)ことで瞬間が固定されたものに過ぎない。(量子力学)

 

人間とは何か。

その問いに、宗教も科学も、そして芸術も、そしてウイルスも、同じ答えを出しているのだ。国境はない。

それなのに国境は何故あるのか、人類は今未曽有の脅威に直面しているのに、それよりも大事なものと思ってしまう国境とはなんだろう。

国境は科学でもない、宗教でもない、芸術でもない。哲学ですらない。

それは欲望の塊りではないのか。人民の命を枯らしても手放さない欲望。しかもそれは70億地球民の欲望とは程遠い、ひとにぎりの指導者たちに憑りついている妄想と欲望ではないのだろうか。愚かで醜い人間の姿を、ウイルスが嘲笑っているように思えてならない。

 

日本ではコロナ慣れの意識と、重傷者の減少傾向の中、気の緩みがやって来た。検査数拡大の条件も加わって活動力のある若者中心に広がる感染者。そんな中で何とか経済を回そうとする政府のgo toキャンペーン施策に一喜一憂する私達国民。

明らかに第一波にはなかった。目前にある二波の姿とはいったいどんなものなのだろうか。私達は今その腹の下を潜り抜けようとしているのだろうか。しかしどんな姿であっても、元気でやり過ごして、必ずその全体像を見てやろうではありませんか。

作品はそんな中、6月に完成。4枚組作品「新型コロナウイルスの証人」は一応これでほぼ描きつくしました。

この4枚をつなぎ合わせて50号のサークル画面にします。

次回はその完成品を紹介いたします。残っているのは、4枚を合わせて、その周辺をうめる作品を描くこと。結果s50号(1167×1167)の絵画となります。ご期待下さい。

 

 

(コロナと私の歴史)2020年6月

6月に入ってようやく学校の通常登校が始まる

●06/04 東京五輪・パラリンピックを巡り、運営方式の簡素化について検討を始める。

●06/10 高野連は、中止になった今春の第92回選抜高校野球大会の出場校に選ばれていた32校を、8月に甲子園球場に招待し、各校が1試合ずつ行うと発表した。明るいニュースだった。

●06/11 その一方米国では感染者の累計が10日、200万人を超えた。けた違いでコロナの猛威が続いている。

●06/12 特別定額給付金が口座に振り込まれた。しかし大阪市ではまだ10%ほどしか支給が進んでいないという。

●06/19 政府は都道府県境をまたぐ移動の自粛要請を全面的に解除した。このところ新規感染者の数は抑制されているが、素直には喜べない。経済活動と感染防止をどのように両立させるかが課題となるだろう。

●06/19 プロ野球が、当初の予定から約3カ月遅れで両リーグ公式戦が無観客で開幕した。主要スポーツの自粛の中で先陣を切り、正常化を目指す。

●06/20 ブラジルが米国に次いで、感染者数が100万人を超える。死者も米国に次いで約4万8954人

●06/26 国内で新たに105人の新型コロナウイルス感染が確認された。5月9日以来約1カ月半ぶり。緊急事態宣言の解除以降、70人を超える日もあり完全に抑制できないまま感染が持続している。自粛が解けた解放感があるだけに不気味な気配。

●06/27 サッカーJ2が約4カ月ぶりに再開して第2節を無観客試合で行う。

●06/28 感染者が28日、世界全体で1000万人を超えた。

最初の感染者が報告されてからほぼ半年が経過したが、世界の感染者数は衰えを見せない。アメリカ大陸などでの被害が依然深刻で、過去最悪ペースでの拡大が続いている。死者は49万9千人を上回っている。

国内でも新規感染者92人、夜の街での感染者が目だって増えている。 

●06/29 世界の死者50万人超。中南米で急増するなど、世界各地で被害が拡大し、沈静化の気配はまったく見えないまま。

 

●07/01 以降 日本では東京を中心に若者の感染者が拡大し始めた。重傷者の数は少ないものの感染者は16日、新規感染者622人となった。4月8日の500人を超えた。確実に第二波がやって来ている。

第一波とは違う姿をした不気味な第二波。

手洗いうがい、マスクを忘れず三蜜を避けて、元気で過ごしましょう。そしてこの怪物の全体像を必ず見極めてやろうではありませんか。

どうぞ皆様、御無事で。

 

 

 

 

 

 

新型コロナウイルスの証人 6月 (F10号キャンバスに鉛筆)

+++++すべてを見極めてやる+++++


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新型コロナウイルスの証人 ... | トップ | 新型コロナウイルスの証人 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

心の旅」カテゴリの最新記事