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のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

宇宙とつながる絵

2015-10-07 | 私の絵画論

私は闇を描く

この闇の中にいると、私の心は不思議と落ち着くのだ。

鉛筆の色、それは絵の具の黒ではない。空間そのものの深みがあって、私の心はそこから離れられなくなった。

なぜなのか、問いかけは常にあるが、しかしそれに答える言葉の前に、その闇に安心を覚える心が、言葉を使わせなかった。

問いに言葉で答えることは出来ない。

言葉で発したとたんに、それは嘘になる。

それでも言葉を使いたければ、それは詩になる。

詩は、その闇を宇宙と呼ぶのを許す。

そして私は、その宇宙の果ての果てまで手を伸ばし、

私自身の存在のその根っこをつかみたいのだ。

私を私と気付かせているもの、

私の本性に出合いたい。

四角のキャンバスは、私と私をつなぐ窓なのだ。

そんな絵を描くために。

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