のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

記事のタイトルを入力してください(必須)

2015-11-24 | 展覧会

克VS和

今日は石田克のフェイスブックから転載しました。

克VS和=太陽VS月

私のイメージとほぼ同じ意識で、太陽のごとく二人展の前触れです。

以下、石田克氏の言葉です。

<KATSU vs WAA>

海外でも、この展示の何処がいいのか、、と、聞かれるときもある。海外は、画歴主義ではなく、、コンセプト主義が多い。ましてや、会派などない。
キュレーターとして、意見を述べるなら、、

1 エログロ、、犬猫少女に頼っていないこと。つまりは、対象の持つ魅力に依存していないこと。パリで、プロのカメラマンに、犬猫少女は撮るな、、とはよく言われた。誰がとっても、、かわいいに違いがない。別に腕がいいわけでもない。逆に、エログロも、同じく興味はそそるが、、別に絵がいいからでもない。

2 西洋遠近を無視した遠近、、ズ~~と向こうまでの奥を持っていること。日本的、濃度の強弱による遠近があること。北藪言葉で言えば<宇宙>が、あること。カツ的には、、陰陽反転の奥があること。

3 素材に頼っていないこと。カツの素材はすべて100円ショップ、、北藪の素材はただのシャープペンシル。もっとも、三菱ユニだと自慢されるが。料理で言えば、ただのそのあたりに落ちている大根、、高級素材など一切使用していない。成金のように、、金箔使いまくっているわけでもない。いってみれば、わびさびの世界。

4 素材に頼らないで、、強烈なインパクトがあること。30号で、成金の200号ぐらいは、ぶっ飛ばせること。隣に展示するのを嫌がられる存在感、重量があること。

5 アメリカのポチでもないし、、ヨーロッパの奴隷でもないこと。ラストサムライであること。よく、首相をアメぽちという作家の作品を見れば、、、あんたが、よく言えるよな、、とは、いつも思う。

6 動と静が、、バランスがいいこと。カツの押し出しと、北藪の引きがうまく、マッチすること。

おおよそ、このあたりを、わけのわからない美術言葉で書き上げれば、展示コンセプト、ということになる。まあ、なかなか、バランスの取れた二人展は難しいが、、これは、いつも、並べて感心するバランスがある。殺しあわないで、生かしあっている。
このあたりを、美術言葉の専門家に翻訳してもらって、、英語にしたものを作っておかないとはと、、、最近思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 散歩みち | トップ | 時の流れ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

展覧会」カテゴリの最新記事