
(サツキが満開です)
私たちの実体は空間である。
5次元から見えてくる真実は、空間という言葉につきます。
たとえば、自分のこの身体を、5次元を自由に行き来できる空想の乗り物「スケール号」に乗って観察するとしましょう。
スケール号が蟻の大きさになって手のひらの上にいたら、手のひらは広い平野のように見え、5本の指は天にそびえる山ですね。その背景に空間が広がっているのは云うまでもありません。
スケール号が細胞の大きさになると、目にする光景は、細胞の様々な形がまるで顕微鏡を覗くように並んでいる風景に見えるでしょう。この世界が集まって一つになると手のひらになるなんて想像もつかない世界です。
さらにスケール号が縮小して原子の大きさになったら、そこから見える風景は宇宙そのもの。様々な原子の姿が宇宙空間に浮かんで太陽系や銀河のように原子が集団をつくっているでしょう。
スケール号はこのように、無限に小さな世界を私たちに見せてくれます。
スケールが変わるたびに、私たちの眼に見える世界は変わります。原子の上に立つ大きさになった私たちにとって、この原子は地球ですね。この地球から、実は天空に輝く原子が無限に集まって一人の人間が出来ているなどということは想像すらできない事実なのですね。
しかしこの時、ひとつだけ変わらないことがあるという事実に気付いていただきたいのです。それが空間です。
私を取り巻く空間も、地球を取り巻く空間も、原子を浮かべている空間も、たった一つの同じ空間なのです。どんなにスケールを変える旅行をしても、その風景の背景になっている空間は変わりません。
実際、私の身体をつくっている原子の浮かぶ空間はそのまま何の隔たりもなく広がっていって地球を浮かべている空間とつながっているのです。
さあ、これこそ真実だと思いませんか。
スケールを変えると見え方が変わります。人間と思ったら、原子の集団。しかしどんなにスケールを変えても、ものの周りにある空間は変わりませんね。普遍的にあるものは、ものを存在させている空間なのです。そうすると、ものと空間、どちらを信じたらいいか言を待ちませんね。
5次元の考え方は、この空間を認識するためにとても大事なものとなるでしょう。
同時に、己は空であるという、古来からの悟りの境地を私たち凡人が労せず垣間見ることが出来る道具となるのです。
私も早速、申請させていただきました、じっくり読まさせていただきますのでこれからも、よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いいたします。
真実を探す旅を一緒に歩んでいただけたら、こんな心強いことはありません。