■年間900万人が利用する新千歳~羽田間のドル箱路線がスカイマーク参入で、ゴールデンウィークの予約競争が勃発。
■スカイマークの値下げ戦術に、エアドゥが参戦。エア・ドゥが新千歳~羽田間で、道民割で9,500円。スカイマークは1万円というビックリ価格で、大手は模様眺め状態。
■スカイマークは、4月28日の就航日から6月2日までは片道普通運賃を1万円に設定している。予約状況は、先月、修理期限を過ぎた機材を使用していた問題が発覚しその対応に追われ十分な営業体制の整備が遅れ、思った程の予約を取れず若干焦り気味。一方エア・ドゥは全日空との共同運航で座席数が少ないという事情があるものの満席便が目立つなど出足は好調だ。
■スカイマークの参入で新千歳~羽田間の座席供給は2割増しになる。価格の下落で新たな需要が生まれることは間違いないが、採算面を考えると、この価格設定は長く続けられない。その間に各社がどんな次の一手を打ってくるか目が離せない。