ほっかいどう@genki.co.jp

「ほっかいどう」に関わる政治・行政・経済からスポーツまでさまざまなネタをそれなりに語ります。(^―^)

洞爺湖サミットの実現性は?

2007-01-31 12:18:04 | 政治

●来年夏に日本で行われるG8サミット(主要国首脳会議)を北海道の洞爺湖周辺に誘致しようという動きが自民党道連から出ているらしい。道連では、統一地方選挙の目玉公約にしたい考えのよう。

●確かにサミットを誘致したことで、過去に開催したことで知名度が上がり観光客が増えたところもあるようだが。

●洞爺湖の場合、周辺に都会がなく警備がしやすいし、ゆったりした景観で首脳同士が胸襟を開いて率直に話し合う場としては、良いかもしれない。

●しかし、問題は、いわゆる地元負担。前回の2000年は、九州沖縄サミットと名付け初めて地方での開催となったが、沖縄県は経費全体の1割に当たる80億円以上の負担をしたとのこと。洞爺湖で開催となれば同様の負担が求められるだろう。

●高橋知事は、新年のインタビューで財政状況などを理由に前向きではない模様。職員の給料を10%以上もカットし道民にも負担増を強いている現状で80億円を超える負担が必要な事業を単に「選挙の目玉」的なあいまいな理由で公約にしていく時代は既に終わっていると思うのだが。やはり対費用効果を考え、サミットを開くことと北海道振興の関係を戦略的につなげていくとか知名度アップの効果を経済効果につなげる具体的な施策を示さなければ、公約化したとしても単なる作文でしかないと思う。

●これからの公約は、マニフェスト的な明確な目的・理念、手段、方向性を持ったものであってほしい。

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久々のジャンプ!

2007-01-29 22:09:03 | スキージャンプ

■昨日は、久々のジャンプ大会のボランティア。晴天の中、NHK杯が行われました。

■スタート台からは、隣の三角山もすっきり見えます。札幌市街も果てしなく見える大パノラマでした。

■選手達は、こんな視界から飛び出していきます。

■競技の方は、世界ノルディック選手権前の最後の選考対象となる大会なので、本番モードの設定。スタートゲートは、16番と低くかなり距離の出しにくい設定で、しかもほぼ無風。現時点の実力が反映されやすくなっています。

■本番前の試技では、伊東大貴がただ一人120m超えでしたが、1本目は力んだのか110.5mに終わり東が122m、伊藤謙司郎が121mでリード。2本目は伊東大貴が124mで一気に順位を上げましたが、東が124.5mと最長不倒を飛び圧勝しました。

■これが世界ノルディック選手権だと、多分、K点(120m)飛んでやっと、2本目に進めるかどうかのレベルでヒルサイズ(134m)超えが4~5人はいるという展開になるのでしょうね。昨日は、2本目はゲート17番と50センチ上げましたが、本番ならさらに下がる可能性もあります。こういう条件で結果を出せる選手が今いないというのが日本の現状です。

■これで、世界ノルディック選手権の選考対象大会は、終了。既に確定の葛西を除く5名を選ぶことになります。世界転戦組の岡部、伊東は多分選ばれそう。残りは3枠。現時点ではコンチネンタルカップでもなかなか勝てない状況なので、経験を積ませるというよりは、今とにかく結果を出せる選手を選ぶことになりそう。

■となると、国内で結果を出した湯本、東は選ばれることになるだろうね。残り1枠を伊藤、栃本、梅崎で争うことに。今日の条件で2位と結果を出した伊藤謙司郎が選ばれるのでは。栃本は世界ジュニア選手権に回ることになるだろうね。

■本番まで後1ヶ月弱。このメンバーで結果を出すことができるか。去年あれだけ調子の良かった岡部が今年なかなか結果が出ないのを見ても、ほんのちょっとした部分がずれているのではないかと思うので、地元の利で、大倉山と宮の森で徹底的に練習して最低二人はベスト10に入るくらいまで調子を上げてほしいね。自分的には、昨今、あまり公式競技が行われないノーマルヒルの宮の森は、距離の差も出にくいしチャンスがあると思う。6人のうち二人くらいは、ノーマルスペシャルという感じも良いと思うけどね。

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そのまんま東が宮崎県知事に当選

2007-01-25 22:08:53 | 政治

●そのまんま東が宮崎県知事に当選したそうだ。

●報道によると、政党離れとしがらみを断ち切りたい県民の思いが背景にあるようだ。前知事は県庁上がりで今回の他の候補も国の官僚上がり。新鮮味に欠けるので、とにかくなにか変わってほしいという願いなんだろうね。

●そのまんま東氏は、早稲田大学で地方自治を学んだということで、理屈上はわかっていても本当の意味で県庁組織の巨大さにはとまどうだろうと思う。教育、警察を含め約1万8千人。北海道庁が8万人だから都道府県レベルの規模では、中規模だけど、民間企業で考えると、巨大企業と言えるだろうし、その地域ではダントツの独占企業と言って良い。そこに、1本部、7部、出納事務局、企業局、病院局、各種委員会などなど。

●青島東京都知事は、都市博を止めただけ。横山大阪県知事はセクハラで辞職。田中長野県知事は脱ダム宣言を取り消される憂き目に。タレント知事が都道府県という巨大組織をうまく動かせたことはなかったと言っていいだろう。知事の補助機関である各機関も知事の意思がわからないと動けないだろうし、これから先の宮崎県の4年間がどんな形を残すか関心のあるところ。

●まずは、当選後の特別職人事、副知事、教育長など、そのまんま東氏がどういう采配を振るうことができるか。今日は議会議長に会ったようだけど、全野党ではこれから先、なにもできないし、人事一つとっても議会対策は最優先だけど、一筋縄ではいかないだろうね。その次は、補正予算を組むかどうか、新年度予算の編成でどんな色を出すか。そのまんま東色を出すために自分の考えをどうやってこの巨大組織に浸透させるか、これからのハードルは尽きないけど、新知事の「熱意」で乗り越えてほしいなぁ。

●新知事のマニフェストには、なかなかオモシロイもの、よくわからないものもある。例えば、入札改革では、「土木部や環境森林部等への知事・議会等による監視強化」?!。「県民生活を豊かにする情報量を増やすためのテレビ局の増設、インターネット活用の方策を検討」?。

●このマニフェストは、一説によると、20代の若者で構成する「チームそのまんま東」なるものが中心になって立案したらしい。そのメンバーは多くがNPO法人政策過程研究機構(PPI)に所属しているとのこと。今は、色々なNPOがあるのですね。マニフェストには、ユニークなものを含めに色々な政策が並んでいるけど、これを1万8千人の県庁組織に理解させ県の政策として組み込み事業化、予算化していくことはなかなか難渋しそうな気がする。さらに、これからその結果が議会や報道機関に「達成度」という形で追求されることになる。行政の素人が「政策」を実現する方法として、どんな独創的なアイディアを持っているのか注目したいね。

●マニフェストの中で、一つ、これは、宮崎県で先鞭をつけて他都府県でもぜひやってほしいものがあった。「各部局の長が知事に対して目標を約束する「部局マニフェスト」の強化」。一般に行政は、知事がトップで、他の職員は全員、知事の補助機関にすぎない。民間であれば課長、部長、取締役など各マネジメントレベルで経営責任を負うのが一般的。行政の場合、政策評価はあるものの各職階層のマネジメント面での責任という概念は今までなかったと言ってよい。例えば、財政運営がうまくいかず財政難に陥っても財政を担当する総務部長や財政課長がその責任を取ることはないし、企業誘致がうまくいかないからと言って、商工部長が更迭されることもなかった訳で、ある意味ぬるま湯的な面は否定できない。

●そのまんま東知事がこれまで「行政の常識は、一般の非常識」だった部分にメスを入れて実績を上げてくれることを期待したいね。

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最新企業誘致事情

2007-01-23 23:08:05 | 経済

●読売新聞によると、シャープが三重県亀山市に進出して3年。今やどこの電気屋さんにいってもデジタル家電では、「亀山ブランド」の液晶TVが売っている。

●昨夏には、第二工場も完成。2005年度の税収増は30億円。雇用は7,200人分も生み出されたとのこと。

●亀山工場誘致の際は、高額の補助金が話題になった。三重県が90億円。亀山市は45億円。報道によると、実際に決め手になったのは補助金ではないとのこと。シャープ側は注目したのは、補助金の金額ではなく、県の意思決定のスピードだった。

●複数の候補地から亀山に決めるぎりぎりの場面で、県の担当者はその席上で知事(当時は、北川知事)にだめ押しの補助金を認めてもらうため、電話した。知事はその場で即決。その後、県議会の反対を押し切って予算を通した。

●三重県は工場進出の様々な行政手続きなどについても企業立地室が一手に引き受けるワンストップサービスを提供したとのこと。

●更に三重県は、誘致企業を絞り液晶、半導体、医療関連などの知識集約産業としたのが当たったようだ。

●北海道も遅ればせながら、平成17年にワンストップサービスをスタート。補助金は上限が37億円

●三重県に学ぶ課題としては、担当者にどれだけ権限を与えて素早い意思決定ができるかと明確な企業誘致戦略ということになるのではないか。上意下達の行政機関としては、意思決定を早くするのは一番苦手なこと。企業誘致を実現させるためには、他都府県との激しい競争に勝ち残るしかない。他都府県以上の魅力、メリットをどう打ち出すことができるかが成功の鍵となる。

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「あるある大辞典」が、納豆ダイエットを捏造o(>-<)o

2007-01-21 17:51:03 | Weblog

●1月7日の「あるある大辞典」の放送を運悪く偶然を観てしまい、納豆ダイエットにトライすることに。TVの中では、「納豆をこねて20分寝かせて朝、晩2回食べると、特に特別な運動をしなくても食べているだけで、2週間で3キロ以上も体重を減ったした人が続出」という内容だった。

●スタートは、8日の朝が70.4キロ。今日が69.8キロ。途中、71.0キロになったりして減ったり増えたりしながら今は少し減っているけど、これは、1月11日から始めたフィットネスの効果が大きく、納豆でやせている実感はまったくなかった。やっぱそんなうまい話はないなと思ったけど、まぁ、やせなくても納豆は体に良いのでまぁいいかって感じだったんだけどね~。

●しかし、捏造とはね。函館のスーパーでも一時期、納豆が消えたし、社会的影響が大きすぎるね。

●単身赴任者としては、朝、出勤準備をしながら納豆をこねて20分寝かすのは大変。この報道でこの手間から開放されるのは助かるな。冷蔵庫には、まだ納豆が8パックあるよ・・・ヘ(´o`)ヘ。

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石毛の新春セミナー

2007-01-21 16:11:03 | 野球

●先週は、ニッセイ函館支社特別企画!「2007新春セミナー」に行ってきました。四国アイランドリーグの創設者 石毛宏典氏の講演会。テーマは、「野球にかける想い」です。

 

●石毛氏が四国アイランドリーグを立ち上げようと思ったのは、現役を引退した翌年、97年にアメリカメジャーリーグのドジャースへコーチ留学したのがきっかけとのこと。アメリカでは、1チームにつきメジャー、3A、2A、Aなど6軍から7軍まで選手を抱え300名程度はいます。例えば、ボルチモア・オリオールズは、3Aを1チーム、2Aを1チーム、Aを3チーム、ルーキーリーグを2チーム、メジャーを含め8軍まである勘定になります。しかも全部で30チーム。それ以外に独立リーグがある訳です。独立リーグは、いくつも存在しその中に10チーム程度で力を競っています。位置づけ的には、メジャーの登竜門的存在になっています。例えば、リッキー・ヘンダーソンのように、メジャーを首になり独立リーグでプレーしメジャーに復帰する選手もいるくらいです。

●日本のプロ野球は、支配下選手が1チーム70名が上限。全部でしぜい800名程度。そして、プロのドラフトで指名される若者は毎年わずか100人程。その裏に数万人のプロを夢見る若者たちがいます。そういう若者たちのために、アメリカ的な独立リーグを日本で立ち上げ、若者の夢のチャレンジの場を作りたいと思ったとのことです。

●四国アイランドリーグは、1チーム25名で4チーム。年間90試合でプロの2軍と同じ試合数を確保しています。トライアウトで入ってきても途中で選手が入れ替わり給料は月10万程度の過酷で厳しい競争社会。それでも若者はプロを夢見て挑戦してきます。石毛氏の目論みでは、毎年、数名はドラフトにかかる選手を輩出したいとのことです。

●講演では、石毛氏の野球への熱い想いがしっかり語られました。四国アイランドリーグを立ち上げるとき、いくつもの難題が浮かび上がってきました。石毛氏は、それらの難題が一つずつ明確になったとき、「これで実現にこぎ着けられる」と喜んだそうです。つまり、、その難題を一つかたづければ、夢に一歩近づくと思ったからだそうです。

●講演では、いくつかの言葉が心に残りました。自分が頑張れる原動力は、それに対する「」だということ。

●自分に夢があるなら、それを目指すなら「リアクション」するのではなく、「アクション」を起こしてほしいということ。

●最後の質問タイムは、質問そっちのけで、一番に前に座っていた野球小僧たちへの即席野球教室に早変わり。ホント野球を愛しているのがビンビン伝わってきました。

●四国アイランドリーグ。厳しい競争社会の中で、若者たちが夢を追う姿を一度見てみたいものですね。

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道南は全国最安値!?

2007-01-21 10:05:38 | 道南Info

★今、道南地方のガソリンスタンドが熱い競争を繰り広げている。どんどんセルフ式が増えており、私も最初は抵抗があったけど、やってみると驚くほど簡単。

★しかも安い(◎∠◎)。単身赴任なので、函館、札幌を往復することが多いけど、札幌より1リットル10円以上安い状況。特に函館市内の国道5号線界隈は激戦区。A社が1リットル116.8円。業界筋では、「全国最安値じゃないか?」という声も。

★実はまだ安い店がある、それは、モダ石油の現金会員になること。現金カードを100円で買えばすぐになれる。そして、モダ石油も競争上、A社と同じ値段を提示しており、モダの現金会員はさらに5円程度安い!函館にモダ石油のセルフ式が昨年末にオープンしたときは、現金会員はなんと1リットル108円台。

★昨日もモダで入れたけど、1リットル114.8円だったね。セルフに対する抵抗感がなくなっていくとどんどん厳しい価格競争が進んでいきそう。これと似ているのが、ホテル業界。旅行代理店に買い叩かれてとんでもない状況になっている。その中で、他と差別化して付加価値を高めたところが独り勝ち状態。

★ガソリンスタンドも値段を追いかける店と付加価値を高めて生き残りを図る店に分かれていくんだろうね。

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夕張市に360億円の巨額融資へ

2007-01-19 23:18:54 | 政治

●今日の北海道新聞の報道によると、道は、夕張市に対し、赤字全額にあたる360億円を低利融資することで、総務省と調整に入ったとのこと。市場金利との差額は道が負担するらしい。

●夕張市の目論みは、毎年18億円を減らし20年程度で赤字を返済する考えだったが、前に指摘したように、金利が2%であれば、年間の金利返済だけで、7億2千万円。実質11億8千万円しか減らない勘定で、金利動向によってはほぼ永遠に赤字が減らない可能性があった。

●その意味では、今回の措置に係る予算案が道議会で議決されれば、夕張市にとっては大きな前進となる。しかし、このようなスキームは、いわば借金の切り離し措置で、このように緊急避難的に行うのではなく本来、国の責任で法律で制度として行うべきもの。破綻法制でもいわゆる債務調整、つまり債権放棄についてはまったく踏み込まずがっかりしたけど、すべて地方の責任でやれということにはならないはず。

●今回の措置も新聞報道では、0.5%程度で融資するということで、市場金利との差額は1%であれば、1億8千万円、2%なら2億7千万円が道の負担となる。財政再建中の道が全額をかぶるというのは許されないだろうと思う。

→夕張市立総合病院が診療所で再出発か!?

→夕張再建のキーワードは、「全国最低」?

→夕張の行方・・・・。

→夕張市で財政再建の基本的枠組み案が示されました(;-_-;)

→夕張市で人口減?

→夕張市財政の資金不足が35億に

→夕張市の財政危機報道

→夕張市の財政再建団体入りにみる地方自治とは?

→夕張市長が再建団体申請を表明

→夕張市が「財政再建団体」の道を選択へ

→夕張市の巨額負債問題が発覚!

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クラシック界に「のだめ」特需?

2007-01-18 12:17:38 | 経済

★昨年末に終わってしまったTV番組「のだめカンタービレ」。いつもTSUTAYAで気になっていたおもしろい題名の漫画で、一応少女漫画風なので抵抗があったけど、TVを観てやっぱり借りて読むことに。

 

★これがおもしろい。ある私立音楽大学で繰り広げられるドタバタ・ラブコメディー。のだめが徐々に「自分がなにがしたいか。」を見つけ出しピアノの才能を開花していく物語。千秋とのだめの関係を基本線に話しがどんどん世界に広がり、のだめと千秋はパリに進出。続編に乞うご期待というところまで来ているんだけど。のだめがこれからどこまで大きくなるのか漫画ながら楽しみだぁ~。

  ・・・全16巻

★最終回の日が飲み会で録画しておいたら、札幌から来た人ものだめファンで「今日は、のだめカンタービレの最終回だけど、観れないぁ」とボソっ。早速、飲み会の後、速攻で家に帰り深夜に観終えて、翌日ビデオを贈呈した次第。

★最終回の視聴率は21.7%だったらしいけど、「のだめオーケストラ」のCDが35万枚も売れたらしい。

★こういうドラマを観ると、自分にもなにか隠れた才能があるのでは、と期待してしまうんだけどね・・・。歳も歳だしなかなか難しいけど、「好きこそ物の上手なれ」。一念発起で、なにかにトライしてみたいものだね。

 

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神事と地域資源の活用

2007-01-16 12:26:22 | 経済

●一昨日、寒中みそぎ祭りを見てきました。このお祭りは、木古内町の佐女川神社に伝わる伝統の神事ということで、日にちが固定されています。

●つまり毎年、1月13日~15日に行われ曜日は関係ありません。このお祭りを地域資源として活用する、つまり外から人を呼ぼうとすればやはり、土日にメイン行事が来るようにした方が良いのは確かです。

●そこで、「神事」の意味合いを考えてみたいと思います。神事とは、「神に関するまつりごと、儀式」とされ、宗教に従事する人が行うものと、一般の人たちの行事になっているものがあり、一般の人たちの行事は、生活に結びついており、農業、商売などそれぞれの生業に基づく現世利益、生活の安定を求めるものが多いと言われています。またこの場合には、様々な宗教や土着の信仰などが組み合わさった行事が並列的、複合的に行われることも多いようです。

●そこには、地域に住んでいる人たちが小さいときから育んできた郷土意識や地域への愛着が根底にあると思います。

●江差町の姥神大神宮渡御祭も同様ですが、神事であり地域に根ざした行事であればある程、開催時期を固定していること自体も地域の文化として受け入れるべきものなのでしょうね。

●ただ、それを地域資源として、外の人との交流を活発にしていこうというのは、別の次元で検討することは可能だと思います。「神事」であることを地域の文化である受け入れることを前提として、「地域資源」として活用することはできると思います。

●姥神大神宮渡御祭では、旅行会社と連携して、山車を観光客に引かせるという試みも行われているようです。この観点から寒中みそぎ祭りを見てみると(といっても14日しか見ていないので、的はずれの可能性もありますので、御容赦を)、14日は、函館から行きましたが、町内に入ってからの会場までの表示が不十分。駐車場の誘導もかなりアバウトでした。PR面はあまりお金をかけられないにしても、このようなソフト面はすぐにでも改善が可能だと思います。また、せっかく行っても記念になるようなものがなにもありませんでした(餅まきと富まきで餅と5円玉、50円玉はゲットしましたけど・・・。買う人がどの程度いるかという問題も確かにありますが。)。できれば「神事」らしい物販はあってもいいのかなぁと思ったりしました。

●もう一つ言わせてもらうと、せっかく写真コンテストをやっているのであれば、もっと応募しやすいようにしてはどうかと思いました。「詳しくは、観光協会にお問い合わせください」とか「応募用葉書が必要」とかではなく、観光協会のホームページを見ただけで応募できるようにすれば、少なくとも今の数倍の応募があると思います。

●このお祭りが人に感動を与える素晴らしいものであることに疑いの余地はありません。運営のソフト面を地道に充実させていけば、きっともっと多くの人たちが関心を持って木古内町を訪れるようになると信じています。

→寒中みそぎ祭りに行ってきました(^―^)

 

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寒中みそぎ祭りに行ってきました(^―^)

2007-01-15 10:00:05 | 道南Info

■昨日は、木古内町の寒中みそぎ祭りを見に行ってきました。前々から気になっていたのですが、なかなかタイミングが合わず今回、やっと行けました。

■寒中みそぎ祭りとは、1831年から木古内町で続いているお祭りです。今年、177回目になります。町の中にある佐女川神社に伝わる伝統ある神事で、4人の若者(行修者と呼ぶみたいです。)が豊漁豊作を願い、厳寒の津軽海峡で御神体を潔めまるものです。

■昨日は、3日間の中日で佐女川神社で行修者水ごりをするのがメイン。明日は、みそぎ浜での海中みそぎがお祭りのクライマックスとなります。

■水ごり前に、みそぎ行列が佐女川神社にやってきます。

 

■行列は、佐女川神社に登っていきます。道は、キャンドルで飾られ神社もライトアップされており、幻想的な雰囲気を醸し出していました。

 

■登っていくと、結構な賑わいでした。みそぎ太鼓、みそぎ囃子がやっていて、横では、そばや御神酒、甘酒がナント無料でふるまれていました。私も早速、そばをごちそうになりました。肌を打つ寒さの中、大変おいしかったです。

 

■そして、餅まき・富まき、みそぎ口上の後、いよいよ行修者の登場です。冷水で自分の体を清めるのですが、外は、多分、マイナス5度以下。そこで、水を浴びる?!ちょっと想像できない光景でしたが、4人の行修者はまったく寒いそぶりもみせず、冷水で体を清めます。一人当たり7~8回は水をかけられていました。

 

■4人が体を清めるのが終わると、神社に戻っていきます。今回が初めてだったのでよくわからなかったのですが、清め方が不十分だと、階段の上の本殿に着くと、入り口が閉まってしまうらしいのです。そして、見ていると、閉まってしまいました。

■と言うことはどうなるの?と思ったら、下に降りてきて清め直しという荒行だったのです!4人はまた降りてきて、水で体を再度清めます。

 

■その間、一度も暖を取る機会はありません。その上、途中から雪まで降ってきました。ス・・スゴイ!としか言いようがありません。そして、また本殿に上がって行きました。

■格好いいなぁと思って見ていたら、またもや入り口が閉まり若者4人は三度目の水ごりに。こちらは完全武装なのに寒さでブルブル状態。この若者の気合いを超えた精神力に脱帽です。今度は、自分で水ごりをやっていました。

 

■いっしょに見に行った人たちと話しましたが、想像以上の荒行で、この伝統行事には本当に感動しました。若者たちの真剣な姿に自分たちまで清められた気がします。こんな素晴らしい行事は、ぜひもっと多くの人たちに見てほしいと率直に思った次第です。

■今日は、海中みそぎ。都合のつく方は一度、この若者たちの姿勢をぜひ見てほしいと思います。

 

 

 
 

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道内食率が67%に(^―^)

2007-01-14 16:28:55 | 経済

★「道内食率」とは、道内の米消費に占める北海道米の割合です。一昨年は62%、その前の年は60%。昨年(05年11月~06年11月)はついに過去最高の67%になったとのこと。

★北海道では、1980年度から食味を重視したコメの新品種の開発に取り組み始め、道立上川農試が「きらら397」を開発し1989年度から本格栽培が始まった。「きらら」は、少ないほど粘りが強くなるとされるタンパク質の含有量を減らし、道産米のイメージを一新。1998年度には、さらに食味の向上した「ほしのゆめ」が登場。2004年度には「ななつぼし」。2005年度の道内作付面積はこの3品種で9割以上を占めるに至った。

★過去最低は、1996年度の37%。官民上げての取組が実を結んだ格好。なんとにっても食味の向上したことが大きいと思う。目標はあくまでも80%超え。昨年度は、粘りが強く新潟産コシヒカリなど道外産高級米に匹敵するとされる「おぼろづき」(ブランド名「八十九」)が登場。市場の話題を独占している。



★おぼろづきは、5キロで2,000円くらい。私もずっとほしのゆめ派だけど、今度は、「八十九」にトライしてみようっと。

 

→北海道のお米が好調!

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日本勢 惨敗(・ ・;)

2007-01-13 20:23:25 | スキージャンプ

■ワールドカップやヨーロッパジャンプ週間で不調だった日本勢は、国内のコンチネンタルカップ三連戦の初戦、第二戦と惨敗を重ねている。

■金曜の札幌五輪記念兼コンチネンタル杯ジャンプは、改装された宮の森シャンツェで開催され、今季国内戦2勝と好調の湯本史寿(東京美装)が3位に食い込んだが、着地でテレマークを入れられず、優勝を逃した。着地でテレマークを入れられないとは、「勝つ気あんのか~~」!!!!!(-_-メ)/~~~~~~~~・・・と言いたい。

■最終結果は、

(1)ウォイチェク・スクーピエン(ポーランド)244点(90.5m、98m=最長不倒)

(2)ラクナー(オーストリア)242.5点(90.5m、95.5m)

(3)湯本(東京美装)242点(92m、96.5m)

葛西が6位、本来エースであるはずの岡部8位、伊藤謙司郎(下川商高)は36位、伊東は41位。

◎表彰台の湯本選手

■今日のHTB杯国際兼コンチネンタル杯ジャンプ。札幌・大倉山シャンツェで行われ、海外勢が表彰台を占め、23歳のバスティアン・カルテンベック(オーストリア)が130m、122mで初優勝。岡部孝信(雪印)は131m、121mを飛んだものの飛型点で劣って4位に甘んじた。前日の札幌五輪記念3位の湯本史寿(東京美装)が6位、伊藤謙司郎(下川商高2年)が9位、伊東大貴(土屋ホーム)は28位、葛西紀明(土屋ホーム)が29位。一体どうなっているのか。札幌というホームの大会でしかも格下のコンチ杯。さらにワールドカップに出場していない選手にも勝てないとは。

 

◎4位の岡部選手          ◎厳しい表情の葛西選手

■せっかく世界ノルディック選手権を誘致したのに、あと1ヶ月で立て直せるのだろうか。今、入場券の売れ行きが問題になっているが、日本選手が強ければまったく問題なし。とにかく明日は、最低限、表彰台を独占して世界ノルディック選手権に向けて弾みをつけてほしいものだ。

 

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ロストジェネレーション続編

2007-01-11 23:00:30 | 政治

◆朝日新聞連載の「ロストジェネレーション」。その後は、「愛国世代」、「脱レール世代」、「まじめ世代」と続いている。

◆「失われた10年」の間に地下鉄サリン事件などを経験し「日本」が愛すべき、守るべき存在になっていった「愛国世代」。

◆エリート官僚が他にやりたい仕事をみつけどんどん転職していく「脱レール世代」。

◆就職氷河期に正社員になってもそこには、厳しい競争社会が待っていた。成果主義の中で気がつけば「うつ」状態に陥る「まじめ世代」。

◆ある意味、様々な困難を体験してきた「ロストジェネレーション」。私たちとは異なる価値観、行動様式を持つ、さまよえる世代が生まれつつあるのでしょうか。

→ロストジェネレーションって?

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北海道のアドバンテージその2・・・郷土意識

2007-01-11 22:24:26 | 政治

●全国県民意識調査によると、「○○県が好きだ」という質問項目で、「北海道が好きだ」という率は90.9%。全国の都道府県で第1位とのこと。全国平均は81.4%。

●「『よそ者』というようなことばが、この地域では、まだ生きている」は、23.7%で、全国最低。

●地域を愛する気持は、全国一で、外から来た人も気軽に受け入れる開放的な気質と言えるのでは。これは今まで言われていることを裏付けていると思います。

●夕張市の財政破綻でも、徐々に自立を模索したり、応援しようという動きが出始めました。

●全国の景気回復に取り残された形の北海道。働く場所がなければ地域に残ることはできませんが、こういう気持を持ち続けることが地域再生につながっていくと思います。

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