■侍ジャパンV2おめでとう。ちょっとタイミングがずれたけど、
「感動した!!!」って感じ。
■自分的には、2次リーグの1位2位決定戦くらいから日本の戦力が上向き、準決勝の戦いを見て日本が決勝では圧倒すると見ていたんだけど。投打のバランスがやっと整ったというのと、韓国の相手のベネズエラもアメリカもなんかオープン戦気分でとても気合いの入った日韓を打ち破るレベルに達していないというのはっきりしていて投打の調子の波は日本の方が明らかに韓国の上を行ったからね。もともと韓国は日本に勝った試合でも1試合4安打しか打っていない。韓国も日本の打撃の調子が上がってくれば投手力を考えると劣勢だと思っていたと思う。それでも決勝は接戦になったね。日本は序盤から拙攻が続きなかなか突き放せないうちに9回ついに韓国に追いつかれたという展開。日本はあと1本が出ていればコールド勝ちした試合と同じ展開に持ち込めたところが何回かあったのにね。でもそこが韓国の底力。
■しかし、10回表の韓国の守りは不可解だったね。2アウト1、3塁でイチローを迎える。韓国ベンチのサインは、「くさいところをついてうまくいかなければ無理するな。」。ファーストが1塁ランナーがいるにもかかわらず、ベースから離れたのはサインを先読みして「歩かせるんだろう」ということでランナーが走って1塁が開いてもいいと考えたからか???日本ならあまりないけど。にもかかわらずバッテリーは勝負に行ってしまった。イチローも打ち気にはやりかなりボール球を振ってきたので、打ち取れると踏んだところがあったのかも。ベンチも1塁があいた時点で明確に敬遠しなかったところを見ると、ひょっとしたらアウトにできるかもというどっちつかずの気持ちがあったように思える。最後の最後で、プレイヤーとベンチの気持ちがずれていたようで、この辺が勝負の分かれ目だったんだろうね。韓国の監督は試合後の夜は一睡もできなかったらしい。自分的には、ここで点が取れなくても日本は勝ったと思うけどね。日本と韓国のベンチに残っている戦力に各段の差があったから。韓国は10回の裏の代打で野手を使い果たしたが日本は、阿部や福留などかなりの余力があったからね。
■原監督の選手のモチベーションの高め方も素晴らしかった。最初に選手と集まったときに、「常に前向きの発言しよう」と呼びかけ、選手たちもインタビューをみると、その辺は徹底されていたね。それと選手を信じるということ。私なら、途中でイチローを外していたね。それと、原監督は、とにかく右・左・右~のジグザグ打線好き・・・にもかかわらず準決勝、決勝はそのセオリーを崩して対右投手、対左投手のオーダーを組んできたのも正解。調子のいい選手を適材適所で使うという短期決戦のセオリーを最後に徹底できたのも優勝の要因だよね。
■今回のWBCは日本には次回に向けてもかなりの収穫があった。ダルは100マイルつまり160キロ超え。理由は不明だが、延長10回裏の途中からスライダーの切れが突然良くなったのは不思議。特に最後の1球は、バッターからすると直前で視界から「消える魔球」だった!
■田中も中継ぎとしてそれなりの役割を果たし、しかも2次リーグの韓国戦で1球の怖さも知ったしそれぞれが次は先発でも使えるだけの経験を積んだ。野手は青木が次のリーダー候補に名乗りを上げたしね。後は左右の大砲をどう育てるか。日ハムの中田あたりは4年後にメンバーに名前を連ねてほしいね。
■今は選抜甲子園がやってるし、次はメジャーリーグが開幕、日本プロ野球も始まるっていうことで、楽しみは尽きないね。
■あと一言だけ。ペナントレースは、中日だけは優勝させたくないね。別に中日の選手がいなくてもWBCで優勝できるんだし無理に出てもらう必要もけどさ・・・。