★佐川急便グループの貨物航空会社、ギャラクシーエアラインズの航空貨物便が関西からの貨物を載せ4月4日未明、初めて新千歳空港に到着。同日の午前2時20分には道内の貨物約15トンを積み込んで、羽田空港に飛び立ちました。これによって、首都圏と関西圏との間で翌日午前中配達が可能となるとのこと。
★同社の若佐照夫社長は 「新規貨物輸送便の就航で陸と空をつなぐ一貫輸送が実現し、翌日配送のニーズに応え、地域振興に役立てたい」。と新千歳空港内での就航式で語りました。
★これまで札幌からの宅配便を翌日東京に届けるためには、前日の午後5時までに荷物を貨物会社に出さなければならなかったとのこと。ギャラクシーの新千歳発羽田行の便(出発午前2時20分、到着午前3時50分)では、かなり遅くまで集荷し、東京では佐川急便の陸上輸送網を活用して早朝から配達できるとのことです。
★これからは、新千歳空港と羽田、関西国際両空港間に週6往復の定期貨物便を運航します。宅配便を中心に翌日配達の体制が拡充され、生鮮品を中心とした道産品の販路拡大が期待されます。新鮮さを売り物に首都圏、関西圏での「北海道ブランド」の新展開も期待できそう。
★ちなみに、機体デザインは、社名をあらわす銀河をモチーフに、大空を羽ばたくエアラインというイメージ。
★サッポロビールで、2日から大キャンペーンが始まっているらしい。サッポロビールの缶に付いているシールを6枚集めて応募シールに張って送ると、抽選で北海道の海の幸、山の幸が全国2万人に当たるというもの。
★第一弾と第二弾に分かれていて、第一弾は5月31日まで、第二弾は6月25日~8月31日までとのこと。
★北海道と業務提携して「北海道ブランド」を売り出す協力していこうという活動の一環でもあり、道産子としては、応援していきたいと思う。当分、ビールは、「サッポロ」↓で行くつもり。
→北海道とサッポロビールが連携協定!
●報道によると、北海道洞爺湖サミットの経済効果が379億円と試算された。
●この試算は、北海道経済連合会が行ったもの。開催時の直接的効果が約118億円、観光客増加など将来的効果約261億円の合計でこれは昨年、日本一の北海道日本ハムファイターズが道内で行った日本シリーズまでの64試合の経済効果約222億円(北海道未来総研試算)を上回るという。
●試算は、2000年の沖縄サミットなどを参考にしており、開催費用を警備費140億円、仮設整備費20億円、外交団接遇費15億円、イベント費10円の計185億円と想定している。報道機関の支出を合わせた最終需要額は約189億円で、このうち道内に直接落ちるお金を約84億円と見積もっている。これに雇用者所得増などによる消費拡大を含めると、生産波及効果は約172億円となるという。
●サミット中は観光客が一時的に減少するとしており、沖縄サミットを参考にすると、道央地域を訪れる観光客が16万4千人、消費額が約27億円減ると想定。このマイナス波及効果約54億円を差し引くと、開催時の直接的効果は約118億円となるとしている。
●また、知名度がアップすることで、将来的な経済効果も期待されており、開催後の5年間で、千人規模の国際会議が年4回(消費額約13億円)、観光客が年平均0・3%(同約116億円)増えると想定し、これら将来的な経済効果が約261億円と試算している。
●報道からは、内訳がよくわからないが、サミットが近づくにつれ、警備が厳しくなり、期間中、一定のエリアは立ち入り禁止くらいの感じになるんだろうね。最近の開催時期を見ると、7月が多く、北海道は観光シーズン。サミットによる規制を嫌って北海道の他の地域の観光にも影響が出る可能性もあるかも。それはなかなか数字では計りにくいと思うけど。
●試算では、知名度アップによる将来的な経済効果を約261億円と見込んでいるが、これは約束されたものではない。サミット開催を生かして、いかに国際会議を誘致するかは、国際会議場や宿泊施設の整備といったハード面やコンベンションビューローの活動やホスピタリティなどのソフト面できちっとした取組を官民で計画的に行わなければ効果は出ないもので、今後の取組が重要となる。特に、これからオール北海道でコンベンションビューローとして活動していくスキームが必要になってくると思う。そして、これは観光客増についても同様と言えると思う。
→ついにサミット誘致へ
●その後、函館に戻り平穏な日々を送っていましたが、「Y電気だったらどうだったんだろう?」なんて、週末にふと思い、今日は、函館のY電気へ。
●店に行ってみると、なんと、318,000円という表示。『B電気が268,000円なので、同じでポイントを上げます』的な表示です。思わず「う~ん。」。今の家電の値段ってどうやって決めているのでしょうね。
●自分の買ったTVをじっとみていると、店の人が寄ってきて「なにか説明しましょうか。私は、ソニーの会社のものですから」と言いました。実は、私もあのときは、勢いで買ったのですが、後で冷静になってみてみると、TVの台の安定性がなんとなく気になっていたので、まずは、質問。「このTVで震度5でひっくりかえることはないでしょうか」。ソニーの人は「釧路の地震でも大丈夫でしたよ」と心強いお言葉。色々話しているうちに、自分から「実はこのTVを買っちゃたんです。」と言ってしまいました。そこから、値段の話で、「いくらで買いました。20万円くらいですか」。私、「いえ」。「じゃ18万くらい」。「全然安いです。実は、167,900円でした。」と話してしまいました。ソニーの人はそんなに驚いた風でもなく、「日曜日ですよね。店が目標の売上に達しないとそういうこともあるんですよ。お客さん、いい買い物しましたね。」とあっさり。私が、「なんでそんなに安くなるんですか」と聞いたところ、これまたあっさり「わかりません。でも店同士が競るとあるんですよね」と解説者風。
●ただ、私の買った時間帯が日曜日の午前中だったことには、驚いてました。普通は、日曜日の夕方に目標の売上に届いてない場合が多いとのことです。
●ここからわかることは、ガソリン代かけても、日曜日に札幌駅前で買った方が大型家電は安く買えそうなことですね。地域経済を考えるとなるべく地元で買いたいと思いつつも家計を考えると値段には勝てない。この辺微妙ですね。
■先週末は、札幌に帰りましたが、10年以上観ていたTVのブラウン管が不具合になり画面が真っ黒に!地デジは2011年からなので、だましだまし使っていこうと思っていた矢先にどうしようかなと思いつつ、金曜日の夕方、まずは、商品リサーチに札幌駅前のYバシとBカメラに行ってみました。その時点では、ブラウン管TVを安く買って2011年までつなごうかな、くらいの気持でしたが。
■行ってみると、TV売り場は、液晶TVとプラズマTVの大洪水で、ブラウン管TVは売り場の隅っこにコソっと置いてある状態。とても売っているという感じではなく、「昔、こういうブラウン管を使ったTVがありました」と展示してあるような感じです。液晶TVも単なるハイビジョンからフルハイビジョンまで様々なメーカーで色々なタイプを出しており、まったくどこがどう違うかわかりません。いわゆる浦島太郎状態になりました。
■それでも気を取り直して、Yバシの店員さんに色々根掘り葉掘り聞いてみました。わかったことは既に性能的に差はなくなっており、どのメーカーの画質や色遣いが好きかで選んだ方がいいらしいということでした。ちなみに、フルハイビジョンとハイビジョンの画質の差は40インチ以上じゃないとほとんどわからないとのこと。そして、最後にボソっ。「買うなら土日がいいですよ。」。私が「土曜日と日曜日だとどっちがいいですか?」と聞くと「やっぱり日曜日ですね。」と教えてくれました。
■次は、Bカメラに。エスカレーターで上がると正面にシャープのアクオス37インチ・フルハイビジョンが188,000円で売っていました。色々見た中では、37インチ・フルハイビジョンでは最安値。こりゃいいなぁ~と思いつつ、さっきの店員さんの言葉を信じ取りあえずザッと値段を見て売り場を後にしました。Yバシが帰り道の途中だったので、もう一度寄って、別の店員さんに「Bカメラでこんなのがこんな値段だったよ。」と話したらすぐレジの奥に入りすぐ戻ってきて、一言。「その型はちょっと古いので、うちにはないですけど、これだったら24万円でポイント還元を20%のポイントにしますよ。」と言ってきました。それは、同じアクオスの37インチで最新型。しかも本来10%のポイントのところを倍のポイントを提示してきました。ちょっと心は揺れましたが、お金もないしその日は家路に着きました。
■買うにしても、金額も金額なので、もう少し色々調べてから買おうかなと思っていたのですが、子ども達も液晶TVには関心が高く一度見てみたいということで、日曜日の午前中にもう一回行ってしまいました。
■また、Yバシで色々聞くと、たまたまその店員さんはプラズマTVを勧めていました。若干値段が安めということもあったんでしょうね。その後、Bカメラへ。Bカメラの店員さんに聞くと、「プラズマは夜の場面で画面が非常に暗くて見づらいですよ」とのこと。そして、金曜日に見た188,000円のTVの話をすると、「今、すごく良いのが出ていますよ。40インチで20万円切っているのがあるんです。」ということで、見せてもらいました。それが、ソニー・BRAVIA・KDL-40V2500でした。夢の40インチでフルハイビジョン、しかもほぼフルスペック。確か表示している値段は248,000円くらいだったと思いますが、耳元で「178,000円くらいにしますよ。」と囁かれました。頭の中では、「え~!これはすごい」と思いながら、「待て待て。Yバシにも一応聞いてみよう。」と気持を落ち着かせその足でまたYバシへ。
■YバシのTV売り場に行くと同じものがあり、値段は278,000円。店員さんに率直に、「BカメラでこのソニーのTVを178,000円と言われたんですけど」というと店員はアッという間にレジの奥へ・・・。安くなっても千円くらいかなと思いながら待っていると店員さんが戻ってきてスパっと「167,900円にします。」と一言。
■こうなると、すぐ買う気がなかったなんて気持は吹っ飛び取りあえず買ってから支払いは考えようということで即決。カードで買ったので、ポイントは-2%で8%のポイントでしたが、それでも約13,000円のポイントが別につきました。現物がなく1週間後に家に持ってきてセットしてもらうことにして、そのセット料の2,100円もサービスしてもらいました。
■土日価格があるというのは聞いていましたが、278,000円が167,900円。「すごい」の一語です。平日に、表示価格で買った人がいたらと思うと・・・。
■前にAERAでしたかね?新宿などで家電のディスカウントショップを記者が回って値切る体験記が載っていて、同じ商品で値段が2万円以上の差があった記事が出ていたと思うのですが、それを試しにやってみたんですけど、自分的には、見事にはまったという気持と、札幌もものすごい競争社会になってきたんだなと実感した次第です。さらにヤマダ電気にも回るともう少し下がったかも・・・・。でもガソリン代が出るほどはもう下がらないでしょうけど。
■皆さん、もし機会があったら、トライしてみてください。
■追記:後で、「167,900円」の意味ってなんだろうって気になって考えてみました。16万円+消費税で168,000円なんですよね。想像ですけど、どこかの店で16万円+消費税=168,000円で売っているところがありそれよりも100円引きなのかな~なんて勝手に想像を膨らませたりしましたけど。ひょっとしたら、私が「178,000円」と言ったのを店員さんが「168,000円」と聞き間違えて100円安の「167,900円」だったのか。どうなんでしょうね。
●全国の平均所得で、北海道の追分町が全国9位の一人当たり523万円だったけど、理由はまったく的はずれでした。
●毎日新聞によると、合併前の追分町には、社台ファームの代表と弟が居て、旧追分町の総所得の4割以上を占めるとのこと。両氏を除くと、全道100位以下の水準らしい。
●まったくの推測で失礼しました。やっぱり数字を読むには、裏付けが大事と再認識した次第です。
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■読売新聞によると、北海道索道協会調べでは、索道(リフトやロープウエーのこと)利用者は、ピーク時の1991年~92年(まさにバブル真っ盛り)で917万人。昨冬の利用者は489万人でピーク時の53%まで減ってしまったとのこと。
■公共事業費もそうだけど、ピーク時が明らかな異常値なのに、それをベースに比べるのは実態を正確には反映していないとは思うけど、減っている感じはするね。私が中高生だった頃(30年前?)は、土日に行けばリフト待ちは最低30分。滑っているより、並んでいる方が長かったし、リフトも遅かったしね。今は、ゴンドラや高速リフトで輸送力も格段にアップして待ち時間が短くなった面はあるけど、スキー場がバブル期に増えたから、供給過剰であることは間違いないだろうね。今回行ったニセコでも日曜日の花園スキー場は少し並んだけど、ヒラフはそうでもなかったね。最近は、スキー場の休業や廃止が続いており、徐々に需給関係のバランスがを取られる方向には向かっていると思うけど・・・。
■肝心の需要サイドが「ゆとり教育」で伸びないどころか減る雰囲気が強い。新聞でも指摘していたし、自分も実感しているけど、札幌でも小学校までは辛うじてスキー授業はあるけど、中学になるとスキー授業の時間数を確保できないという理由でやっていないところも多い。うちの場合は、中学でもスキー授業があると思ってスキーを買ったらやっていないかったという悲劇。多分、スキー授業がないとわかっていたら買わなかっただろうね。そして、高校になると、またスキー授業があるところの方が多いけど、今はボードもOKという感じ。小中高でこんなアンバランスを許しているのはどういうことだろうね。
■どう考えても、北海道に住んでいて(一部の地域は除いたとしても)、スキーができないなんてことはどうなのかな。私が小学生の頃はさらに、スケートの授業もあったし、草スケート場も結構あったけどね。北海道でウインタースポーツが盛んなのは、地域文化、オーバーに言えば、北海道遺産といっても良いと思うしスキー復権の仕掛けをなんとしても考えてほしいのだ。
●道とサッポロビールが「食」や「観光」などの北海道ブランドを本州に売り込む目的で、連携協定を結んだとのこと。14日、社長が道庁を訪問。高橋知事と協定書に調印した。協定は、サッポロビールの持ち株会社となっているサッポロホールディングスを含む三者協定とのこと。
●報道によると、今後、「北海道の活性化に向け、連携・協力しながら協働事業に取り組む」ことで合意し、
(1)食のブランド創出
(2)観光振興
(3)環境保全-などで協力することになっているようだ。
●具体的には、サッポロビールでは「ふるさとのために何ができるだろう☆北海道はサッポロビール」を、企業活動のスローガンに設定して、道民投票で選んだ道産食材を2万人に贈る「北海道で日本よ、もっとうまくなれ」キャンペーンを実施するらしい。
●道側は、同社の流通ネットワークを活用して北海道の「食」と「観光」のブランドを本州に売り込みたい考え。
●道は、昨年12月に伊藤忠商事と食や観光を中心とした産業連携を目的に1年間の協定を結んでいるが、今回は契約期間を3年としているらしい。今回は、サッポロビールだけではなく、サッポロビールホールディングスも提携に参加しているので、他の系列会社も実質的に参加すると思われる。かつては、居酒屋にいけば、「サッポロ」、家でも「サッポロ」という感じだったが、最近は様々な種類のビール類が発売されていて、昔ほどのこだわりはなくなってしまったけど、確かに、北海道が発祥のサッポロビールと提携することは意義深いと思う。しかし、地域間競争が厳しくなり、めまぐるしく動く昨今では、結局、1業界の1企業と連携することになるのだから、「北海道ブランド」を最大限売り込む成果主義で取り組んでほしいね。
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●読売新聞によると、シャープが三重県亀山市に進出して3年。今やどこの電気屋さんにいってもデジタル家電では、「亀山ブランド」の液晶TVが売っている。
●昨夏には、第二工場も完成。2005年度の税収増は30億円。雇用は7,200人分も生み出されたとのこと。
●亀山工場誘致の際は、高額の補助金が話題になった。三重県が90億円。亀山市は45億円。報道によると、実際に決め手になったのは補助金ではないとのこと。シャープ側は注目したのは、補助金の金額ではなく、県の意思決定のスピードだった。
●複数の候補地から亀山に決めるぎりぎりの場面で、県の担当者はその席上で知事(当時は、北川知事)にだめ押しの補助金を認めてもらうため、電話した。知事はその場で即決。その後、県議会の反対を押し切って予算を通した。
●三重県は工場進出の様々な行政手続きなどについても企業立地室が一手に引き受けるワンストップサービスを提供したとのこと。
●更に三重県は、誘致企業を絞り液晶、半導体、医療関連などの知識集約産業としたのが当たったようだ。
●北海道も遅ればせながら、平成17年にワンストップサービスをスタート。補助金は上限が37億円。
●三重県に学ぶ課題としては、担当者にどれだけ権限を与えて素早い意思決定ができるかと明確な企業誘致戦略ということになるのではないか。上意下達の行政機関としては、意思決定を早くするのは一番苦手なこと。企業誘致を実現させるためには、他都府県との激しい競争に勝ち残るしかない。他都府県以上の魅力、メリットをどう打ち出すことができるかが成功の鍵となる。
★昨年末に終わってしまったTV番組「のだめカンタービレ」。いつもTSUTAYAで気になっていたおもしろい題名の漫画で、一応少女漫画風なので抵抗があったけど、TVを観てやっぱり借りて読むことに。
★これがおもしろい。ある私立音楽大学で繰り広げられるドタバタ・ラブコメディー。のだめが徐々に「自分がなにがしたいか。」を見つけ出しピアノの才能を開花していく物語。千秋とのだめの関係を基本線に話しがどんどん世界に広がり、のだめと千秋はパリに進出。続編に乞うご期待というところまで来ているんだけど。のだめがこれからどこまで大きくなるのか漫画ながら楽しみだぁ~。
・・・全16巻
★最終回の日が飲み会で録画しておいたら、札幌から来た人ものだめファンで「今日は、のだめカンタービレの最終回だけど、観れないぁ」とボソっ。早速、飲み会の後、速攻で家に帰り深夜に観終えて、翌日ビデオを贈呈した次第。
★最終回の視聴率は21.7%だったらしいけど、「のだめオーケストラ」のCDが35万枚も売れたらしい。
★こういうドラマを観ると、自分にもなにか隠れた才能があるのでは、と期待してしまうんだけどね・・・。歳も歳だしなかなか難しいけど、「好きこそ物の上手なれ」。一念発起で、なにかにトライしてみたいものだね。
●一昨日、寒中みそぎ祭りを見てきました。このお祭りは、木古内町の佐女川神社に伝わる伝統の神事ということで、日にちが固定されています。
●つまり毎年、1月13日~15日に行われ曜日は関係ありません。このお祭りを地域資源として活用する、つまり外から人を呼ぼうとすればやはり、土日にメイン行事が来るようにした方が良いのは確かです。
●そこで、「神事」の意味合いを考えてみたいと思います。神事とは、「神に関するまつりごと、儀式」とされ、宗教に従事する人が行うものと、一般の人たちの行事になっているものがあり、一般の人たちの行事は、生活に結びついており、農業、商売などそれぞれの生業に基づく現世利益、生活の安定を求めるものが多いと言われています。またこの場合には、様々な宗教や土着の信仰などが組み合わさった行事が並列的、複合的に行われることも多いようです。
●そこには、地域に住んでいる人たちが小さいときから育んできた郷土意識や地域への愛着が根底にあると思います。
●江差町の姥神大神宮渡御祭も同様ですが、神事であり地域に根ざした行事であればある程、開催時期を固定していること自体も地域の文化として受け入れるべきものなのでしょうね。
●ただ、それを地域資源として、外の人との交流を活発にしていこうというのは、別の次元で検討することは可能だと思います。「神事」であることを地域の文化である受け入れることを前提として、「地域資源」として活用することはできると思います。
●姥神大神宮渡御祭では、旅行会社と連携して、山車を観光客に引かせるという試みも行われているようです。この観点から寒中みそぎ祭りを見てみると(といっても14日しか見ていないので、的はずれの可能性もありますので、御容赦を)、14日は、函館から行きましたが、町内に入ってからの会場までの表示が不十分。駐車場の誘導もかなりアバウトでした。PR面はあまりお金をかけられないにしても、このようなソフト面はすぐにでも改善が可能だと思います。また、せっかく行っても記念になるようなものがなにもありませんでした(餅まきと富まきで餅と5円玉、50円玉はゲットしましたけど・・・。買う人がどの程度いるかという問題も確かにありますが。)。できれば「神事」らしい物販はあってもいいのかなぁと思ったりしました。
●もう一つ言わせてもらうと、せっかく写真コンテストをやっているのであれば、もっと応募しやすいようにしてはどうかと思いました。「詳しくは、観光協会にお問い合わせください」とか「応募用葉書が必要」とかではなく、観光協会のホームページを見ただけで応募できるようにすれば、少なくとも今の数倍の応募があると思います。
●このお祭りが人に感動を与える素晴らしいものであることに疑いの余地はありません。運営のソフト面を地道に充実させていけば、きっともっと多くの人たちが関心を持って木古内町を訪れるようになると信じています。
★「道内食率」とは、道内の米消費に占める北海道米の割合です。一昨年は62%、その前の年は60%。昨年(05年11月~06年11月)はついに過去最高の67%になったとのこと。
★北海道では、1980年度から食味を重視したコメの新品種の開発に取り組み始め、道立上川農試が「きらら397」を開発し1989年度から本格栽培が始まった。「きらら」は、少ないほど粘りが強くなるとされるタンパク質の含有量を減らし、道産米のイメージを一新。1998年度には、さらに食味の向上した「ほしのゆめ」が登場。2004年度には「ななつぼし」。2005年度の道内作付面積はこの3品種で9割以上を占めるに至った。
★過去最低は、1996年度の37%。官民上げての取組が実を結んだ格好。なんとにっても食味の向上したことが大きいと思う。目標はあくまでも80%超え。昨年度は、粘りが強く新潟産コシヒカリなど道外産高級米に匹敵するとされる「おぼろづき」(ブランド名「八十九」)が登場。市場の話題を独占している。
★おぼろづきは、5キロで2,000円くらい。私もずっとほしのゆめ派だけど、今度は、「八十九」にトライしてみようっと。
→北海道のお米が好調! |
●12月15日、道と総合商社大手の伊藤忠商事が、道内の食や観光を中心とした産業振興を目的に連携協定を締結した。道としては、伊藤忠商事のノウハウや国内外のネットワークを活用するなど両者の有する情報の交換等を通じながら、道産品の販路拡大や道内企業の育成などを図り共同取組が可能な案件の発掘及び具体的検討を行っていく考え。
●伊藤忠州商事のプレスリリースによると、具体的には、共同取組案件として、
(1)食産業の振興
~ファミリーマートを活用した道産品の販路拡大~
北海道では、優れた品質の北のめぐみを「食」のトップブランドとして広く普及させ る取組を進めています。伊藤忠グループのコンビニチェーンであるファミリーマートで 「北海道フェア」などの特集を組み、道産品コーナーを設けて販売し、評価の高いものは常設化していくなど、伊藤忠の国内外ネットワークを活用し、道産品の販路拡大を図る。
(2)中小企業の育成支援
~商社のノウハウを活かした営業力、サービスの強化~
本道企業の営業力やサービスの強化を図るため、北海道が選考した企業について、伊藤忠グループがファンドの活用、研修やアドバイザー派遣などの集中的な支援を行い、 事業拡大のきっかけづくりとする。
(3)地域活性化に関する共同取組
~産炭地域の特産品の売り込み~
炭鉱閉山の影響を受けた空知地域などの産炭地域は、地域の経済・雇用への影響が懸念され、地域の産業振興を図ることが求められていることから、これら地域の特産品について、伊藤忠が行っている道の駅ブランディングの一環である特産品の認定商品化をはじめ、伊藤忠及び伊藤忠グループのネットワークや販売力を活かして売り込みを図り、定番商品化を目指す。
としている。
●伊藤忠商事は、これまで岐阜や福井など七県と同様の協定を結び、商機の拡大につなげているとのこと。道も提携を通じて、人材や資金などが足りないために事業拡大ができない道内企業を国内外にPRし、道内の産業振興につなげたい考え。
●コンビニ全体を見回すと、道内のコンビニ店舗数は、第1位ファミリーマート900店、第2位セブンイレブン829店、第3位ローソン500店、第4位サンクス208店となっておりファミリーマートは10店に過ぎないが、セイコーマートと資本関係にあり、さらにセイコーマートは道内に100店舗を展開しているSPAR、函館市周辺に15店舗を展開するハセガワストア、根室市内に4店舗を展開するタイエーと業務提携あるいは傘下の関係にあるため、これらの提携関係を活用すれば道内一の店舗網とも言える。全国展開という面では、セブンイレブンが11,507店、ローソンが8,366店、ファミリーマートが6,841店、サンクスが6,290店となっており、ファミリーマートの年間売上は約1兆円となっていることから商機の増大という面でチャンスは大きいと言える。
●行政の場合、このような協定を締結すると、締結すること自体が目的化してしまいそこから先の具体的成果にたどり着くことが少ないケースも多い。また、「中立性」にこだわるあまり、単なる情報提供に止まってしまう場合もある。道でこの協定にどう取り組むか、経済部が農政部や水産林務部など経済系の他部局を巻き込んで真剣にやることができるのか単なる情報提供の協定に止まるのか、方向次第で経済が低迷している北海道のモデルケースになる可能性があると思う。
★今回は、札幌に帰った際に琴似のダイエーで買った柳月の白いプリン。これはよく紹介されていますね。
★さっぱりした中に牛乳の味がしっかり感じられます。ヨーグルトも隠し味的な感じでおもしろい舌触りでした。
★一番の売りはシーベリー(サジー(沙棘))を使っていることのようです。ビタミンCたっぷりの白いプリン。値段も210円と手ごろでお勧めの逸品ですね。