●スピードスケート女子団体パシュート。惜しかったね。最大1.7秒の差があったが最後は追い込まれて残り200メートルで0.7秒差まで詰められた。なんとか粘れると思ったんだけど・・・。100分の2秒差は、だいたい20~30センチ差。悔しいね。
●でもある意味、収穫のあった銀。次の五輪では、穂積選手は残るだろうし、小平もいける。石沢も大丈夫だろう。高木も19歳。そして高木の姉も上がってくるし、初代スーパー中学生・高山(現駒苫1年)も出てくるだろうし、4年後の日本女子の中長距離は大ブレークの予感!
●たまたまチラっとみた女子カーリング決勝。カナダVSスウェーデン。第9エンドでラストストーンは、スウェーデン。その時点で4対5で負けている。円にはカナダのストーンが1個。スウェーデンはこれをはじき出せば1点ゲットして5対5のはず。これがセオリーだろう。しかし、スウェーデンの狙いは違った。金メダルを取るためギャンブルに。あえて、1点は取りにいかず、わざとカナダに1点を与え第9エンドを終了。4対6で点差は2点に。スウェーデンは、第10エンドのラストストーンを持つためにあえて第9エンドはカナダに1点を与えた訳だ。ラストストーンを持つ方が圧倒的に有利とはいえ、普通は第9エンドで同点して第10エンドを迎えるだろうね。スウェーデンの賭は成功し第10エンドに2点取り延長戦へ。こうなると、スウェーデンが精神的に優位に立つから、最後はスウェーデンが勝ち越し7対6で金メダル。やはりカーリングは経験がものをいうスポーツだね。
●あるカーリングの専門家から聞いたけど(その人は今回の日本の試合を全部ライブで見たとのこと。)、今回のシートは意識的に、かなりカールしやすい(曲がりやすい)仕上げになっていて、日本の選手はあまり経験のないシートのコンディションだったとのこと。この辺も地元カナダは自分たちに有利なシートに仕上げて常に優位に立つようにしているんだろうけど、これもやはり経験で、どんなシートコンディションでも実力を発揮するだけの積み重ねが日本にはなかったということ。これまでは参加することが目標だった日本が「金メダル」を狙って臨んだオリンピック。金メダルにはなにが足りないか痛感したオリンピックでもあった訳で、これまた次のオリンピックが楽しみになってきた。