ほっかいどう@genki.co.jp

「ほっかいどう」に関わる政治・行政・経済からスポーツまでさまざまなネタをそれなりに語ります。(^―^)

決勝戦の行方

2008-10-06 19:56:47 | 野球

●秋季全道大会のフィナーレとなる決勝戦。いわば守りと機動力の北海学園札幌×強打の鵡川。対照的な2チームの戦いとなりました。

●先攻は鵡川。こういう緊張しがちな試合は後攻よりも先攻を取って先制する方が最近はいいみたいです。鵡川が勝って先攻を選んだのかどうかが気になるところでしたが、案の定、鍵政投手はツーナッシングからファーボールで始まりあっという間の2失点。これが最後まで重たい2点になりました。

●西藤投手は昨日と打って変わって力のあるボールを投げ込み学園打線をことごとく詰まらせ内野ゴロの山。3回までは3者凡退と完全に押さえ込みます。

●鍵政投手も初回こそ緊張と警戒しすぎで制球が若干乱れましたが、その後は安定した投球。両校ともその後は1点ずつ取り合い3×1。後半は学園札幌も徐々に攻め込みますがファーストライナーで2塁ランナーが飛び出しゲッツーになる不運もあり、9回も先頭打者が出塁するもセカンドゴロでゲッツー。最後は三振でゲームセット。両校ともテンポ良く攻めて守り、中身もありながら試合時間はなんと1時間28分。近年まれに見るスピーディーな好試合、いわゆる「ナイスゲーム!」でした。

●鵡川打線はやっぱり迫力がありましたね。3点目は強力クリーナップを押さえた後に6番に3塁打を打たれた失点で威圧感が生んだ追加点と言えそうです。

●学園札幌は西藤投手の球威に負け最後まで捉えられず得意の機動力も十分発揮できませんでしたが、来年の夏に向け決勝戦を経験できたことは大きな財産でしょう。この大舞台でバントをしっかり決めることができたのも収穫です。守備はしっかりしているので、後は格上の投手のときにいかに力負けしないスイングができるかでしょうね。ワタシ的には鵡川よりも伸びしろがあるチームと感じていますので、一冬越えてどこまで成長しているか楽しみにしたいと思います。

●秋の大会に負けたチームはその日から来年の夏に向けて再スタートが切られます。鵡川に負けた北海、岩駒も夏の新チーム発足が遅かったにもかかわらずここまで来ていますので、来年は更にレベルアップした姿が見られるでしょうね。

●鵡川は、現時点では打力が群を抜いていますし、投手も右の本格派が2枚。神宮大会での活躍を期待します。できれば優勝して神宮枠をゲットしてほしいですね。

●学園札幌には勝ってほしかったけど、2000年以来の決勝進出もまたもや敗退。甲子園への道は近そうで遠いですね。選手個々の力は優勝してもおかしくないところまで来ていると思いますが、やっぱり決勝で勝つための「なにか」が足りないんでしょうね。それをこの冬にみつけてほしいと思います。

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秋季全道大会決勝!

2008-10-05 22:52:21 | 野球

●今日は、終日、秋季全道大会準決勝を観戦。第一試合は、函大有斗VS北海学園札幌。序盤は有斗主戦の工藤投手の切れ味のあるストレートの方が学園札幌190センチエース鍵政投手の角度のあるボールを上回るできでしたが、流れで学園札幌が先制。しかし、函大有斗の上位打線の方が振りは鋭い感じ。1番バッターの3塁打で追いつきその後、エンドランを絡めて逆転。学園札幌もすぐに追いつき2対2の同点で延長へ。7回ころから工藤投手は時たま抜ける球が出てきて学園札幌もなかなかとらえきれないという展開でしたが、延長11回。函大有斗の守備の乱れから、3×2で学園札幌がサヨナラ勝ち。

●函大有斗は工藤投手がエースで4番。来年の夏に向け選手層を厚くしていく必要がありそう。学園札幌は工藤投手をうちぐみましたが最後は鍛えた走塁で勝機をつかんだと言えそう。

■第2試合は鵡川VS岩駒。岩駒は4期連続甲子園を狙っています。一方、鵡川は久々に監督好みの重量打線。序盤は鵡川エースが乱調で6×1と岩駒がリードしましたが、ここから、ししゃも打線の真骨頂。4×6と追い上げ岩駒が投手交代したところで4番がいきなりスリーランホームランで逆転。第2試合はホームから外野に向け強いフォローの風が吹いていましたがこれも鵡川に味方しましたね。更に5番も左中間にホームランで一挙に8×6と逆転。その後も岩駒の投手を打ち込み6回までに12×6とリードを広げ7回には、3番西藤がバ117メートルのバックスクリーンを越える特大ホームラン。円山のバックスクリーン直撃はかつて尚志学園のスラッガー浜村が打ったのを見ましたが、越えたのは初めてみました。これで完全に勝負あり。7回裏の岩駒の攻撃は代打攻勢も空振りに終わり試合終了。結局、鵡川の強さばかりが目立つ試合となりました。これで鵡川は北海、岩駒と夏の甲子園出場校をいずれもコールドで撃破となりました。

■明日の試合は、まったく予想できませんが、学園札幌のスモールベースボールと鵡川のビッグベースボールの対決と言えそうです。共通点はどちらも走塁がチョー積極的。ミスも出ますが相手にかなりのプレッシャーをかけていると思います。この辺は香田野球の良い点を受け継いでいるのではないでしょうか。

■投手はどちらもかなりきつくなっているので、継投がポイントでしょう。鵡川は今日、継投しているので結構早めに切り替えてきそうですね。学園札幌は全道大会は背番号10の鍵政のみで勝ち上がっているので、どこで1番の明石につなぐか監督の腕の見せ所でしょう。

■打線は学園札幌はジグザグ打線でバントを多用してきます。鵡川はバントはまずしないのでエンドランを多用します。この辺が決勝戦でどう出るか。鵡川の攻撃ははまると破壊力抜群ですが・・・。今日もエンドランでセカンドライナー・ゲッツーというのがありました。

 

■両試合を見ていると、ロースコアの接戦なら学園札幌、大味の点の取り合いなら鵡川という感じですが・・・。気持的には、夏に北海が優勝したので、秋は学園札幌(旧札商)が勝って、苫小牧勢にここ数年劣勢だった札幌勢の復活をアピールしてほしい気がします。いずれにしても両校とも悔いのない試合をやってほしいと思います。

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