スペインではクリスマスシーズンになるとトゥロン(Turrón)というお菓子があちこちの店頭にならぶ。
中世イスラム政権時代にアラブからもたらされたと言われているこのお菓子は蜂蜜とアーモンドと卵白を混ぜて固めたもので、ちょっと分厚い板チョコのように平たくされて、大抵は箱に入って売られている。
これが出始めると、ああ今年ももうクリスマスが来るのね、ということになるのだ。
たくさんの種類があるトゥロンだが、代表的なのはアリカンテ(Alicante)とヒホナ(Jijona)。
アリカンテはアーモンドの粒がそのまま大胆に、そして思い切り贅沢にゴロンゴロン入っていて、歯ごたえがある。
ヒホナはアーモンドを粉状にして他の材料とともに固めてあり、ねっとりと柔らかくてサクッとしている。
「ねっとり」と「サクッ」はちょっと相容れないような感じがするかもしれないが、これが意外に仲良しなのだ。
他には卵黄のトゥロン、ドライフルーツのトゥロン、チョコレート、生クリーム、ココナッツ…いろんないろ~んな種類のものがスーパーやケーキ屋さんにてんこ盛りになっている。
けれどやっぱり私はオーソドックスな2種がお勧めだと思う。
トゥロンは1cm幅に切って食べるのが一般的だ。
スペインのお菓子はものすご~く甘いものが多い中で、このトゥロンは意外に甘さも控えめ。
ついついお茶請けにどんどんいってしまう。
日本の食品には最近大抵のものにカロリーが記載されているが、トゥロンの箱には書いてない。
知人はこれを食べ過ぎて3キロも太ってしまったという。
恐ろしいことだがおいしいのだ~。
自由に街を歩けてうれしくてつい気もゆるみがちだけど、首絞め強盗とかあるから。
でも首を絞められても命までは盗られないらしいわ。
お金とパスポートね。
マドリッドで家族みんなで新年を迎えいかがですか?
私たちもK県でおばあちゃんを交え新年を迎えまた。
4日に帰ります。
次回の帰国時に会えるのを楽しみにしています。
今年もどうぞよろしくね