スペイン母子家庭生活奮闘記☆毎日ドキドキ@マドリッド

夫の仕事でマドリッドにお引越ししたものの、諸事情によりスペイン内別居生活。
母は毎日がんばるよ!

サン・イシドロって?

2007年06月02日 | スペインを知りたい!

5月15日は祝日で子供たちの学校はお休みだった。
マドリッド市の守護聖人である、聖イシドロを祀るお祭りだ。
祝日といってもマドリッド市だけのことで、スペインの他の都市は通常通り仕事も学校もある。

何か特別な催し物でもあるかと、娘とセントロに出かけてみた。

まずは王宮前のプラサ・デ・オリエンテ(Plaza de Oriente)。
それからプラサ・マヨール(Plaza Mayor)。
あちこちで民族衣装を着た人たちがぞろぞろと歩いていた。
女性は裾にヒラヒラのフリルのついたお人形のようなワンピースに肩から様々な刺繍の施されたショールをかけ、白い頭巾をかぶり、頭のてっぺんに赤いカーネーションの花を飾っている。
男性はグレン・チェックのベストスーツにやはり赤いカーネーションを胸に飾る。

この民族衣装はチュラポ・チュラバと言って、日本で言うならば盆踊りに浴衣、といった感じらしい。
みんながみんなそんな格好をしているわけではなく、おばあちゃんのグループか、小さな子供たちが多い。
若者たちは好き勝手な格好で、でもお祭り気分だけはちゃんと味わう。
でもスペインのおばあちゃんがそんな格好をしていると、なんだかまるで魔法使いのように思えてちょっと怖いんだけど。
「千と千尋・・・」の湯ば~ばにも見える。




プラサ・マヨールにある観光案内所で何か特別な催しがあるか聞いてみた。
マドリッドのあちこちでこの日を中心に数日間様々な催しがあるらしい。
コンサート、お芝居、バレエ、花火・・・・。

「メトロ5番線のマルケス・デ・バディージョ(Marqués de Vadillo)で降りてサン・イシドロ公園に行ってみな。」
観光案内のお兄ちゃんがそう言うので行ってみた。

マドリッドは南に行けば行くほどガラが悪くなるとよく言われるが、そのサン・イシドロ公園もかなりな南。
そんなエリアには足を踏み入れたことがなくドキドキものだったが、好奇心には勝てず娘の手をぎゅっとにぎりしめてメトロを降りた。



すごい人!!
人の流れに身を任せて進む。
その公園がどこにあるかわからないけれど、この流れの果てにあるのだろう。
果たしてたどり着いたのはなんてことはないだだっ広い空き地。
そこに模擬店や移動遊園地などがしつらえられており、子供たちはキャーキャー遊び、大人たちは飲んで食べて喋る。
特になんてことのない集いだ。
でもこれがマドリレーニョには大切なイベントなんだろう。
もしかしたら時間帯によってはもっと何かあったのかもしれないけれど。



インチキミニーちゃんがいた。
いつもプラザ・マヨールのあたりで子供たちに風船を配って小金を稼いでいるんだけど、今日はこっちに出張してきたのかしら。

せっかく遠くまで来たのだし、娘が移動遊園のビニールトランポリンをやりたいというので2.5ユーロ払って入れてもらったら、ものの2分も経たないうちに交代の笛が。
まるでサギじゃんと思いつつも、まぁ祭りだし、と気をとりなおしてまたふたりで元気よくメトロに乗って帰ったのだった。

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2 コメント

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出来のいいミニーちゃん (Q様の妻)
2007-06-04 15:23:00
断然、P国のミニーちゃんよりすばらしい!
帰国間際にお友達の誕生会で登場したインチキミッキーは顔も体も驚いたけど、足がインチキドナルドだった!
それに比べれば、さすがスペイン!水玉模様もかわいいミニーちゃん!

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P国のミニーちゃん~? (マドリのN子よりQ様の妻さんへ)
2007-06-05 05:53:20
それぞれの国のミッキー・ミニー。
泣かせるじゃありませんか。
どこの国でも子供たちのアイドルですよね。
でも我が家の4年生はもう中のアルバイト生の心配ができるようになりましたよ。
「暑そうだよね。」って。

ところで、昨日山形のH先生にスカイプでTelしちゃいました。
いつかKラチ会したいですよね。

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