スペイン母子家庭生活奮闘記☆毎日ドキドキ@マドリッド

夫の仕事でマドリッドにお引越ししたものの、諸事情によりスペイン内別居生活。
母は毎日がんばるよ!

コウノトリって天然記念物じゃないの?

2007年06月04日 | おすすめ~な観光名所

アルカラ・デ・エナーレスに行ってきた。
マドリッドから約30km。
「ドン・キホーテ」の作者セルバンテスが生まれた町だという。
学園都市としても有名である。
高速を飛ばせば1時間もかからずに到着できるし、電車でも簡単に行ける。
この日もふと思い立って、ランチでも食べに行こうとお昼の12時を過ぎてから出かけた。



小さな町。
一番の繁華街だというマヨール通りも、日本でいうと、地方の「○○銀座通り商店街」の雰囲気。

そのマヨール通りに「セルバンテスの家」がある。
セルバンテスが外科医の息子として生まれ、幼少期を過ごした家だそうだ。
中は博物館になっており、彼が生きた時代の家具や生活用品が展示してあり、もちろん著書の展示もある。
入場は無料。
「ドン・キホーテ」の面白さが残念ながら私にはまだよくわからないけど、なかなか感じのいい博物館だった。
中庭部分が吹き抜けになっていて光が射しこんで明るい。
博物館の前で一枚。



博物館を出てその通りにあるレストランに入り、タパスをいくつかたのんで昼食に。
コースでちゃんと2皿食べるより最近はタパスを分け合ってカジュアルに食べるのが気に入っている。
それにその方がずっと安いし。
この日のランチも超満足でお値打ちだった。

ここアルカラ・デ・エナーレスは修道院や教会が多く、ツンツンと高い塔がいくつも立っている。
その尖塔の上に茶色くてモサモサしたでっかい鳥の巣がある。
尖塔という尖塔すべてに。
それだけじゃなくとんがった屋根や煙突や、とにかく高いところには必ずといっていいほどモサモサがある。
そして、その巣の中になんとコウノトリがいるのだ。
あっちにもこっちにも。






歴史的建造物よりなによりその上のコウノトリが気になって、散策のあいだずっと口をぽかんと開けて上を見ながら歩くことになった。
でも日本では絶滅の危機で天然記念物のコウノトリが、こんなにフツーにいっぱいいるじゃん、と思うとなんだか不思議。
種類が違うのかしらん。

はるか高~いところにいてさえ結構大きく見えるのだから、すぐ近くで見たらさぞかし大きいのだろう。
確かに赤ちゃんの一人や二人楽々運べそうだ。