常信院から西に広がる伊那谷を見ると
下の左側の畑の端にお堂と石仏が見える。
お堂には彩色された弘法大師像。
忘れ去られたような佇まいである。
全体が朱に塗られているようで、
膝の部分だけが青くなっている。
台座に「天明六丙午 八月日」(1786)とある。
お堂には
明治四拾参年四月弐拾四日(1910)の金的の額。
お堂の前にあった石仏です。
一面四臂の青面金剛像で彩色はされていない。
足元には二猿。右に聞か猿。左に言わ猿。
右が菩薩の文字塔。「南無観世音菩薩 元禄十一年寅十一月吉日」
左が庚申塔。「奉供養庚申 元禄十二年四月吉日」
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