のろかめ日記 牛窓田舎暮らしと食の話題を中心に。

普段は大阪在住のアラカンおばさんです。週3日お勤めしながら、毎週末、牛窓ポラン亭に通うのが楽しみ。海、山、魚、野菜❤️

のろかめ日記12月31日 年納め

2018-12-31 13:41:32 | 日記
子どもの時は、うちで近所の人が集まってお餅つきをしていました。
大人になって、支援学校に勤めるようになったら学校でお餅つきがありました。

でも最近は久しくなかったのですが、

久しぶりのお餅つき。
しかもかなり本格的です。29日。





ポラン亭主の友だちの友だちのおうちで、古い農村の茅葺き屋根の家。
八塔寺ふるさと村というところにあります。
伝統的な建築物や文化を伝承していこうと村をあげて取り組んでいらっしゃるようです。

お米は一本苗で育て、蒸すのは薪とセイロ、石臼に木の杵でつきます。
白餅以外に桜、よもぎ、大豆や黒豆入りなど、昔ながらの手作りの味を守っています。
家族、親戚、友だち、友だちの友だち(私たち)、大勢で賑やかに。

子供達もつきますが、火の番をしたり相撲を取ったり、畑を探検したりと忙しそうで、大人は缶ビールや湯呑みに注いだ焼酎を片手に、みんな自由です。



何十年かタイムスリップしたような不思議な懐かしい雰囲気の中、楽しく過ごさせていただきました。


映画の見納めは「スタンダード」30日。


写真は今年の2月の完成披露の時のポスターですが、コツコツと各地上映会を経て大阪にたどり着いた、福島原発事故以降の、市民運動の盛り上がりの中での監督自身の成長変化を記録したドキュメンタリーです。

一人の若者が、市民運動だのデモ参加だのには縁なくむしろ孤独な存在から、ツイッターで繋がったいろんな立場や境遇の人と共に、声を上げる大切さを知り、運動を作って行く様子が描かれています。

スタンダードって、自分の価値観で良いんだな、思ったことは誰にも遠慮せず、声に出して良いんだな、と自分を励まして貰いました。
怒ることも、もちろん権利。他人を傷つけたり貶めたりはいけないけど。


上映会の情報もツイッターで周知されたようで、参加者は若い方が多いです。


監督もホントに若くてどこにでもいそうな、普通のお兄ちゃん。

上映後のトークでは、ちょっと頼りない、だから余計に親しみやすい人柄をかもし出していました。

一年の最後に見応えがありつつ後味スッキリの、良い映画でした。
中身はスッキリとはいかない、この国の深刻な未来への不安が描かれているけど、若者も子どもも、私よりずっと長く生きて行くんだから、私も一人じゃないんだと安堵感を得たのです。そして嫌なことは嫌とはっきり表現しながら生きていこうと思いました。

大晦日の今日は、普段やらない冷蔵庫の中の掃除とか、ガラス拭きとか、押し詰まり過ぎてからの迎春準備。




ベランダに置いてたレモンとコーヒーの木は寒さにやられてちょっと心配です。
やっと家に入れて温めているけれど手遅れになりませんように。

まもなく暮れる2018年。元気に過ごせたことが何よりでした。



夕食は在るものナラベルクッキング。シュウマイとたこ焼きは冷凍のを一緒に蒸しました。

まもなく明ける2019年。全ての人に平和で安心な暮らしがもたらされる良い年でありますように。

のろかめ日記 12月25日 ハッピークリスマス

2018-12-25 07:05:58 | 日記
暖かいせいか、クリスマス直前まで街もそれらしい様子が少なかった気がしますが
さすがに3連休はあちこちにサンタさんがいました。

ポラン亭には野菜どっさりのプレゼント。


収穫体験付きです。




白菜の葉っぱの陰で産卵を終えたばかりのカマキリ発見!


無農薬でとても健康な土の畑、野菜は美味しいだけでなく、光り輝いて美しい。

虫たちもここが好きなのですね。



クリスマスディナーは

野菜のゼリー寄せ

自分で収穫したばかりの人参にブロッコリーにカリフラワー。かに缶の塩気と固形ブイヨンを砕いて味付け、おろしニンニクで少しパンチを。


菜花と白菜のおひたし



鯛と牡蠣のアクアパッツァ



ヤンソンの誘惑

これはジャガイモとアンチョビのグラタンですが、昔、厳格な宗教家のヤンソンさんが菜食主義の戒律を破ってまでも食べてしまった、という逸話から名付けられたらしいです。


そしてチキン

スーパーの店頭で、ぐるぐる回るロースターで焼かれていました。丸焼きもありましたが、最後の1匹、予約済みで買えず、モモ焼きです。


バブル期の賑わいを知っている年代の人間として、クリスマスの大騒ぎ的な賑わいは薄れて来たなと思う昨今ですが、やはり、恋人同士も家族も、特別な1日を楽しむのですね。

夕方、年末の節目として洗車をしました。
壁にこすって傷つけてしまったことはあるのですが、大阪と牛窓を1年間無事に往復させ続けてくれた車に、ありがとうと言いながら、綺麗にしました。

隣のブースではカップル。女性は白いコートで、洗車場らしくないスタイル。男性に「もっとちゃんと拭いて」と文句を言われてて、気の毒でした。クリスマスデートが洗車場って思ってなかったんじゃないのかなあ。あの後ドライブで楽しめたのなら良いけれど。

洗車後、ケーキ屋さんの喫茶コーナーでお茶を飲もうと行ってみたら、すごい人だかり。
予約のケーキを取りに来た人たちのようです。
クリスマス期間中、喫茶コーナーは閉まってました。

歌う忘年会やら第九やら、直前までバタバタしてたので私は用意し損ねていたのですが、ポラン亭主は素敵なプレゼントをくれました💘。

トレッキング用のストックです。

歩ける健康を大切に、年末、そして新しい年を生きていきます。

Merry Christmas💕





のろかめ日記12月17日 年末

2018-12-17 20:27:21 | 日記
夏が長く、ようやく冬らしい寒さがやって来たら
もうクリスマスや年末が近いですね。

ライトアップ準備中のサンタ。普段はただの時計台です。

オペラに出た時の仲間に誘われて歌う忘年会。


イタリアンレストランで忘年会をしましょう、
ピアノのあるお店だから一曲何か歌いましょう、という企画。
すっごいピアニストを呼んでくれていました。高島春樹さん。
楽譜を送って当日伴奏合わせ一回で、夢の世界に連れて行ってもらえました。
気楽な会だから暗譜しなくても良いよ、と言ってもらったけど
頑張って覚えるべきでした。
言葉の表情に集中したらもっとピアノを楽しんで歌えたのに。
横着した自分を叱咤したい。
写真撮ってもらったのに眼鏡だし譜面で顔隠れるし。
お客さんに目合わせず歌うのも失礼な気がするし。
後悔です。

それでも終わってから味わった食事はとても美味しかったです。





今年はオペラに歌う忘年会、第九と歌う機会をいただいて
やっぱり私は歌が好き!と思いました。
残りの人生少しでも上達できるように努力しようと思います。

ポラン亭には元同僚が遊びに来てくれて、牡蠣パーティです。



生牡蠣、蒸し牡蠣、焼き牡蠣に加えて、春巻き、豚肉巻き焼き、グラタンと牡蠣づくし。
加えて牛窓名産の白菜のおひたし、赤カブの甘酢漬け、猪のシチューなどでお腹いっぱい!
こうやって一年を幸せに終えようとしていることに感謝です。

鬼ゆずに地元産みかん。



冬の楽しみ、柑橘類。
今週末は冬至です。

のろかめ日記12月3日 哲学ウォークと大根まつり

2018-12-03 13:54:49 | 日記
時々映画を観に行く新梅田シティにはクリスマス時期に大きなツリーやマーケットができます。今年も。



もう今年も1ヶ月を切りましたが、冬とは思えない暖かさが続いています。
土曜日、よく行く牛窓のオリーブ園の哲学ウォークというイベントに参加しました。



哲学ウォークとは、くじで引いた哲学者の言葉と歩く道上のスポットを関連付ける言葉や考えを、他の参加者に告げ、質問を受け、答えを考えるため自分と対話しながら最後まで歩くと言うものです。


私の言葉はこれでした。プラトンの言葉。

オリーブ園の整備された散歩道にゴミひとつ落ちてないなあと思いながら歩いていると自律心という言葉が浮かびました。


ゴミはお持ち帰りくださいとか、不法投棄ダメとかの看板を山道で見かけることが多いけれど、ここにはそれもない。でも誰もゴミ捨てないのは、みんな良心的なんだなあと考えたのです。

参加者の皆さんからいろんな質問が出て、その中から「あなたは自律していますか」の答えを考えて歩きました。

気が小さいというか怖がりな性分の私は、違反ということは滅多にしないし、非難されることもあまりない方だけど、それって自律って言えるのかな?
結局自分が自律できてるかどうかわかってないという結論ですが、これが哲学かどうか、ともかく、自分のことを歩きながら考えるのは楽しかったです。


よく行くのに歩いたことのない道が綺麗でした。

この日のディナーは

金目鯛と牡蠣の蒸し物


カブの酢猪。酢豚ではなく。


牡蠣とキノコのアヒージョ。

美味しいけどちょっと野菜不足と反省。

そして翌日は

近所のお寺の大根まつり。
野菜の産地ならではの良いお祭りです。
ご祈祷を受けた大根の煮物を買って帰り、健康を願って食べます。






今年も元気に締めくくれますように。