霧氷を、生まれて初めて見ました。
2月17日、三重と奈良の県境にある高見山(標高1248メートル)に登りました。
朝8時過ぎ、車でいらっしゃる友人ご夫妻と近鉄榛原駅で待ち合わせ、そこから30分少しのたかすみ温泉へ。
広い駐車場があり、登山道入口にもなっているのですが、今回はここを終着点にするべく、車を置いて村営のコミュニティバスで山裾をぐるっと回り反対側の登山道入口へ。
10時頃、歩きはじめてすぐ
小さな祠があって、鎌と鯛が飾ってあります。
山と林業の安全を祈る為でしょうか。
天気予報では寒いと言ってたけれど、歩いてると汗をかくくらい、汗が冷えたらダメだと服を一枚脱ぎました。
途中までは雪もまったくないです。
歩きやすい良い道。しんどいですけど💦。
頂上まであと300メートルとの標識から、雪や頭上高くに霧氷が見えはじめました。
登り3時間ほどで頂上で、急に反対斜面が開け
霧氷❗️霧氷❗️霧氷❗️
疲れを忘れて写真を撮っていると
風が出てきて寒い❄️。
急いで展望台の下の避難小屋に入ると、先客が3人いらっしゃり体温で暖かい。
それでも
マイナス2度でした。
ここで昼食に持参したおにぎらずを。
卵焼き、ハムステーキ、菜の花のお漬物、を具にして、明太子ふりかけとマヨネーズをご飯に乗せてサンド。巻き寿司用の海苔で包んで半分に切ります。
ご飯とおかずを一緒に、片手で食べられるし、ラップに包んだだけで持っていくとゴミも少なく山にはピッタリです。
食べたら元気出るけど、じっとしてたら寒いし、下山開始。
温泉を目指します♨️。
小屋を出たところで霧氷に触ってみました。
カサッとした感じ。
かたくも冷たくもありません。
氷や雪とは全然違うフリーズドライです。
けっこうしっかりついていて、簡単には取れません。
そうしてる間にも
風が強くなって、道が凍りはじめてます。不安定な足元、疲れ、寒さでよろけます。
前の日、スキー用の手袋を探したのだけど見つからず、100均のニット手袋を着けた手がかじかんで感覚がありません。ストックが握れないし、凍傷で指が千切れる、、、と一人パニック🤯。
見かねたポラン亭主が「冬山を舐めてる」と怒りながら手袋を取り替えてくれました。
良いのは暖かいですね。装備は大事。
下り道は膝や腰、筋が突っぱって痛みます。
どんどん下って、もうだいぶ来たはずと思ってもあまり距離は行ってません。
そこに見事な大杉。
写真撮ろうとスマホを出してビックリ‼️
バッテリー残量1%😵。
写真どころじゃない、壊れるやん!と電源を切りました。
全エネルギー放出して寒さに耐えてたのでしょうか。
私の身体も限界に近かったので、これ以降写真撮る元気は無かったですが、絶景スポットも温泉も打ち上げの居酒屋さんも写真無くて残念です。
普段は何気なく使ってる電気製品(スマホもデジカメも)って低温に弱いですね。
温める工夫が要ると思いました。
そこからさらに下る、下る。
ヨレヨレになって温泉に着いたのは4時半頃でした。
貸し切り状態でゆったり良いお湯に浸かり、心身ともに回復して500円です。お値打ちです。
そして榛原駅近くで見つけた居酒屋さんで打ち上げです。
街に戻っても寒いです。
ビールはやめて熱燗、ハンドルキーパーの奥様はゆず茶で乾杯!楽しく美味しく食べて飲んで、盛りあがりました。
筋肉痛はまだ治らないけど、思い出すと夢のように素敵な1日でした。