庭で、一人遊びをしてと庭続きの家に、ヨチヨチ歩きぐらいの赤ちゃんの子守りをしながら、
窓の外を見てるオネエサンの姿が見えました。
オネエサンは大人のオネエサンに見えましたし、、、避けるような感じでした。
ある時、虫眼鏡で太陽の光を集めて紙を燃やしてたのだけ、はっきり覚えています。
その赤ちゃんは、弟より一つ上。オネエサンはユリちゃんだって聞きました。
この時、私は祖母の家に来て間もない頃、4歳ぐらいと言うことになります。
そのうち、その家にお父さんとお母さん、ヨシノブちゃんってお兄ちゃんが居て
その下に私の一つ下のカズキちゃん、負けん気の強い子でした。
赤ちゃんはテッちゃん。ちょっと頼りない子でした。だから、いっつもカズキちゃんが庇っていました。
弟は、齢が近かったので下の二人とよく遊んでいました。
ヨシノブちゃんが就職したって聞きました。気が付いたら、ユリちゃんも居ませんでした。
私が高校生になり、カズキちゃんも家を出て、
私も家を出て洋裁学校に入りました。弟も進学して、、、、
テッちゃんが悪い仲間に入ったと聞きました。
決して悪い子じゃなかったのに、良い子でした。なのに、、、
結婚した頃、母からユリちゃんの事を聞きました。
「金沢で甘味屋さんを出したんやて」
良く行く場所でした。一度入ってみたことがあります。
ユリちゃんと思われる人は、私とそんなに齢が違うとは思えませんでした。
あの時ユリちゃんは、中学生ぐらいだったのかも、
オジサンもオバサンも働いていました。末っ子の面倒を見る人が居なかったのでしょう。
学校も行かずに子守りしてて、だから、家の中でひっそりと、
後で感じたことです。
お店でのユリちゃんはテキパキと愛想よく、お店の切り盛りをしていました。
声は掛けませんでした。だって、話したことも無く、知らないうちに居なくなっていたのです。
ヨシノブちゃんやカズキちゃんも立派にやってる。って、聞きましたが、
テッちゃんのことはそれっきりです。
今日も、コメント欄は閉じておきます。