アルバムを整理してたら、祖母の葬儀の時の写真が出てきました。
離れて暮らしていた祖母の孫たちも、5月の連休に見舞いが出来、
唯一他所で暮らしていた娘である伯母も、最期を看取ることが出来ました。
見事な92歳の大往生でした。
今はこんな片田舎でも、セレモニーホールでの葬儀も珍しくなくなったですが、
30年前は、土葬でしたから棺を載せた車を引いてお寺までも道を
家族親族、列を連ねて歩きました。(家族は素足にワラジ履きで)ゆっくり、ゆっくり生きます。
足にワラジが痛かったこと、お寺のお庭で見守る会葬者の前をグルグル回ったことが、思い出です。
子供たちは、お菓子の入った袋が付けられた竹ざおを持って先頭を行きます。
親戚や近所の子供たちに頼んで持ってもらうのですが、
子供たちは、これが楽しみのようです。
下の息子が舅(チチ)に連れられて行った葬儀で、この役目をちょうだいし、
幼稚園に通いだしてた上の息子が、「僕も出たかった」と僻んでいました。
祖母の時は、姪も含めて揃って参加。 竹ざおから、袋を外して貰っています。
実は3日朝にワンコ18歳で亡くなったのです。
その前1週間ほど、水も受け付けなくなっていました。
姑(ハハ) は気が付かず、ソラジも知らせるタイミングを計っていたようです。
結局、お昼過ぎに自分で見つけて知らせてきました。
「あんなとこ(ディサービス)行ってたから、死に目に会えなんだ」
暮れから4日間、ずっと家に居たのに、、
ああすれば良かった、こうしてたら、、などと繰言に、義妹が付き合い宥めます。
ソラジは、「言っても仕方の無いことを」と、怒ります。
朝から気にもかけずにいたのに、、、と、しらける私。
ソラジが世話をしていました。目も見えなくなっていたようです。
耳も、、、そして立つことさえ出来なくなったワンコを床ずれさえも作らずに
世話をしてきたのはソラジです。
ワンコのものは殆ど処分しましたが、いた頃の名残を少し残しておきたいようです。