今日のクイズは賞品(バナナ)が懸かっていましたよ。
いい大人がバナナを賭けて一生懸命考えました(^^;)
先生が自腹を切って,2種類のバナナを用意してくださっていました。
♪バナナクイズ♪
Q1 次のうち一番栄養価の高い果物はどれでしょう?
①バナナ ②りんご ③みかん ④メロン
Q2 日本が輸入しているくだもので一番輸入量(トン)の多いのはどれでしょう?
①パイナップル ②バナナ ③オレンジ ④グレープフルーツ
Q3 バナナが収穫される時期はいつでしょう?
①春 ②夏 ③秋 ④四季を通して一年中
Q4 世界でバナナの生産量が一番多い国はどれでしょう?
①フィリピン ②エクアドル ③ブラジル ④インド
Q5 世界でバナナの輸出量が一番多い国はどれでしょう?
①フィリピン ②エクアドル ③コスタリカ ④インド
Q6 日本はバナナをどの国から一番多く輸入しているでしょう?
①フィリピン ②エクアドル ③インドネシア ④台湾
Q7 フィリピン産のバナナが日本に大量に輸入されるようになったのはいつごろからでしょうか?
①60年前 ②30年前 ③10年前 ④5年前
Q8 バナナのラベルは何を意味しているでしょう?
①産地 ②生産者の名前 ③会社 ④品種
正解は明日以降のコメント欄で。
【受講生の意見と先生の考え…先週の課題から】
1 なぜ私たちはバナナを安く買うことができるのか?
大量生産,貿易の自由化という意見多数。
でも,他のくだものよりバナナが圧倒的に安いのはこれだけの理由ではないはず…
「現地の人が低い賃金で働かされているから」ですよね。
2 フィリピンが「バナナ植民地」と呼ばれるのはなぜか?
植民地を「ある国から経済的,政治的に支配されている地域」(武力によって獲得した領土)
と定義すると,「バナナ植民地」はバナナによる支配・従属関係を意味します。
フィリピンのバナナ労働者は,アグリビジネス企業によって従属させられ,自分たちの意志でバナナを栽培ができません。
バナナ労働をやめても他に仕事がないため,低賃金でもバナナ農園で働かざるを得ない状態と言えます。
支配者…アグリビジネス企業(米・日)
従属 …バナナ労働者(フィリピン)
「安いバナナが買いたい」「安いからバナナを買う」日本の消費者によって,支配者であるアグリビジネス企業も
「ビジネス」として成りなっているので,安いバナナを買う私たち日本人も支配者と言うことができると思います。
ものを買うときには,それを作った人々に思いを馳せる…そんな習慣を身につけたいと思いました。
それでは,バナナ植民地でなくなるようにするためにはどうしたらいいか?
受講生の意見を大まかに分けると
① バナナ以外のものを作る,農地改革,農薬の減少,人権の尊重,政府がしっかりする
賃金の向上…etc.
② 国際援助
③ 消費者日本人が事実を知り広める
という意見に分かれたそうです。どれも間違いではないのですが,違いが分かりますよね。
人ごとではなく,自分のこととして考えるかどうか。→フェアトレードで新しい社会をつくろう!
さて,先生が用意してくださったバナナ。
6問以上正解した人はバナナがもらえたので,取りに行ったのですが,見た目がきれいなバナナから
先になくなっていきました。残ったのはちょっと小さくて黒い斑点(スイートスポット)がたくさんあるバナナ。
一つは5本で100円のDoleのもの(フィリピン産),一つはフェアトレードで入手した5㎏3500円(1本約70円)
フィリピンのバランゴン・バナナだったんですが,どちらが先になくなったか分かりますか?
そう,Doleのバナナ=フィリピンの人が低賃金で働かされて作った+農薬たっぷりのバナナ だったんです。
何も情報がないと,安くて見た目がきれいなものを求めるのが普通だと思います。
情報が与えられたとき,見た目は悪くても(バナナは黒い方がおいしいんだけどね)
高くてもフェアで安全なものを選ぶ人が多くなったとき,世界の経済は変わるでしょう。
世界の多くの「貧しさ」は自分たちが生み出したものではありません。
怠けているから,能力がないから貧しいのでもありません。
貧しさは,富を得ようとする者によって作り出されるのです。
アメリカ(だけとは限りませんが)に世界の富が集まる仕組みになっている…
と昨日のニュース23でも言っていましたが,この構造を,富に対する意識を変えなければ
世の中は変わらないと思いました。
今,うちにある1本20円のバナナを見ながらとても複雑な心境です…
いい大人がバナナを賭けて一生懸命考えました(^^;)
先生が自腹を切って,2種類のバナナを用意してくださっていました。
♪バナナクイズ♪
Q1 次のうち一番栄養価の高い果物はどれでしょう?
①バナナ ②りんご ③みかん ④メロン
Q2 日本が輸入しているくだもので一番輸入量(トン)の多いのはどれでしょう?
①パイナップル ②バナナ ③オレンジ ④グレープフルーツ
Q3 バナナが収穫される時期はいつでしょう?
①春 ②夏 ③秋 ④四季を通して一年中
Q4 世界でバナナの生産量が一番多い国はどれでしょう?
①フィリピン ②エクアドル ③ブラジル ④インド
Q5 世界でバナナの輸出量が一番多い国はどれでしょう?
①フィリピン ②エクアドル ③コスタリカ ④インド
Q6 日本はバナナをどの国から一番多く輸入しているでしょう?
①フィリピン ②エクアドル ③インドネシア ④台湾
Q7 フィリピン産のバナナが日本に大量に輸入されるようになったのはいつごろからでしょうか?
①60年前 ②30年前 ③10年前 ④5年前
Q8 バナナのラベルは何を意味しているでしょう?
①産地 ②生産者の名前 ③会社 ④品種
正解は明日以降のコメント欄で。
【受講生の意見と先生の考え…先週の課題から】
1 なぜ私たちはバナナを安く買うことができるのか?
大量生産,貿易の自由化という意見多数。
でも,他のくだものよりバナナが圧倒的に安いのはこれだけの理由ではないはず…
「現地の人が低い賃金で働かされているから」ですよね。
2 フィリピンが「バナナ植民地」と呼ばれるのはなぜか?
植民地を「ある国から経済的,政治的に支配されている地域」(武力によって獲得した領土)
と定義すると,「バナナ植民地」はバナナによる支配・従属関係を意味します。
フィリピンのバナナ労働者は,アグリビジネス企業によって従属させられ,自分たちの意志でバナナを栽培ができません。
バナナ労働をやめても他に仕事がないため,低賃金でもバナナ農園で働かざるを得ない状態と言えます。
支配者…アグリビジネス企業(米・日)
従属 …バナナ労働者(フィリピン)
「安いバナナが買いたい」「安いからバナナを買う」日本の消費者によって,支配者であるアグリビジネス企業も
「ビジネス」として成りなっているので,安いバナナを買う私たち日本人も支配者と言うことができると思います。
ものを買うときには,それを作った人々に思いを馳せる…そんな習慣を身につけたいと思いました。
それでは,バナナ植民地でなくなるようにするためにはどうしたらいいか?
受講生の意見を大まかに分けると
① バナナ以外のものを作る,農地改革,農薬の減少,人権の尊重,政府がしっかりする
賃金の向上…etc.
② 国際援助
③ 消費者日本人が事実を知り広める
という意見に分かれたそうです。どれも間違いではないのですが,違いが分かりますよね。
人ごとではなく,自分のこととして考えるかどうか。→フェアトレードで新しい社会をつくろう!
さて,先生が用意してくださったバナナ。
6問以上正解した人はバナナがもらえたので,取りに行ったのですが,見た目がきれいなバナナから
先になくなっていきました。残ったのはちょっと小さくて黒い斑点(スイートスポット)がたくさんあるバナナ。
一つは5本で100円のDoleのもの(フィリピン産),一つはフェアトレードで入手した5㎏3500円(1本約70円)
フィリピンのバランゴン・バナナだったんですが,どちらが先になくなったか分かりますか?
そう,Doleのバナナ=フィリピンの人が低賃金で働かされて作った+農薬たっぷりのバナナ だったんです。
何も情報がないと,安くて見た目がきれいなものを求めるのが普通だと思います。
情報が与えられたとき,見た目は悪くても(バナナは黒い方がおいしいんだけどね)
高くてもフェアで安全なものを選ぶ人が多くなったとき,世界の経済は変わるでしょう。
世界の多くの「貧しさ」は自分たちが生み出したものではありません。
怠けているから,能力がないから貧しいのでもありません。
貧しさは,富を得ようとする者によって作り出されるのです。
アメリカ(だけとは限りませんが)に世界の富が集まる仕組みになっている…
と昨日のニュース23でも言っていましたが,この構造を,富に対する意識を変えなければ
世の中は変わらないと思いました。
今,うちにある1本20円のバナナを見ながらとても複雑な心境です…