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ビックモーターズの反社会的な経営が紙面を賑わして、間もないのに、
今度は、ダイハツの会社ぐるみの不正検査が明るみに出た。
全工場の生産停止に追い込まれるほど、結果は重大で、愚かな経営だった。
社会の眼がこのことに気がついて良かった。
そこに購買者に対する安全意識はない。
何をもって完成車と思えたのだろう。
購買者に対する生産者の裏切りである。
こうした組織内正義が大メイカーで罷り通っていた事に、
全くうんざりする、またも、経営はすまし顔で反社会的になる。
企業経営は、時として安直なその場凌ぎ、言い訳を選ぶのだ。
“ごまかし“が、
会社に重大な損害をもたらした数々の先例を知らぬ筈が無いと思われるのにだ。
学習能力がない。大組織には腐敗菌が潜在している、という証明である。
今回の結果は、様々な協力会社にも大きな影響を及ぼしてしまう。
経営とは、時の幹部の社会不正義であっさり破壊されていくものなのか。
厳しい生産ノルマだという言い訳だろう。
それを逃げ場にしないのが、経営の知恵ではないのか。
でも、誰かが言い始めた、やり始めた、そして慣行になり、工程は変質されて、
断ち切る事ができてない。幹部の意思も社員の告発も発揮されなかった。
またぞろ経営陣が企業を潰す。
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