世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

案外イイ・・

2017-07-13 | 迷想が誘う寸言もどき

📌

海を見て、思いの豊かな人なら、きっと海の広がりや深さや、

波の遠い向こうを様々な思うだろう。

海のなかを覗きたいと思ったり、

漁を思うかもしれない。

私は、波打ち際に立っても、いつもすぐ飽きる。

かぎりない広がりに、いっとき気持ちをもっていかれるが、

ざわざわとした波の動きと潮の香りを感じながら、

まもなく退屈する。

焦点を合わせようもない白紙の平面を眺めているような感覚に

なってしまう。

 

📌

どこを向いても起伏の多い山がいい。色も匂いも豊かだ。

焦点を合わせたいところが次々とある。

山は遠くから見ても中に入っても興味が続く。

 

📌

世の動きの真ん中に潜り込むより、外野席で見るほうが多い。

訪れた非日常の旅先で、

都合良く観察してしまいがちな旅人の目である。

渦中に入らないので、熱気も興奮も苦心も体感しない。

そう、外にいることはつまらないのである。

省みれば、ずっとそんな過ごし方である。

同じ伝か、チームや団体で作り出す躍動にも興味がうすい。

スポーツでも個人競技にずいぶん関心がいく。

プレイヤーであったことが少ないという薄味も、存外いい。

だが、渦中にある方が人生に正解なのだろう。

渦中の感動こそ味が濃い。濃すぎて水が欲しくないですか。

 

山並みの景観がイイ

高い空を見るのがイイ

ゴルフがイイ

競技で人の走る姿を見るのがイイ

見知らぬ場所を歩き回るのがイイ

賑やかさも悪くないが、独りでも退屈したことがない

賑やかな人もいい。静かな人もいい

一番いいのは、おさなごの笑顔だ。

 

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