明日のカープ

広島東洋カープの昨日・今日・明日を見つめます

見るに堪えない試合

2013-06-29 08:39:23 | 2013年
6月28日(金) 甲子園
広島 4 - 7 阪神
武内、今井、河内、●ミコライオ(2勝3敗13セーブ3ホールド)

 前半、というか終盤までは完全にカープのペース。前日の一発攻勢とはうって変わって繋がりのある野球。2点リードの6回にはヒットで出塁した丸がすかさず盗塁、その後松山がタイムリーと、本来やりたい理想的な野球。

 1点返された直後にもタイムリーが飛び出すなど、8回表を終わって4-1でリード。
 
 しかし、ここから一気に転落。原因はよくわからない。先発した武内は6回までヒットを許さず7回1失点の好投。プロ初勝利の権利も得た。しいて転落の原因を挙げれば好投の武内を降板させたことか。
 8回、代わった今井が1死からヒットを浴びる。2軍に落ちた今村に代わるセットアッパーとして期待している投手だけにこのイニングを任せるのかと思ったら、代打の桧山に対してサウスポーの河内にスイッチ。河内が桧山に四球を与えたところで今度はミコ投入。投手起用が後手後手というかズタボロになっている。
 どっしり構えとけばいい試合を自分達でややこしくして、自分達で手放している。

 その代わったミコが次のバッターを一塁ゴロに打ち取るが、ダブルプレイを狙った松山が2塁に暴投で2点目。さらに続くバッターのセーフティバントを処理したミコが2塁へ送球、完全にアウトのタイミングだが、これをショートの安部がまさかの落球…。

 ボロボロに乱れた後はミコぷっつん。2本の長打タイムリーを含み合計6点を奪われる。ナイスゲームは一転最悪の試合に。

 恒例の野村語録。「状況を把握したプレーをしてくれないと。情けない。」

 その選手を使っているのはあなたです。守備に不安を抱えながらも打撃重視のメンバーにこだわり、守備面をないがしろにしてきたのは誰でしょう?ミコ投入と言うことであれば当然逃げ切りをはかるわけで、その時点で守備固めの選択肢はなかったのか。この日1軍に昇格させた木村省吾は何のため?
 当然こういうこともありえると言う予想は誰でもつくはず。それでもこういうメンバーにこだわってきたのだからある意味仕方ない。それを選手のせいにして、メディアに対して発言するなんぞ言語道断。

 この試合を落とすようでは監督としての手腕がないことに等しい。

 むしろ「情けない」のは指揮官自身です。


カープはこれで4位転落。6月にして早くも自力V消滅…。
 

28勝39敗1分

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