☆農園ビギン☆~笑う門にはイモ来たる~

新潟小千谷市で野菜の直売とサツマイモお菓子を作る農園ビギンのつぶやきブログ☆

新しい一歩へ

2011年03月21日 | 農園ビギンでは
昨日
地震から10日が経ちました!!!!

まだまだ全容が明らかになることはなく、必死でみんなが戦っています

そんな中、80歳のおばあちゃんと16歳の少年の救出があり、行方不明の家族を待つ人へ希望の光が与えられました

立ち止まってはいられない

みんな動きださなくちゃ

前を見て
一歩ずつ・・・

農園ビギンに避難しに来ていただいているご家族の方から
こんな嬉しい言葉をいただきました


「あなたの笑顔は周りを明るくしますね」


なんだかね
とーーーーーーーーーーーっても嬉しかったんです

私にできること=得意なこと

なんだろ?
お料理を作ってふるまうことかな


お魚を買ってきて、いろいろ差し入れしたり

我が家でも近所の人が集まって「励まそう会」という名の宴会


私にできること=お酒を一緒に飲む??

あは^^;
これって自己満足


だからね
そのお言葉は本当に本当に嬉しかった

私にできること=笑っていること
それでもいいのかなって。

いまだにテレビやネットからの情報を見るたび、一人で泣いています・・・
そんなことを社長に話したら

「同情するなら仕事せえって言われるぞ!
あんたは笑うのが仕事!!!」(いや、農家です・・・

そんな風にも言われましてね

長い長い復旧、復興に向けて、私はなるべく前向きに前を見て笑っていこうと思ったんです

12日から地震の情報発信に・・・と
今までのさつまいも洗脳ブログではない形で毎日綴ってきました。

くだらないネタは自粛


でも
少しずつ、少しずつ元の農園ビギンブログに戻していこうと思います☆

だって
農園ビギンとしての動きを止めてはいけないから

四季を通して、農園ビギンを、農業を、そして愛するさつまいものことを伝えていきたいから

まだまだ語彙力のない私の文章は不快な表現もあるかもしれませんが、どうぞこれからも温かい目で見て、応援してください<m(__)m>

改めて
よろしくお願いします


昨日電話をくれたsatoさんは
「私にはなにもできないけど、できること、得意なことっていったらおしゃべりだから
と、いってくれたのが可愛かったです

転ばぬ先の杖・・・の大切さ

2011年03月21日 | 農園ビギンでは
「転ばぬ先の杖」
これって
何かを始める前には、失敗しないように準備や用意をしっかりするのがよいということ!!!!
という意味ですが

私のようなおっちょこちょいにとって、これって鉄則

今、起こっている「買い占め」だってきっと慎重さが招いたもの。

でも
今回被災した方にとって、そんなこと不可能だったんじゃないかな?

ちょっとした旅行にだって、うっかり忘れもの・・・なんてよくあることだし、それが必要になって、改めてない時の不自由さを知る。
用意周到、準備万端、でありたいけれど、そうはいかないものなんです

そして、それって人によって大きく異なるということが、今回の震災で感じました。

自分が育児中の時は救援物資としては紙オムツ、子供服、おしり拭き、ミルク・・・が気になったけど、今はもうすっかり手元になくなって、需要もなくなってます。

農園ビギンで働くようになって、できること=食料の供給が真っ先に思いついたけど、その当時は考えられなかったな・・・

立場に応じた必要なもの。
それって、本当にその立場を経験した者しかわからない・・・
そんなことがありました。

一本の電話
メル友のsatoさんからでした。

「テレビでエコノミー症候群のことをやっているけど、座っていて血栓ができたおばあさんに先生はもっと歩きなさいっていうの。
でもね、そのおばあさんは「杖がないから立てない」って言ってね。
そうそう、そうなのよ!って思ってね。」

これは脚や膝の痛い人ならわかること。
一度床に座ってしまうと簡単には立ち上がれないんだって。

健常者にはわからないけど、「杖」って足の悪い人にとったらものすごく大切なものなんだって。
satoさんも先日足を痛めて、ずっと杖を使ったり、廊下を這って移動したりしていたんですよね


そういえばうちの母もひざが悪くて、座敷は避けてて、家でも椅子に座るようにしてるなあ・・・


「なんとか支援物資としてできないかしら?」

その声を聞いて、いろいろネットで調べてみました

確かにある行政のマニュアルに
「災害が起きた時は?」~体の不自由な人への対策~
の中で
・避難に備え、杖や補そう具車いすなどの助を用意しておきましょう。
と、書いてありました

でもね
それ以外はどこにもないのです・・・

「支援物資として「杖」をお願いします」とか
どこかにあるかと思ったんだけど、まったくなくてね・・・

なんでかなって考えたら、それってネットを使った情報発信の世代には「杖」のない生活の大変さを知らない人が多いからじゃないかって思ったんです。
そして、その大変さを知っていて、なくて困っている高齢者の方はネットユーザーでなくて、それを訴える機会が少ないのかなって。

避難所にはきっと手すりもないでしょう。
階段をのぼる時、手すりがあるだけでどれだけ楽か、健常者にはわからない大変さがあるのでしょう。

satoさんの訴えを聞いて、どうにか伝えたくて・・・

今まで敬遠していた(っていうか使いこなせなかった;;;)
ツイッターに挑戦中
まだまだ勉強中ですが、タイムリーな情報伝達のためにいろいろとこれから教えてください<m(__)m>

小千谷市に来ていただいている南相馬市の方は23日に再度集まって、総合体育館などで避難生活をするそうです。
その時に
必要な方、一人1本じゃなくてもみんなが使えるような「杖」を手配できないか、いろいろな方に相談してみようと思います

satoさん、ありがとうございました!!!!!!