信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

AirMac Express再生時のパケット通信

2008-02-25 03:22:58 | オーディオ
マックOSXに入っているアクティビティモニタを使って、
AirMac Express (AME)再生時のデータ送受信の様子を見てみた。

通常のAMEの再生ではコンピューターはAMEからのパケットを受け取っているが、
複数のスピーカーの場合は、AMEからのパケットはほとんど受け取っていなかった。
おそらく、通常の再生ではTCP/IPによってエラー補正が行われ、
複数のスピーカーにするとコンピューターからの垂れ流しモードになるのだろう。


●iTunes -> AME
受信パケット数 約26 /s
受信したデータ 約2.5 kB

送信パケット数 約80 /s
送信したデータ 約113 kB

●iTunes -> AME (複数のスピーカー設定)
受信パケット数 約0 /s
受信したデータ 約0 kB

送信パケット数 約126 /s
送信したデータ 約128 kB

ただし、これはAMEとコンピューターの間の通信をみたものである。
複数のスピーカー設定にした時、多くの人はコンピューターから音を取っているので、
その音の善し悪しと、今回の実験は別問題だ (もちろん私はこの音が大っ嫌いだが)。
しかしながら、AMEからエラー補正した音がコンピューターに送られ、
それを聞いていると思っている人がいたら、それは間違いだ。

仮にエラー情報がAMEからコンピューターに1パケット送られて、
コンピューターがAMEにパケット送るような、1対1の関係だとして計算すると、
かなり、エラーが頻発しているように思える。
その割合は26/(80-26)=0.48ぐらい。
(再び送り直す場合にもエラーは同じ確率でおこるが、
それは考慮に入れていない(私は計算出来ん))
半分しかまともにデータが通っていない (ハブやメビウスの輪を使ってさえ)。
想像より、遥かに低い値で私自身ちょっと疑っているが。

エラー補正を繰り返しているうちに、曲がすすんでしまうので、
ある程度のところでエラー補正を切り上げないと、再生出来なくなる。
おそらく、AMEは適当なところまでしか、エラー補正しないのだろう。
それがハブやメビウスの輪を使うと音の良くなる理由だろう(データ送信の安定化)。


AMEのUSBにプリンターをつなげた場合も、測定もしてみたが、
プリンターOn, Offどちらの場合も、大体、通常のiTunes->AMEと同じような結果だった。

Airfoilを使った時の値は、複数のスピーカーの再生時とほぼ一緒だった。
これは残念だった。
iTunesの音をAirfoilで再生しても、
iTunesからAMEに送った場合とそんなに差がない気がするのだが。
これは、おいおい、検証して行こう。

AirMac Expressのアース

2008-02-22 14:17:45 | オーディオ
AirMac Express (AME)にプリンタを認識させると音が良くなるという話があるので、今日は、それを試してみた。やはり、私には悪い音に聞こえた。中低音肥大で、気持ちの悪い音だった。

収穫だったのは、AMEのアースだった。私はAMEのUSB端子からアースを取っている。シオーヤさんのホームページ (泡盛レーシング)でアースのとり方について話題になっていて、「すべての機器のアースをとるのは逆に悪いのではないか?」「AMEのアースを外したら音が良くなった」という話があった。今回のプリンターの実験でちょうど良かったので、アース用に使っているUSB端子を外して、その音を聞いてみた。結果は、AMEからアースをとらない方が良かった。アースをAMEから取らない方が、素直な延びの良い音になった。目から鱗で、本当に良い情報をありがとうございます。AMEのアースを外しても、アースされていない訳ではなく、Xone:62とD-45を介してアースはされている。どこからアースを取るかが重要なのだと思う。一点アースもそのうち試してみよう。

昔、日本で使っていたシステムではAMEからアースを取っていた。その環境では、このアースはものすごく重要で、歪みが減って大きな効果があった。それで、AMEからアースを取らなければいけないと言い続けてきた。しかし、むしろシステム全体でアースを考えなければいけないということを学んだ。

アナログ時代の幸せ

2008-02-21 14:58:35 | オーディオ
今日、vinvanさんにお願いして、趣味の極道というホームページをリンクに加えさせていただいた。
もちろん、経済的な理由もあって、私はここまで出来ないが、すごい世界だなと思う。
ホームページを見ていて、気持ちがいい。
アナログオーディオは文化の一つなのだと感じる。

今、CD再生の音を良くしようと取り組んでいるが、
デジタルの時代になって、不幸せになったのではないかと感じる。
アナログの時代は、カートリッジを取り替えて、その日に聞きたい音を選べる自由があった。
絶対的に正しいものはなく、強いていえば、使っている人のこだわりや好みに合った物が、
正しい物であった。
しかし、デジタルの時代になって、正解は一つだけになってしまった。
0と1を完璧に伝えるものだけが正解で、この世に存在するほとんどものものは誤りだ。
正解が一つだけしかないと、それを追い求め、楽しむなんて余裕はなくなってくる。
デジタルオーディオは文化とは言えないような気がする。

プロケーブルのページでAudio MIDIの機器セットの話題が出て来ている。
自分でも試してみたが、正直、普通にMacbookから音を出した方がいい音だと感じた。

ホームページに書いてある内容と音があまりに違うので、
私の設定が間違っているのではないかと不安になった。
Audio MIDIの機器セットの音は元気な音になっていると思うが、
高域の滑らかさがなくなって、エコーがガタガタしているように感じた。
普通にMacbookから再生した方が解像度があるように感じた。

この設定で送り出しバッファーが出来て、タイムラグが出来たのだと思われる。
しかし、タイムラグがあることと、エラー補正しているかどうかは別問題だと思う。


私は、ここらあたりで、もう少し気楽にやって行こうと思っている。

複数のスピーカー設定、再び

2008-02-18 13:12:19 | オーディオ
*この記事を書いた次の日に、Yoshii9で聞き直してみたが、複数のスピーカー設定の音は本当に悪いと感じた。このことは、私が132番としてプロケーブルにAMEを紹介した、二年前から叫びつつけている。


iTunesの複数のスピーカーの設定の音を再び聞いてみた。夜だったので、AMEとの複数のスピーカーの場合も、コンピューターだけの場合も、Macbookのフォン端子からShure E2Cで音だしした。

複数のスピーカーの設定は、音が迫って聞こえる。一方、コンピューターだけの再生では、ウッドベースの音の変化や空間の楽器の配置も良くわかるし、女性ボーカルが天井やスピーカーの外まで広がる。複数のスピーカーでは、高域の情報が欠如しているように感じる。もともとあった高域情報が、複数のスピーカー設定で、どこへいってしまったんだ!!!

私の聞いた感じだと、コンピューターだけの再生の方が自然に聞こえる。推察ではあるが、複数のスピーカーの設定だと、2カ所以上に音を送るため、コンピューターの負荷がかかり、高域の情報を減らして送っている、もしくは高域の情報が欠落してしまっているのではないかと思っている。情報の少なくなった音楽データから音を作るので、分かりやすい音になっているのではないかと思っている。50年代頃のジャズやクラシックは音の飛び出しが良いが、高域情報が少ないのでロスレス変換すると、ものすごく圧縮される。これと似ているのではないかと思う。

今回は複数のスピーカー設定とコンピューターだけの設定を比較した。もちろん、コンピューターの出力をAMEに変えれば、音はもっと良くなる。

プロケーブルに2つのオーディオデバイスをつなげると、送信のモードが変わるという話があった。もちろん、複数のスピーカーにすると音が良くなるという話の流れなので、音の評価は私と異なる。前に、一端複数のスピーカーの設定にすると、AMEの音が悪くなると書いた。AME本来の音に戻すにはAMEをリスタートしなければならなかった。それがなぜだか分からなかったが、複数のスピーカーの設定にすると、AMEのモードが変わり、その状態が続くと考えると話が合う。私は複数のスピーカー設定だと、AMEが音の悪いモードになってしまうという解釈なので、その点は異なる。

最近、ブログが面白くて、毎日更新している。奥さんに送るメールよりもブログの文字数の方が圧倒的に多い。これはまずい。

オーディオソフト迷走

2008-02-17 11:49:10 | オーディオ
オーディオソフトは迷走中。今日、いろいろなソフトをとっかえひっかえ聞いた。
結局、どれも音が全然違う。
一つだけ正しいのか?全部まちがっているのか?
ソフトを10本以上ダウンロードした。音を聞く時は、特定の場所を10秒ぐらいしか聞かないが、
一日過ごして、ほとんど10秒分の音楽しか聞いていないということか。
(João Gilbertoのアルバム一枚は聞いたけど)

ToolPlayerのInterporationをSincにすると音が少し立って、いい感じになった。
44100 Hzに設定しているのに、何のための補間なんだろう。
ナチュラル派の私としては、offにしたいところなのだが。


よくよく聞いてみたら、Sincはダメだった。音の芯がなくなる。今は、Linearで聞いている。
多分、ToolPlayerがbit数の拡大をしていて、その時に、補間を行っているのだろう。

完璧な音だと思ったのは、BitPlayer(http://www.tanjero.com/)だ。
しかし、BitPlayerはレパードに対応していなく、何か操作をするとフリーズしてしまう。
以前、テストで聞いた時、フリーズするので候補から外したが、音は本当に素晴らしい。
この音を聞いてしまうと、ToolPlayerやCogは使いたくなくなる。

Celluloは使い勝手は良いが、高音が少しだけ落ちてしまっていて、残念だ。
ListMoviePlayerは使い勝手が悪いが、10秒以内に一回は入るノイズがなければ、音はかなりいけていると思う。
PlayでAIFFの曲名が表示されなく、使い勝手が悪い、BitPlayerほどではないにしても、
音は結構行けているのではないだろうか。

Yoshii9で聞く、ToolPlayer, Cog, Play

2008-02-16 11:08:27 | オーディオ
今日、少し早く帰ることが出来たのでToolPlayer, Cog, Play (MacPro)-> Airfoil -> AME -> Yoshii9で30分ぐらい聞いてみた。

最近、帰るのが遅かったので、Macbook->Shure E2c (ヘッドホン)でそれらの音を比較して来た。Shure E2cは一般のものよりは良いヘッドフォンだと思っているが、Shure E2cで聞いた時、それらの差が本当に分かりにくくて困ったが、Yoshii9で聞くとそれらの差がほんとに良くわかって、逆に困ってしまった (各ソフトとAirfoilとの相性によって差が出ている可能性もある)。それぞれ、かなり違う音で、いくつかのソフトで比較したが、ソフトによって良いプレーヤが異なった。たとえば、ギターとボーカルのCDでは、高音よりのCogが良かった。弦楽四重奏などは低音から中音よりのToolplayerが良かった。Playも可能性として残っている。

パッと聞くと、Cogの情報が多いように感じるが、ToolPlayerの高域を持ち上げたら、Cogの様に情報量があるように聞こえるかもしれない。通常の比較視聴だと、この音が聞こえないからダメという感じで結論が出るのだが、バランスが違えども、どれも大体の音は出ているように感じる。これは単純に決められない。特定の音源でCogを聞くと、チリチリ音が入るのは確認している。しばらく使ってみて、残った物が自分にあったものなんだろう。

今週は仕事をがんばって疲れたので、今日は寝る。

ToolPlayerのRamping設定

2008-02-15 15:23:46 | オーディオ
ToolPlayerのRamping設定でも音が変わる。ToolPlayerのホームページに記述はないし、このことについて書かれているホームページを見たことがない。予備情報なしに、言葉にするのは不安が伴うが、思ったことを書こうと思う。おそらく、この設定はCoreAudioに最初から準備されている設定の一つではないかと思っている。CogやPlayにはこの設定はないが、ある固定値が決められて、ユーザーは変更できないのかもしれない。ToolPlayer(44100 kHz, InterpolationをOff)のRampingをSensitiveにすると、Playの音(Replay Gain; None)に良く似ている。モリモリ感のある音だ、コテコテといっても良いかもしれない。ベースの歪み感もある。RampingがOffだとすっきりしていて見通しがよい、少し寂しい感じがしないでもない。NormalはOffとSensitiveの中間のようだ。CogはToolPlayerのSensitiveより、すっきりした音のように感じた。自称ナチュラリストの私はToolPlayerのOffを使いそうな予感。

どのアプリケーションを使うのか考えたとき、音質面でToolPlayerで満足だ。インターフェースもToolPlayerが一番好きだ。ToolPlayerの設定をSensitiveにするのであれば、Playは必要ないと思う。Cogの音は悪いわけではないし、双方初期設定を詰めたとき、ToolPlayerとCogの差は目くじらを立てるほどでもないかもしれない。

ToolPlayer, Play, Cog, その他

2008-02-14 14:20:38 | オーディオ
OSX FreewaresというホームページにリストアップされているMP3プレーヤの比較を行った (http://www16.plala.or.jp/x-tomo/Pages/music.html)。結論から言うと、ToolPlayerの音が一番良かった。

ちなみに前、Quicktime再生の音のいいソフトを探した時は、その方のページの動画ソフトを片っ端から試していた。一つも良いソフトがなかった。http://www16.plala.or.jp/x-tomo/Pages/movie.htmlたぶん、アップルスクリプトでQuicktimeを制御するとQuicktimeの音が悪くなるのが、その理由だろう。

今回の、テストは深夜だったので、Airfoil -> AME-> Yoshii9ではなくて、Macbookのフォン端子からShure E2cで聴いた。

Whambは音を出すことができず、MusicIP Mixerはぼやっとした音で論外。やはりPlayの音はCogより良かった、Cogはいい音なのだが高域に強調がある。その結果、ボーカル、特に男性ボーカルが平坦に聞こえてしまう。闇異人さんに教えて頂いたToolPlayer RC1をディフォルトの状態で試してみたが、PlayやCogに及ばなかった。が、しかし、ToolPlayer RC1のSampling rateを48000 kHzから44100 kHzに変更し、InterpolationをOffにしたら、とてもいい音だった。時間がなかったので厳密に聞いていないが、PlayよりもToolPlayerの方が音が良いと思った。ToolPlayerのインターフェースがとても気に入っているので、これからToolPlayerを使って行く予感がしている。我ながら、ToolPlayer + AME + Airfoilは、それぞれのいい点を組み合わせた絶妙な組み合わせだと思う。AME直出しの音はすばらしいと声を大にして言いたい!!! Macbookのフォン端子より遥かにいい音だ!

先日、CogはToolPlayerより音が良いと書いたが、今日は違うことを書いている。これまでToolPlayerのPreference設定を詰め切っていなかったからだ。ToolPlayerのPreferenceにRampingと言う項目があって、ディフォルトはSensitiveになっている。これをOffにするより、Sensitiveの方が音が良かった。これが何かわからないが、iTunesのサウンドエンハンサーみたいなものだったりしてとちょっと不安だ。PlayのPreferenceのAdvanceにある、Audio slices in bufferやFrames per slicesも意味が分からないが重要そうだ。ここをいじるとまた結果が変わってくるかもしれない。

今日の簡易テストで、ToolPlayerの音が一番自分に合っていると感じた。近いうちにAirfoil->Airmac express->Yoshii9で最終テストをしたい。Airfoilと再生ソフトの相性の問題もあると思うし、私にとってYoshii9で聞く音が何より重要だ。たぶん、ToolPlayerで決まりだろう。ToolPlayerのことを教えてくださった闇異人さんに感謝だ。

iTunesの複数のスピーカーの設定

2008-02-14 09:53:57 | オーディオ
iTunesから音楽を再生するとき、複数のスピーカーの設定にして、Airmac Express (AME)から音を取らずに、コンピューターから音を取るという方法が「iTunesの複数のスピーカーの設定」だ。この方法が音が良いともっぱらの噂だが、「こんな音の悪い設定はない」というのが私の正直な感想だ。私には高域の情報を削除しているように聞こえる。私はiTunes7.6の音は悪いと感じるが、同じ傾向の音の悪さだ。

もう一つの問題は、一度複数のスピーカーの設定にしてしまうと、例え、設定をAMEからの出力に変更しても、AME本体からの音が悪くなる。一度複数のスピーカーの設定にしたら、AMEの電源を切ってリスタートしないと、本来のAMEの音にはならない。なぜ、AMEをリスタートしないと本来のAMEの音にならないかは不明だ。

プロのバイオリニストやプロケーブルの重鎮の言葉だと正しいのだろうか?多くの人がオピニオンリーダーを求めている気がする。