信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

iTunes 7.4

2008-01-27 06:05:44 | オーディオ
現在、最新のiTunesは7.6であるが、音は圧倒的に7.4の方が良いと思う。マック用のiTunesしか聞いたことがないので、マック用のiTunesに限った話である。7.4まではバージョンアップごとに音が良くなったが、7.5になったとき相当音が悪くなったと思う。高域の情報がなくなってしまった。現在の7.6も同様に音が悪いと思う。しかし、ネットを見てみるとほとんどの人が7.5や
7.6の音が良いと言っている。7.4が良いといっているのは私ぐらいのような気がする。とにかく私は7.4が手放せない。

オンキヨーSE-U55GX等

2008-01-26 16:28:42 | オーディオ
昨年末ぐらいから、プロケーブルのページでオンキヨーSE-U55GXが話題に上がった。実は、昔、タイムドメインのホームページで小提琴奏者さんに55GXを奨められて、購入したのだが、私のMacで聞く限り非常に音が悪かった。3分も聞かないで人にあげてしまった。

しかし、ネットでこの製品が話題になり、多くの人が音が良いと言い始めると、どうしても気になって仕方がなかった。私のテストの仕方が悪くて本来の性能で聞けなかったのではないかと不安になった。また、55GXは製造中止でもう手に入らない。そうなると、余計に気になってしまい、寝られない日もあった。もし、日本に住んでいたらあらゆる手を使って、55GXを買い直してしまったかもしれない。関係のない人は、オーディオごときでと寝られない?そこまでする?と思うかもしれないが、当の本人は真剣で、自分以上のシステムがあると聞くだけで(世の中にごまんとあるのだが)、どうにも落ち着いていられないのだ。そのような欲求があるから、新しい発見もあるので、そのような精神状態が一概に悪いとも言えない。

自分でAirMac express(AME)を発掘し、プロケーブルに推薦したのだが、USBオーディオはそれ以上だという報告を読み、恥ずかしながら今回は舞い上がってしまった。後から振り返ると、自分で55GXの音を聞いて結論が出ているのに、戦わなくても言い敵と戦っているような感じだった。USBオーディオよりもFirewireオーディオの方が音が良いだろう。いい音のFirewireオーディオを探してやると、言う気持ちになってしまった。妄想状態だ。ローランドやアポジーに電話して、色々質問した。分かったことは、Firewireオーディオが対応しているMacのコアオーディオという規格では、FirewireオーディオはMacから送られてくるデータを受けるだけで、エラー補正などは一切していないと教えてもらった(Windowsの場合も同様)。これを聞いて、やっと正気に戻れた。AMEはエラー補正があるから音が素晴らしかった、そのことを思い出すことが出来た。とにかくオーディオというのはストイックで麻薬的な世界なのである。

ちなみに、プロケーブルのページの終了コメント付近のMacbookが音が良いという意見に関して、正気に戻った私が音の順番を付けるとすれば、AME>=iPod(第5世代)>>Macbookと感じています。「AME>=iPod(第5世代)」のところはもう少し検証したほうがいいかもしれない。


44.1 kHzと48.0 kHzについて

2008-01-26 15:38:25 | オーディオ
iTunesで音楽を取り込むとき44.1 kHzが良いか、48.0 kHzが良いか?CDは44.1 kHzでサンプリングされている。これをiTunesで取り込むとき、48.0 kHzで取り込むと音が良いという意見をネットでよく見る。それぞれで取り込んだ音を、Airmac express (AME)経由で聞いた音は、44.1 kHzの方がダイレクトな音で細かいニュアンスがよく分かる、一方48 kHzはなめらかな音だけれど、ギターのピッキングの音など一部の情報がロスしているように感じる。理論的には、44.1 kHzと48 kHzが整数比でないので、44.1 kHzのCDを48 kHzに変換する過程で、割り切れない数字が出てくるので、この値の処理の際に、情報がロスすることになる。このロスする情報の処理によって(波をとがらしたり、なだらかにしたり)、音に味付けされているように感じる。一方、48 kHzで受けた方が性能を発揮できるDACもある(AMEがどちらのタイプかは分からない)。48 kHzのメリットとデメリットがあるので実際に音を聞いて自分で判断するのが良いと思う。私は断然44.1 kHzが好みだ。

もう一つ重要なのは、48 kHzで取り込んでしまうと、元の44.1 kHzのデータには戻らないことだ(上記の割り切れない理由から)。なので44.1 kHzで取り込んでおいて、必要に応じて48 kHzに変換してから聞くのが安全だと思う。


AirMac Expressと送信フォーマット

2008-01-22 02:19:55 | オーディオ
TCP/IPの件についてアップルに電話した際、もう一つのことを質問した。コンピューターからAirMac Express (AME)へどのように音楽データを送っているかについてである。この時教えてもらったのは、AIFFで保存されたらAIFFで、WAVEならWAVEで、AppleロスレスならAppleロスレスでコンピューターからAMEへ情報が送られているとのことだった (マニュアルにはAppleロスレスで送られると書いてある)。このことを確かめる実験を考えました(私は有線で実験しました)。

1. Appleロスレスでの再生。
2. 1.のロスレスをAIFFに変換して、このAIFFファイルを再生。
3. 2.をさらにAppleロスレスに変換し直して、このAppleロスレスファイルを再生。

1.と3.は同じに聞こえ、2.よりも音質が若干落ちる。1.と3.は「どよ~ん」とした音だ。もし、どの場合もAppleロスレスで音を送っているのだとしたら、音の差はないか、AIFFからAppleロスレスへの変換のため2.の音が1.と3.より落ちると思われる。1.と3.が「どよ~ん」とした音なのはAMEがデコードするときに負荷がかかり、音に影響しているからであろう。恐らく、アップルの電話の内容は正しいのでわないかと思われる。ただし、1.と3.でロスレスからロスレスに変換していて、この時、負荷がかかって音が悪くなる可能性も否定できない。また、マニュアルにAppleロスレスで送っていると書いてある以上、現段階では有線でAppleロスレスで送っていると結論するにはもう少し検証が必要であると思う。AMEで音楽を聴くときAIFFの方がAppleロスレスより音が良いというのが一つの結論だ。簡単な実験なのでお試しあれ。

また、この実験はAppleロスレスは、アップルのコメント通り、可逆性の圧縮であることを示していると思う。例えるならMP3はjpegで、AppleロスレスはTiffをZip圧縮したものに相当するフォーマットである。音楽ファイルと画像ファイルとの大きな違いは、時間軸の情報が入っていることである。iTunesでハードディスクの音楽を再生しているときに、約4秒おきにハードディスクにアクセスしているのが分かる。一つのファイルから必要な情報だけを小出しに読み取っているのが分かる。


AirMac Expressを見つけた経緯

2008-01-21 17:26:01 | オーディオ
古い話であるが、当時、プロケーブルではiPod(Rockbox)の音について議論されていた。
http://www.procable.jp/setting/36.html (このページの132番が私)
もともと、タイムドメインではiPodが推奨されており、iPodの音が良いのは知っていた。したがって、プロケーブルの言っていることはよく納得できた。そのようなきっかけでベルデン 88760 iPod用を購入したのが、プロケーブルとの付き合いの始まりだ。

iPodは音が良いのだが、いちいちコンピューターからデータを移し、Yoshii9につなぎ替えるのが面倒で、AMEを使ってみようと購入した。AMEの音についあまり期待はしていなくて、普段はAMEを使って、いい音で聞きたいときはiPodを使おうと思っていた。しかし、実際使っていると、AMEは歪み感があるが(この時の使い方では)、iPodとは比較にならないくらい、凄く良い音だった。AMEはTCP/IPでDAC直前までエラー補正されているのではないかと思った。これが正しければ、CDの読み取りからAMEまで情報のロスが限りなくゼロになるはずだ。このことを電話でプロケーブルに話すと、みんなで検証してみたいとの申し出を受け、プロケーブルにAMEのことをメールで送った。ここがプロケーブルにおけるAMEの話の始まりである。現在、プロケーブルのページを見て多くの人がAMEを使っているのは、皆さんの知るところである。

後日、アップルに電話してみると音がTCP/IP経由で送られていると返事があり、これがAMEの音の良い理由であることが分かった。しかし、どうしてもAMEの歪みが気になっていた。そんなとき、手持ちのMacBookの電源コードがAMEに使えることが判明した。と、その時、気付いたのはこのアダプターのコンセントからニョキっと出ている緑色のアースコードだった。えっと思い、AME側の端子を見ると、AMEの出っ張りとうまくはまるようになっていた。ネットでAMEの分解写真を探すと、AMEの出っ張りの裏から基盤へ緑色のケーブルがつながっている(当時テスターを実家に置いてきていた)。そこでこの端子からアースを取って音楽を聴いてみると歪みは全く気にならないレベルにまで下がった。このアースについてもプロケーブルに報告した。AMEのアースは必須で、アースがあれば歪みはほとんど気にならない。アースを取ると歪みやノイズが消えて、本当の音楽が見えてくる(1回ドラムを叩くと思っていたところが、2回、叩いていた)、AMEがアースの重要性を私に教えてくれた (注1)。


注1) その後、プロケーブルにAMEのUSB端子の方が抵抗値が低くて良いという報告があり (実際測ってみると確かにそうだった)、現在はUSB端子からアースを取っている。有益な情報をありがとうございます。

CDプレーヤーは音が悪い、iTunesは凄い。

2008-01-21 14:56:58 | オーディオ
世に出回っているCDプレーヤー(マニア向けの最高級機であっても)は、ほとんどすべてダメな製品だと思います。この件についてあまり説明しませんが、ここに詳しく書かれていますので参照下さい。http://www.procable.jp/setting/36.html (ちなみに、このページの132番が私です)

CDプレーヤーは音の情報を正確に読み取っていないですし、音にするまでの過程で多くの情報をロスしていると感じます。それほどまでに音が悪いです。CDの情報を正確に再生するために、コンピューターにCDのデータを取り込み、コンピューターを用いて音楽再生することが極めて有効です。私はマックとiTunesを使っています。

重要な点は、

1. 環境設定→詳細→読み込み→「オーディオCDの読み込み時にエラー補正を使用する」にチェックを入れる。
2. 環境設定→詳細→読み込み→「読み込み方法」でAIFF、WAV, Appleロスレスなどを選択。

です。あとは、コンピューターからダイレクトに、もしくはAirMac Expressからアンプにつなぎます。

「オーディオCDの読み込み時にエラー補正を使用する」にチェックを入れた場合と、入れない場合で比較してみてください。チェックを入れた場合と入れない場合で、圧倒的に音が違うことが感じ取れると思います。

おもしろいのは、CDをハードディスクに取り込まないで、iTunesでCDを再生してみてください。ハードディスクに取りんだ時と同じように、いい音で再生されます。エラー補正されたと思われるCDの音がリアルタイムで再生されます。なぜオーディオメーカーのCDプレーヤーはこれをしないのか?答えは単純で、アップルは物事を正しくとらえ問題を解決し、オーディオメーカーは問題から目をそむけたからです。オーディオメーカーに騙され続けた私たちも相当バカだったのでしょう。トランスポートとDACをつなぐケーブルでさえ音が変わるのに、私たちはメーカーのいい加減さに気付けませんでした。

信助さんのシステム

2008-01-21 13:39:22 | オーディオ
Yoshii9と言うスピーカーを本当に気に入っていて、一生使って行くのではないかと思っています。このスピーカーを軸にシステムを組んでいます (2008年1月21日現在)。

スピーカー;   タイムドメイン Yoshii9

アンプ;     クラウン D-45

D/A変換;    AirMac Express (AME)
        非メッキメガネケーブル (プロケーブル)
        ベルデン 88760 (プロケーブル)
        USB端子からアースを取っている

コンピューター; MacPro 2x3 GHz Quad-Core or Macbook 2 GHz Coreduo

ソフトウェア;  iTunes 7.4.0

Ethernetハブ;  AirMac Extreme (MA073LL/A, 白い四角型の旧タイプ, 100Base/T)
        ベルデンのものEthernetケーブル (プロケーブル)と会社不明のEthernetケーブル


ごらんの通り、CDプレーヤーは持たず、すべてコンピューターに取り込んで音楽を聴いています。コンピューターでCDを取り込んで聞く方が圧倒的に音が良いからです。Yoshii9と同様、AMEも私のシステムで重要な位置を占めています。今、プロケーブルという店のホームページからAMEの音の良さが発信され、話題になっています。私がプロケーブルにAirMac Expressを紹介したので、思い入れもひとしおです。