信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

ゼンハンサー HD-595

2008-11-21 14:59:36 | オーディオ
日本でヘッドホンを試聴しまくって、HD-595が一番自分に合っていると思ったことは、少し前にブログに書いた。今週、注文していたHD-595がやっと届いた。やっと届いたというより、配達の人が不在連絡票を入れなかったので、アパートの事務所に一週間以上おきっぱになっていた。アメリカの配達は本当にいい加減で、中身が何であろうとお構いなしに、玄関の外に野ざらして帰ったりもする。

HD-595を我が家で聴いての最初の印象は、あれっ、こんな音だったけという感じ。高域が足りないというのは最初に思ったこと。その中で、一番楽しく聞ける方法をいろいろ試して、今、落ち着いているのはiPodでTreble boosterのセッティングにして聴く方法。その使い方だと、Yoshii9の代替えになるといってもいいぐらい、いい音だった(Yoshii9よりも良い点も多々あり)。iPodのTreble boosterだと逆に高域が強すぎる感じもするので、高域の調整の出来るヘッドホンアンプを買ったら良いかもしれない。以前、Xeon62のヘッドホンアンプは優秀という噂があったので、押し入れの隅から引っ張り出してきたが、却下。Xeon62の音は、ぼけた音に感じて、あまり好きになれない。

WAVとiTunes

2008-11-16 12:31:50 | オーディオ
最近、iTunesでWAVを扱う時にトラブルがあった。

アーティスト名とアルバム名が消えるという問題。iTunesでCDをWAVで取り込むと自動的に、アーティスト名とアルバム名が取得され、アーティスト名とアルバム名が与えられたフォルダにファイルが保存される。その後、iTunes Libraryを消すと、iTunesから取り込んだCDの情報が消える。ここまでは普通のことなのだが、その後、再び曲をライブラリに加えようと、フォルダをドラッグすると、曲から情報が消えて、不明なアーティスト、不明なアルバムとなってしまう。この曲はiTunesを使ってCDトラック名を取得することは出来なくなっている(iTunesで取り込んだトラックではないのでトラック名を取得できないなどと言ってくる)。それまでアルバム名等のついたフォルダが、iTunesに曲を追加すると、不明なアルバムというフォルダに作り替えられ、それまでの情報が消えてしまう。

AIFFでやるとこのようなトラブルはないので、WAVを扱う時の問題みたいだ(iTunes8.0.1でも7.4でも同様だった)。それまでのリッピングの努力がすべて台無しする可能性があるので、アップルにはどうにかしてもらいたい。

ジャズCD漁り

2008-11-06 20:43:06 | 音楽全般


東京滞在中、せっかくなので新宿のディスクユニオンに行ってジャスCDを漁った。最近、ジャズCDを買うことに興味がなくなって来ている自分だが、目の前にCDがあると、気分が盛り上がってきた。ジャズ館2F, 3Fの中古コーナーが楽しかった。

一番の収穫はこのジャケットのCD。俗に言うズート・シムズのデュクレテ・トムソン盤のフランス盤。このアルバムは好きで、国内再発LP、90年代の日本盤CD、2000年代の日本盤CD(紙ジャケ、プラケースなど)、90年代のDRG盤CD、2003年頃Americans Swinging In Parisと題されたCDを持っている。今回のフランス盤はこれまで買ったCDの中でもっとも音が良かった。ボーナストラックとして、前日セッションの4曲も入っているのがうれしい。

もう一つはスタン・ゲッツVoyageというCD。Black-Hawkというレーベルから昔発売されたもの。このアルバムも好きで、レコードは外盤、国内盤とも持っていた。CDは80年代に発売されただけで、ずっと再発されていなかった。ずっと探していたが、見つけることができなかった。やっと去年再発CDが発売された。最初、デッドストックという噂があったので、この盤を確実に手に入れるために、ドイツ、日本、アメリカから結局5, 6枚買ってしまった(今では簡単に買える)。しかし、録音レベルが低かったりして、少し音に不満があった。再発盤が発売されると、たまに旧盤を売りに出す人がいるので、もしかしたが旧盤が買えるのではないかと考えて、探してみたら、見つけてしまった。旧盤のBlack-HawkのCDは背表紙にオレンジの帯が入っているので、これを目印に探すと簡単に見つけることが出来た。私の見つけたのは日本発売の旧盤だった。音は去年のCDよりも録音レベルが高く聞きやすかった。音質は去年の再発盤よりすっきりしていて、各楽器の音が聞きやすいが、去年の盤のほうが、一体感があって好きという人もいるかもしれない。今度は、ドイツのオリジナルCDを探してみようと思っている。

帰りに、近くの三太というトンカツ屋に行ってみた。何となくおいしそうな店と思ったけど、値段が少し高めで5分ぐらい店の前で悩んだが、結局入ってみた。華定食だったか、ミックスフライの定食を食べた。もの凄くおいしくて、特にクリームコロッケがおいしかった。箸でつかもうとすると、衣が崩れそうなぐらい、中がとろけていていた。今まで食べたクリームコロッケのなかで一番おいしかった。ヒレカツもおいしかった。あまりにもおいしかったので、出る時おいしかったですと言ってしまった (こんなこと言うことは滅多にない)。今度行ったら特上のトンカツを注文してみたい。
http://www.shinjuku.or.jp/kirin/washoku/santa/index.html

ヘッドホン試聴

2008-11-04 14:41:08 | オーディオ
昨日、日本からアメリカに戻ってきた。仕事がかなり忙しく、ほとんど休みのない帰省だった。自分の仕事が評価されたり、一方で問題点が明確になったことは良かったことだと思う。

前、このブログでヘッドホンも導入していきたいと書いたが、どのヘッドホンが好みか、難波や秋葉原でヘッドホンの試聴をした。

もともと、ヘッドホンには詳しくないのだが、実はこれまで、インナーイヤー型のイヤホンは振動板が耳に近いので一番最良の音かもしれないと思ってきた。しかし、ある時、開放型のヘッドホンを聴いたら、インナーイヤー型より、開放型のヘッドホンの方が非常に素直で情報量が多いことに気づいた。開放型ヘッドホンやYoshii9は、どちらも正相の音を耳に送るという点で共通している。普通のスピーカーは、正相と逆相の音を混ぜて再生しているし、インナーイヤー型や密閉型のヘッドホンも同様だと思う。

日本で片っぱしから、ヘッドホンを試聴して、やはり、密閉型のヘッドホンよりも開放型のヘッドホンの方が素直でいい音だと思った。どうしても密閉型だと癖があるように思う(弱点を利用して音の個性を作っている感じ)。聴いた開放型の中では、ゼンハンサーやSTAXが良いと思った。開放型は低中域が落ちる傾向にあるが、ゼンハンサーは低中域がきちんと聞こえ(高域の解像度も高い)、おいしい音という印象で、STAXは高域の情報量が凄く高いのに音がきつくないのが驚きだった。私にとって、音楽を楽しむという点ではゼンハンサーの方が好みだった。

ゼンハンサーをいろいろ聞いて、HD-595が一番の好みかなと思った。HD-650との比較を何度もしたけど、HD-650は音が遠く感じることと、高域を少し落としてアナログライクな音を演出しているように感じた。ある店で、店員さんにHD-595の方が好みと言ったら、HD-650の方が音は良いんですよと言われてしまった(笑)。

STAXもいろいろ聴いたが、どれもよく似た音をしていて、どれを買ってもほとんど変わらないなと思ってしまった。昔、所さんの車の番組で、カーグラフィックTVでベンツの乗り比べをしているのに対して、どれも変わんねーよと言っていた。まさにそんな感じ。どのSTAXのヘッドホンもいい音だったし、もちろん買うのならこれかなというのもあったが、私に限っては、それぞれの音の差はさほどないなと思った。

ソニーの消音タイプのヘッドホンがあって、どれぐらい消音されるかデモしていたが、インナーイヤー型のヘッドホンの方がよっぽど消音できると感じた。音楽を聞くことは出来なかったが、消音タイプのヘッドホンは密閉型なのでそんなに音も良くないと思っている。ソニーのスタジオモニターの定番と言われるMDR-CD900ST(密閉型)やその他のソニーの密閉型を聴いたが、いい音だと思わなかった。