意外と大変なeBay転売業

今日、たまたまヤフオクを見ていて、「あっ、この人、eBayで買ったレコードをヤフオクで転売しているっ」と叫んでしまった。eBayでたまたまWatchingしていたレコードの情報がコンピュータに残っていて、ヤフオクで出品中のレコードとレーベルの擦れが完全に一致した。

eBayもヤフオクもフィードバックから商品の情報が見ることが出来るので、その人の買った物と売った物を見比べると、トランプの神経衰弱の様に、パタパタと一致していく。レーベルが深溝に押される部分は、レコードが一部むき出しになり、指紋のように、個々のレコードを判別できる。ジャケットの汚れなんかも良い目印だ。それはなかなか楽しい作業で、寝るのを忘れて没頭してしまった。

実はこれまで、ジャズレコードの転売は楽勝の商売な気がしていたが、購入価格と販売値段を比べてみると、意外と大変な商売だということが分かってしまった。確かに、3-5倍の値段に化ける商品もあるが、ほとんどの商品は販売価格の8割前後で仕入れている気がした。仕入れ価格より安く落札されているのも結構あった。この仕入れ価格には、アメリカからの送料は含まれていないが、1枚あたり約1500円は結構な重荷だ。$500~$1500でたくさん購入しているが、購入した物が利益の出る値段で売れるかどうかのプレッシャーはかなりの物だろう。下手をすれば、すぐ資金が尽きてしまう。eBayで$42で落札したレコード(3枚同じ人から落札しているので、1枚の当たりの送料は$5)が、15000円のスタート価格が付いているが、一体いくらで売れるのだろう(結局買い手が付かなかったようです)。

eBayの情報を見ると、その人物像がなんとなく見えてくる。昔の映画のポスターをたまに買っているけど、ジョン・ウェインが好きなのかなとか。終了時間よりだいぶ前に入札しちゃうのねとか。新規セラーでも平気で入札しちゃうのねとか。VG-でも入札しちゃうんだとか。VG+で買ったものをNMで売るなよなとか。相手にこまめにフィードバック付けてあげているんだなとか。

今日、ヤフオクのジャズレコードの落札価格が下がってきているように感じた。一年前はもっと値段が高かったと思う。不景気の影響もあるだろう。他には、ヤフオクからeBayに流れているのかなと思ったりした。英語の問題がなければ、eBayで買った方が安いし、全般的にヤフオクのレコード出品者(今日の人では無くて)のグレード表記がむちゃくちゃだと思う。ヤフオクは悪質な出品者を排除しなければ、いけないと思う。eBayは出品者と落札者の間に介入してくれるし、評価の悪い出品者は出品料が上がる。ヤフオクは基本的に出品者のやりたい放題。