信助さんのオーディオ

いい音で音楽を聴きたい

やってしまった

2010-05-22 14:03:24 | レコード再生システムなど


いつかやるだろうと思っていたが、やってしまった(実は2度目だが...)。写真は、Diana Traskのステレオオリジナル(6 eyes)。これをバリレラ・シングルプレイ(モノカートリッジ)で再生してしまった。一曲目の途中で間違いに気づき止めたが。これがまたいい音で、Stanton 400.V3で再生するより圧倒的に良かった。高域の伸びは圧倒的にバリレラが上で、太いし、声やオーケストラの解像度はバリレラの方が高かった。縦溝の情報は再生されなかったはずだが、全く不足はなかった。私の耳が悪い?ステレオレコードにもバリレラ・シングルを使いたいと思った。ステレオ、モノラルという問題以前に、バリレラ自身の音が良いのかなと思った。

一般にステレオレコードをモノ専用カートリッジで再生するとレコードを傷めると言われているが、本当だろうか。だれか経験したのだろうか?今回、再生した範囲で特に傷んだ様子はなかった。

アームが動いて縦方向の情報を吸収してしまったら、ステレオカートリッジで縦方向の情報は再生されないので、アームの感度(うごきやすさ)は、針の感度より鈍感に設計されている。このことから、縦方向に針が動かないモノ専用カートリッジは、縦溝を傷つけると言われる。本当だろうか?アームは多少動くだろうし、ビニールがへこんで傷つかないように働くのではないか?大体、1平方cmあたり、1トンの圧力でこすっておいて、針のコンプライアンス(動きやすさ)があるから盤は傷みませんと言える?

安い新品のステレオ盤を2枚買ってきて、モノカートリッジでレコードが傷むか調べてみようかな。ステレオカートリッジによる摩耗も考慮しなければいけないので、ステレオとモノカートリッジでそれぞれ50回ぐらい再生しないといけないかな。めんどくさ。やめとこ。

上のアルバムはLPTIMEからCDで再発されている。ちょっと歌い方が若い所もあるが、内容も音も良いのでお勧め。

ステレオカートリッジ Stanton 400.V3

2010-05-12 13:27:42 | レコード再生システムなど


バリレラを手に入れてモノレコードの音の良さを知ってしまうと、手持ちのステレオカートリッジの音が貧弱で聴けなくなってしまった。ステレオでしか発売されていないレコードがあるのでなんとかしなければと思っていた。

バリレラのことを知ったブログで、音の良いステレオカートリッジとしてStanton 400.V3が紹介されていた。これは私にぴったりかもと思い買ってみた。US Amazonで送料込み$29。

音を聞いてみたが、凄く良い音だった。高域は普通のカートリッジに比べたら下がっているかもしれないが、気にならない(むしろ他のカートリッジが上がっている?)。バリレラほどではないが、音の押し出しは結構強い。押し出しが強いのに、エレガントな音だと思う。クラシックも聞いてみたが、とても楽しめる。私には高出力のカートリッジが合っているのかもしれない。音の変換効率はものすごく重要かも。ステレオとモノラルを比べると、やはりモノラルの方が圧倒的に良いと思う。

使いこなしとしては、付属のプラスチックのネジアダプタは使わない方が良い。これを使って取り付けた時、高域の情報が曖昧で、MMはMCにはかなわないのかなと思った。ふと気がついて、このアダプタを外したら、高域の情報量が格段に上がった。針圧は私の家の場合、3.8gが良かった。トレース能力と高域の伸びやかさとのトレードオフで決めた。

あと、私はプラスチック金属製のシェルStanton H4SV2を使っている(写真)。金属製はキンキンする音がしてあまり好きではない。Stanton H4SV2は明瞭で、かつ伸びやかな音で気に入っている。アメリカの家には5種類シェルがあるがこれが一番音が良い。Stanton H4SV2は日本で売っていないかもしれない(と思ったらサウンドハウスにありました。980円激安! http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=704^H4S^^)。シェルをたたいてみたり、爪でひっかいたりした時の音を聞くと、大体どんな音のするシェルか分かる。シェルとアームの間のOリングは使わない。

使用中のアクセサリー

2010-04-22 13:30:14 | レコード再生システムなど


写真が気に入っているレコードアクセサリー。右上がスタイラスクリーナーで、針をこの上に乗せると埃を粘着して取ってくれる。汚れてきたら水で洗い流して、また使える。針先に焼き付いたような汚れは取れないと思うが、効率よく埃が取れていると思う(ただ、ゴミが上にたまっていくので見た目が良くない)。少なくともブラシでぬぐうタイプよりずっと良いと思う。左上はスタイラスクリーナーのふた。レンズになっているみたいだ。今度使ってみよう。

左下はデジタル秤。調べてみたら$12.19だった。0.01 g刻みで、確か50 gまで測れる。50 g針圧をかける人は、滅多にいないだろう。アームウェイト周りの精度がそれより低いので、小数点2桁は気にしないことにしている。右下の1円玉は1 gの基準として使える。