11月中頃にクリスマスイルミネーションを飾り付けてひと月余同居してきた「菊花展2010」が終わって今年もあと2週間のみを残すだけとなった。ここ数日は菊の片付けというのかむしろ来年への菊づくりが始まったというべき段階かも知れない。これからお礼肥えを施して丈夫な冬至芽を育てねばならない。
菊づくり5年の経験からは、丈夫で立派な冬至芽を育てることが菊づくりの基本となることを教えてくれたような気がする。冬場に育った冬至芽から春の到来とともに挿し穂を作って挿し芽して菊苗を育て初夏に定職する段取りとなる。
来年も今年と同じく大菊・福助・懸崖・小菊盆栽・小品盆栽・辻が柳に挑戦するが来年は懸崖に重きを置いてみようと思う。菊人形までにはいかなくともいくつかの懸崖を集合・合体させて一つの形を作り上げてみたい、と夢を描いている 。写真は、11月19日に撮影した菊とクリスマスツリー(クリックで拡大)