5月8日。午前中のテーマは、「植物の基本構造」であり、植物と仲良くするためのキッカケづくりとして「野菜に学ぶ植物の不思議」についての講義を聞く。大根・さつまいも・人参の実物を手にして、根っこにつまようじを挿して確認すると規則正しく並んでいることに気付く。いつも目にしている野菜なれどこの不思議な「現象」に出会った時に、普段の生活がいかに無関心に過ごしているかを思い知らされたことか。また、玉葱を縦方向に半分に割って、「根・茎・葉を区分できますか?」との質問に、受講生???。答えを聞いてみると中学の理科の時間に聞いたことがあったようなそんな気がしてきたが定かではない。
午前の講義が終って、 今まで座っていた椅子(松の木を切断して作られた椅子)を離れたわずかの時間に表面一杯に羽蟻がでてきたのには驚く。まさに、野外活動を実践する「自然観察の森」を実感してしまう。この羽蟻の大群も昼休みが終る頃には自然界の中に飛び立ってしまったがふと「彼らの寿命ってどのくらいなのかな」と思いをはせらしていた。