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伊良部島に行きました(その2)

2012-12-20 19:23:37 | 宮古島にて

 昨日に続き、伊良部島のお話。 伊良部島は洗面器をひっくり返したような地形で、佐良浜港のある島の西~南海岸は海からいきなり70~80mの標高となります。 このため、遠くからみると、海岸斜面に家がびっしり建っている感じがします。

 (平良港:荷川取地区よりみた、伊良部島佐良浜地区) まったく長崎の町を思い出しそうです。

 したがって、海岸は絶壁(ウチナー口で”バンタ”)です。 こんな風景。

 きれいでな風景ですが、とんでもない生活苦を意味しています。 伊良部島も宮古島同様、川がありません。 生活用水は天水か地下水。 ところが地下水は以前、多良間島で紹介したように、水を受ける基盤岩が海水面下深くにあるため、「淡水レンズ」の形態をとっています。 つまり、淡水は海水の上に浮いているため、海水面に近い低い場所でしか得ることはできません。

 「サバウツガー」(サメの口に似た地形の場所にある井戸という意味)は佐良浜集落の貴重な水源ですが、ここにたどり着くために、急な階段を上り下りしなければなりませんでした。

 男達は漁師ですので、これが女性の仕事です。 頭に水瓶をのせて1日に何回も往復したそうです。 昭和41年に簡易水道(たぶん、深井戸を掘って水中モーターポンプでくみ上げた)ができるまで続いたそうです。 写真に撮っていませんが、古くからある家は各家に天水を貯めるタンクとさびたポンプが残っていました。

 

 さて、フェリーが出る前に伊良部大橋伊良部側の工事進捗状況を見に行きました。 佐良浜から海岸沿いの町道103号を通って、長浜港の方へ。

 現在、取付道路の工事中。 埋め立てで作った海中道路はほぼ完成しているみたいです。 でも橋梁上部工であるセグメントはポツ・ポツ・・・・ トゥリーバー海岸からみてもわかりましたが、まだまだ工事は進んでいません。

 

 ところで、町道103号線は初めて通るとちょっと変わっているのに気づきます。 私も最初通ったとき”なんか道の両側に・・・建物がある・・・なんだこれは?”

 お墓があります。 でも、お墓の量が半端ではない!

 ”墓地ロード”と名付けたいぐらい両側に一杯。 しかも1つ1つが立派なコンクリート構造物です。 ダンプカー以外の普通の車が突っ込んだらまず負けると思います。

 実はこの道に集中しているだけではなく、墓地団地は島のいたるところにあります。 島の人口を考えたら、一族(門中)にお墓1基ではなく、一家に墓1基という印象を受けます。 でも・・・この墓が農地の真ん中に建ったりと”違法建築”に近い状態が今問題になっているそうですが・・・

 

 さて、フェリーの出発時間になりましたので、平良港に戻ります。

 今回はお仕事で伊良部島に行きましたので、行き帰りの時によった場所の紹介に終わりました。 今度は時間を作って、もっと詳しく伊良部島と下地島の探索とその紹介を。 特に下地島空港周辺の美しい”白い海”なども紹介したいと思います。

  

 


伊良部島に行きました(その1)

2012-12-19 19:45:17 | 宮古島にて

 寒くなりました。 おかげで風邪気味、ぐったりでブログをサボりました。 思えばこのブログも12月16日(日)で開設1年を迎えました。 飽きっぽい私がよく1年も続いたものだと感心しております。 たぶん、「ネタ切れ?話題切れ?ややめんどくさい感じ?で、たまにサボる」→「反省しつつ、ご近所ネタから更新する」 という毎度反省無い態度が意外にいいのかも?

 

 さて、12月15日(土:会社忘年会の日)にお仕事で、伊良部島に行きました。 伊良部には1年以上行ってませんでした。 お仕事に差し支えない範囲でブログります。

 

 まず、伊良部島(+下地島)に行くには定期船を利用します。 船は「平良港-(伊良部島)佐良浜港」を結んでいます。 海運会社は2社あります。 まず、「宮古フェリー」。 ここは高速船とフェリーがあります。 高速船は1日11便(季節により12便)で15分で着きます。 フェリーは1日6便で25分で着きます。 料金は大人片道400円,往復700円です。 フェリーは普通車両で片道2000円,往復3000円です。

 一方、もう1社は「はやて海運」。 ここは高速フェリーと普通フェリーが運航しています。 高速フェリーは1日10便(季節により11便)で12分で着きます(高速船より速い!)。 普通のフェリーは1日7便で25分で着きます。 これは宮古フェリーと同じ。

 料金は人(全部の船)と普通フェリーの車両運賃は同じですが、高速フェリーは普通車両で片道2000円,往復3600円とやや高めです。 しかし、早い分だけ高速フェリーの利用者は多いです。 この日もそうでした。

 定期船は朝7時頃から夕方6時くらいまでの運行(桜島フェリーみたいに夜間運行していません)ですので、フェリーでも高速船でも30分ごとに出ていると思って下さい。

 この日はけっこう晴れていて、暖かかったです(こんな暖かい宮古島が1~2日後に風邪ひくぐらいに寒くなるとは・・・すっかり油断していました)。

 私たちお仕事組(3人組)は平良港に着き、高速フェリー「スカイライナーはやて」に乗り込みました。 右側の扉付の船がそうです。 ちょっと見にくいですが、船足が速いように2艘の船をくっつけたような双船(と言うのかな)型をしています。

 同じ船だまりには・・・海上保安庁の巡視船が・・・

 JCGだと「日本海上保安庁」,USCGだと「米国沿岸警備隊」。 言葉遊びかもしれませんが、自衛隊が警備活動できない今、中国や韓国の略奪行為に対し一番体を張って守っているのが海上保安庁です。

 やがて巡視船は出航していきました。 無事の航海をお祈りします。 

 

 さて、ここ平良港は海外の大型船が入港できる国際港を目指して、日々港湾工事が続いています。 ですからこんな工事船がよく通っていますので、けっこう交通量が多いです。

 このクレーン付台船は沖縄では十本の指に入る大型ゼネコンである「大米建設」の所有です。 大米建設は那覇に本社を置いていますが、宮古発祥の会社です(旧社名:宮古交通)。 会社の基礎を作ったのは下地米一さん。 その後、旧平良市長にもなりました。 その息子さんが国民新党の下地幹郎さん。 宮古島初の国務大臣になり、地元に錦を飾りましたが・・・今度の選挙で落ちました。 宮古でも沖縄本島でもけっこう人気がありますので、また国政に復活すると思います。

 

 さて、そうこうしているうちに佐良浜港につきました。 じつは航海中はYouTube動画で伊良部大橋なんかを撮っていたので、写真はほとんどなしです。

 船着き場です。 皆さんの想像どおりにこじんまりしています。 人口は5000人ちょっとです。

 では、車で移動して、お仕事現場へ・・・。 次回はその合間にみたことを紹介します。

 

  

 


骨折生活の過ごし方について

2012-12-15 07:06:36 | 宮古島にて

 今、肋骨を骨折しています(「こっ・骨折!?」 2112/11/30)。 「二週間後にまた来なさい」と言われましたので、昨日病院に行きました。

 

 肋骨骨折は治る(骨がくっつく)のに4~6週間かかると言われてましたので、治療経過をみるのが目的です。 レントゲン結果では折れているところの再確認と共に、骨が再生し始めていることも確認できたので、ほっと一安心。

 

 この2週間、湿布を貼ってバストバンドで固定して生活してきました。 そのときに思ったことについて、先生に幾つか質問しました。

 

 

 まず、湿布薬。 もらった湿布薬が粘着性に富むため、一度貼ると半日から24時間貼りっぱなしの状態でした。 皮膚がかぶれたり赤くなったりしませんでしたが、いつまで貼っていればいいのか分からなかったので「どのくらい貼ってればいいのですか?」と質問。

 回答は「5時間ぐらいで薬は皮膚に吸収される」とのこと。 つまり5時間すれば効き目はなくなるので、はがしてもよいとのことでした。 朝貼ったら、昼くらいにはがし、夕方貼って寝る前にはがすのがパターンの1つだそうです。

 結構短い時間しか効かないな?と思いましたが、製薬会社のホームページなども同じことを言っています。

・第一三共ヘルスケア「パテックスうすぴたシップ」よくある御質問・・・「5~6時間効果があります」

・久光製薬「のびのびサロンシップ」Q&A・・・「5~6時間程度・・・」

・YAHOO知恵袋「湿布って一度貼れば何時間効果がありますか?」・・・ベストアンサー回答「3~4時間ぐらい

 湿布薬効果を過信していました。湿布は「朝貼り昼はがし」または「夕貼り寝る前はがし」のパターンで行こうと思いました。 

 

 次にバストバンド。 「いつまでつけてていいのですか? 寝る時は外していいのですか?」と質問。

 回答は「常につけていなさい」でした。 リストバンドは患部の固定です。 今回の肋骨骨折は手術などで固定できないので、自然固定に頼るしかない。 だから骨が再生しやすいように、患部を動かさないようにするのが治癒するために必要である。 「のり巻き」は薄いのりでくるっと巻いただけで自立するほど固くなる(ご飯を固定する)。 バストバンドも同じ効果だそうです。

 でも、完全固定でないので無理な姿勢、特に体をねじったりしたら悪影響(確かに患部が痛い!)をおよぼす。 「痛くない姿勢を保ちなさい。 固い「のり巻き」でもブンブン振ったら崩れるでしょう」 とのことでした。

 バストバンドは寝る時もつけていなさい。ですが、それで苦しかったら何ともなりません。 緩めなさい、とのことですが、のけぞる姿勢は患部に負担がかかる。 「寝る時は「抱き枕」で包み込むような姿勢、あるいは角度の変わるベッドならやや背を高くするなどのけぞらない、あるいは抱きつくような姿勢がよい」とのお話でした。

 

 湿布薬よりも、患部に負担をかけないような姿勢やその工夫。 自然治癒だから自然体が一番ということです。 骨折の治療法は実際経験してからその治療法を知る。 お仕事・学びと同じです(疑問 → 質問 → 回答 → 改善・実践 → 再確認・・・・新たな疑問)。

 治るのに後1ヶ月近くかかりそうです。 年末年始は浮かれずに、静かに過ごしましょう。 ・・・ちなみに今日は会社の忘年会です・・・

   


週末は居酒屋で・・・

2012-12-14 19:18:57 | グルメ

 私は平日、友人達との交流を除き、極力居酒屋に行かないようにしています。 でも週末は気分転換のため、一人でもなるべく行くようにしています。 今日は私がよく行く居酒屋さんの紹介。

 

 お店の名前は「さんご家」。 飲ん兵衛通りである「西里通り」にあります。 店の看板。 

 少しぶれていますが、フラッシュを焚かずに撮影したためです。 店に入る前に下地を漬けて行ったのではありません。

 

 一人客なので、カウンターに座ります。 「ハイサイ!」・「メンソーレ!」とばかりに笑ったシーサー君が出迎えてくれます(右のシーサー君は波が1本欠けてるけど)。 島酒のカメ君達も迎えてくれます。 宮古島地島酒の菊之露・宮の華 他に多良川もあります。

 

 まずは生ビール。 とりあえずではありません。 地元のビールがうまいので、ビギン推薦・オジー自慢の「オリオンビール」。

 グビッと一口、後はゆっくり。 頼んだつまみが出てくるのを楽しみにしつつ・・・

 

 まずはじめに、本日お薦めのお刺身。 カツオを頼みました。 カツオは宮古近海物。 伊良部島の佐良浜漁港がカツオ水揚げで有名です。

 宮古のカツオ漁は海神祭後から始まり、9月に最盛期を迎えます。 この写真は12月1日に撮ったので、シーズンから過ぎています。 しかし、お店の人に聞いたら、「カツオは一年中ありますよ」との答え。 解凍ものでないと信じましょう。 だって、この日のカツオの刺身はとっても美味しかったから。

 そして、私お薦めの「シーザーサラダ」です。 この店のシーザーサラダは野菜たっぷりでとっても美味しいから必ず注文します。

 

 さて、ビールが飲み終わりましたので、島酒一合を注文。

 島酒はストレートだときついので、年中氷入り水割り。 でも今のシーズンは水だけでも十分にいい気がしますが。 最初のつまみ2品がそろそろなくなってきたので、追加注文。

 

 沖縄料理の代表、「ゴーヤーチャンプルー」。 この店のは肉が少なく、ゴーヤー他野菜・島豆腐(にがりの効いた超木綿豆腐)が主体です。 この他、「パパイヤチャンプルー」がお薦めです。

 だいたい、生ビール一杯・島酒一合とおかず三品程度が気持ちよく満足する標準量です。 調子いいとあと一合+おかず一品かな。

 

 いいかげん腹立ってきた人がいるかもしれません。 「もし、ゴーヤーを焼き魚か唐揚げ、島酒を焼酎お湯割りにすれば、ただの内地の居酒屋と同じじゃないか!!!」 そのとおりです。 だって経営者がナイチャーですもの・・・

 でも週末といえどもけっこう混んでいます。 

 美味しく満足できれば、沖縄料理でも日本料理でも西洋料理でもいいじゃありませんか。 私はさっぱり系が好きだけど、誰でも満足していただける居酒屋さんだと思います。

 


今日は暖かったから・・・比嘉ロードパーク

2012-12-13 20:47:42 | 宮古島にて

 今日は暖かな日でした。  よく晴れていたし、風も暖かった。 着ている作業服も夏服で、袖をまくって夏モ-ド(内地の皆さん、すみません・・・)。 あんまり気持ちよかったので、現場に行く途中、ちょっと寄り道。

 

 ここは宮古島一周道路の北東海岸にある展望台「比嘉ロードパーク」です。 目印はこの看板。 やや傾きかけ+ややペンキはげ。 台風塩害に耐えている姿がよく見えます。

 道路からの入り口が2ヶ所あります。 その入り口にはシーサーが鎮座し、ちょっと怖い顔で出迎えてくれます。

 さて、駐車場に車を置いて、外に出ましょう。

 日陰付きの休憩所とトイレがあります。 風景を眺める前に、ここから主要都市・島嶼の方角と距離等を示した表示標を見てみましょう。

 東京まで2000km, 那覇まで300km。 近いところで来間島(来間大橋でつながっている),大神島(まだ行ったことがない!)などがあります。 ついでにここの標高は100m近くあります。 この展望台は断崖に近いような地形の頂上部に位置しています。

 

 では風景を。 まず北側を見てみましょう。

 こんな感じ。 かすんでいますが、水平線左側に池間島,水平線真ん中からやや右側、沖合に浮かぶ富士山のような島影が大神島です。

 

 では、東側の東京方向を見てみましょう。 東京が見えないことがよく分かります。 那覇ですら見えないことがよく分かります。

 エメラルドグリーンのリーフ内。 白波が立つリーフエッジ。 そしてコバルトブルーの外洋は群青色の太平洋です。 遙か彼方の水平線は湾曲しています。 地球が丸いということがよく分かります。 ・・・宮古島から見て、どこまでが太平洋か東シナ海か?・・・ あまり深く考えないようにしましょう。

 

 リーフ内のエメラルドグリーンがきれいだったので、アップを。

 スキューバダイビングでサンゴ・熱帯魚くん達をウォッチングしたくなる気分です。

 

 ねんのためお断りしますが、この写真は平成24年12月13日(木)13:00頃の風景を撮っています。 決して夏の一コマではありません。 

 

 今年は平年より寒さが早く来ていると友人達は言ってます(ぼやいています)。 でも晴れるとこんな感じ。 私も20年近く前の今頃、雪降る東京の本社に電話しながら、なぜか優越感に近い状態でした ---内地の皆様すみません---

 

 でも明日か明後日から天気が崩れ、来週からまた寒くなる予報です。 今週のブログは寒かったり、暑かったりと日々一喜一憂している内容です。 精神的に喜怒哀楽があり、そう・うつに浸れない状態です。 今日はまさにミサイル発射のニュースも吹き飛ばすような感じでした。

 この調子を週末まで持続させようっと!