沖縄島を中心に発信します。 天気がいいね・・・晴れも曇りも雨も好きだから!

晴れれば洗濯物が乾く。雨が降れば農作物が育つ。災害あればみんなで協力して安全対策を考える。自然はみんなに平等だよ。

これは何でしょうか?

2012-06-26 18:38:14 | 宮古島にて

 宮古島島内のサトウキビ畑にはこのような施設がいたるところで見られます。

 管の形?バルブが付いている・・・ 何となく「水が汲めるような施設」と想像できませんか? その通りです。 これは農業用水を汲む施設です。 カギ型に曲がった鉄管の先の青いホ-スは「サニーホ-ス」と呼ばれる手で巻くことができるが、けっこう丈夫なPVC(ポリ塩化ビニル)ホースです。

 では、この施設の名称は? いつもお仕事をさせていただいている「沖縄県農林水産部」のホームページには「農業土木用語」とその説明のコーナーがあります。 お客さんの宣伝に、アドレスをクリック。

http://www3.pref.okinawa.jp/site/view/contview.jsp?cateid=53&id=11612&page=1

用語解説(農業土木編)

○かんがい
 ダムや用水路、かんがい施設を整備し、作物の生育に必要な水を耕地に注ぐこと。
 かんがい施設のタイプとして、1型(スプリンクラー)、2型(給水栓)、3型(コイン式給水所)がある。(注:ホームページの1・2・3はローマ数字表示)

 畑に水を供給するシステムを「かんがい」(灌漑:漢字で書くのは難しい・・・)といいます。 かんがい施設のタイプは1・2・3型に分かれています。 1・2型は名前からしてわかりますよね。

 この写真に写っている施設は3型のコイン式給水所、つまり有料の給水所です。 軽トラやトラックに水タンクを積んでホ-スの下に乗り付けて、タンクの上蓋を開けて中に水を入れます。 簡単に給水でき、運ぶのにも便利ですので、1・2型の施設が未だ付いていない農地では重宝がられます。 で、水のお値段は?

 

 給水コントローラーボックスに近づき、ハンドルを回して蓋を開けると、

 10円と100円を入れるコインボックスがあります。 給水可能のランプが付いていますので、お金を入れれば水が出ます。 このような施設は沖縄だけではなく鹿児島(私は喜界島で見かけました)にもあります。 でも利用目的はあくまでも農業用のみです。 倫理感を持って使いましょう。

 10円で500L出ます。 もちろん必要量に達したら、途中で止めることもできます。 ただし、100円を入れてもおつりは出ません。 最大500L×10=5,000Lを使い切って下さい。 出るときの水の勢いはすごいです。 使用する時にはサニーホ-スをタンクの中に入れてしっかりと持って下さい。 勢いのあまりホ-スが暴れて思わず水をかぶることも・・・・

 私はそれで持っていたデジカメとともにもろにかぶって、カメラの基版が破壊されました。 ごっそり修理費がかかりました。

 最後はちょっぴり恨みを込めた紹介となりました。

 


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めて知りました (OB会長)
2012-06-27 12:41:16
勉強になります。
ボックスに鍵がかかるようになっているみたいですが、いつもはキーは開いているのでしょうか。
返信する
OB会長さんお答えします。 (nobu-chin_oki)
2012-06-28 08:16:28
 「初めて知りました」での質問の答えです。ハンドルボックスは常に開けられます。むしろ、最近型(新しい施設)は蓋がなく、直接コイン投入口が正面にあります。
返信する
ありがとうございます (OB会長)
2012-06-28 08:33:38
知らない世界なので、何だか「すごいな~」という感じです。
返信する
Unknown (ねこ次郎)
2012-07-05 20:47:51
パンツ一丁で水浴びしたくなりますね。
返信する

コメントを投稿