宮古島北部の狩俣地区より南東側に島尻地区があります。 ここの海岸近くは泥の多い川筋や沼地の
ようなところが多く、マングローブが多く生えています。
こんな感じ。
泥の中からニョッキリ。 マングローブ(英: Mangrove)は、熱帯-亜熱帯地域の河口汽水域の塩性の川・湿地
にある森林のことでです。世界では、東南アジア、インド沿岸、南太平洋、オーストラリア、アフリカ、アメリカ
等に分布します。 日本では沖縄県と鹿児島県に自然分布します。 ここで育つ樹木はマングローブ植物となりま
す。 本土では珍しい木ですが、沖縄ではあんまり珍しくありません。
でもまあ、枝がぽこって落ちて、泥に突き刺さると根・1本の木となって育つので、珍しいと言えば珍しい生態です。
本当に”挿し木”状態。
さて、この島尻地区には国の無形文化財である”バーントゥ”の伝わる場所です。 バーントゥとは沖縄の妖怪
・鬼であり、この祭りを”バーントゥ・プナハ”といいます。 この祭りは泥をかぶった親子3人の神の化身が人々に
泥を塗りまくって無病息災を願う祭りです。 毎年旧暦の9月初めに行われます。 3人の神様の格好。
(宮古島市立博物館にて) つまりマングローブの生える川・湿地の泥を全身塗りたくった神様です。
なんかこの辺にいるみたい・・・・・