脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

東北の木で椅子をつくろう

2013-02-11 | イベント

Resize0761

「三月のマウンテン画廊」のワークショップ

「東北の木で椅子をつくろう」で

大雪の中、3時間かけて鶴岡市の渡部銘木店へ。

木の伐採から製材まで全てを行っている、

至極、稀な木材店さんです。

ここで、椅子の最終仕上げをします。

クルミをハンマーで割って実を出して潰し、

その油を使いオイルフィニッシュ塗装にします。

ワークショップ参加者それぞれ椅子は、木の種類が違います。

欅、杉、松、栃。ちなみに私は赤松です。

でも、作っていくにつれ、欅が羨ましくなってきました。

渡部銘木店でも一番多く扱っているのが欅で、

社長曰く、木材の中で欅が最高との事。

硬い木で加工が難しい半面、実に木目が美しい。

クルミ油を塗りこんでいくと、欅らしい赤みのある色に変っていきます。

「良いなあ」

でも、赤松の我が椅子もやさしい色合いに仕上がりましたよ。

Resize0760

倉庫内には、欅、ヒノキ、埋もれ木が所狭しと。
その中に珍しく赤松を発見。

この赤松は、かなり目が細かく、やはり銘木。

Resize0762_2

店の奥さんが「これ見て~綺麗でしょ」と、

光りを放つケヤキの木目。

本当に木が好きな事が覗える奥様に、

バレンタインのチョコまで頂きました。

帰り際に「ウォン チュー want you~」

「えつ?」  チョコもらったしな~

そしたら、門柱が大きな羽黒山の杉の丸太で、

「門柱~」でした。

失礼いたしました。

切った木が使えるようになるまで

乾燥に最低でも5年から10年とかかり

反りやヒビの部分を削いでいくと、

元の30%くらいしか使えないとの事でした。

社長さんの

「時間は、お金では買えない」

の一言が印象深く残り、

私自身の仕事にもフィードバックできる言葉だと思いました。

そんな機会を作って頂いた講師の天羽さんに感謝です。

制作した椅子は「三月のマウンテン画廊」に展示されます。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三月のマウンテン画廊 | トップ | 雪に埋まる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿