脱サラ陶芸家の干支ワールド/「つち団子ブログ」

干支の置物づくりの様子をご紹介/登り窯を焚く/深山焼 深山工房つち団子(ミヤマヤキ)

2017干支ニワトリ 制作レシピ

2017-01-06 | 干支シリーズ/縁起物
200gの土団子2つを用意。

メン棒で伸ばす。タタラという。

石膏型を作っております。

伸ばしたタタラ粘土を型に入れます。

取り出すと、ニワトリの右半分。

足を作っておきます。
40gくらい。

足を付けて
(とりモモ肉6ミリカットしてから)

泥を塗って2つを接着。


右のを、左に整形します。


ここに穴空けときます。


ベースに立たせます。
けっこう難しいところです。
ベース120g



「立った!クララが立ったー!」



よく立ってますよね。



二本の脚で立つ、危なげな形は、
これは、私がリスペクトする陶芸家ハンスコパーへのオマージュなんです。

これコパーの作品、キクラデス フォーム

ビリビリ痺れる!

コパーの方が、もっと危なげでしょ。


彼がコパー(隣りは、たぶんルーシー)



お顔を作ります。

トサカ。

切れ目を入れて。
トサカはラジエターの役割り
体温調整してるんだそうです。

目を付けて


じつは、干支の目 をどんな風にするか、ここ数年ずっと考えております。
もっと彫刻な感じにするか?

はたまた、目を作らないとか。

色々作っては、試行錯誤しておりますが、
答えはまだ、、。


竹串で、

パッチリお目々の、お顔が完成

足を付けます。



羽根

泥を塗って接着

接着完了で、整形完了。


ずっと干支を作ってると、
さすがに手が荒れてくるんです。
このゴム手袋は、使えます。


手袋をして、細い粘土細工なんて出来るわけ無いと思っていたのですが、
けっこうイケます。

スマホの画面にも、ちゃんと反応するし、こもって蒸れてビショビショということもなく、しかもリーズナブル。

技術の進歩とは計り知れないものです。
さらなる飛躍を期待します。






自然乾燥させます。

そして、強制乾燥!
焼き鳥〜!


これから焼成。本焼きです。
1250度の頃、土が溶けるというか、柔らかくなって変形する可能性があります。
二本の脚で立つニワトリが、倒れてしまう危険があります。


なので、

支えの棒を付けます。
焼き上がった後、外します。


窯詰め。

ニワトリは、釉薬や絵の具などで色は付けず、土そのままです。
サヤという焼物の箱に、籾殻と炭と共に入れて焼く事で色が付きます。サヤ炭化の窯変といいます。


隙間を開けて空気の量、炭の量、もみ殻の量で色合いが全く変わります。

腕の見せどころ。


フタをして8〜12時間くらい焼いて、中1日冷ませばハイ完成。
(簡単に言い過ぎてる)



こちらもご覧ください。
干支とり制作レシピ2005年バージョン

〜〜〜〜 通販のご案内 〜〜〜〜

「2017干支とり酉」ご注文を承り、制作して発送いたします。
ご注文頂いてから1ヶ月ほどかかります。

予定価格3000〜3500円

下記の深山焼の携帯メールに、
送り先のお名前、ご住所、郵便番号、携帯電話番号。

そして、ツルとニワトリのどちらのタイプか。個数をご連絡ください。

(ツルタイプの方が制作進んでるので、お届けは早いです)

ゆうパック着払いでお送り致します。

代金は、郵便振込み用紙を同封致しますので、郵便局にてお支払いください。

〜〜お知らせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
深山焼干支酉 とり販売場所は、産直どりいむの他に、

2017年1月8日 (日) 10時〜
仙台市「お薬師さんの手づくり市」
こちら
http://www.oyakushisan.com/
宮城県仙台市若林区木ノ下3丁目8−1
無料駐車場があります。
10時〜15時に開催。

「陸奥国分寺跡陸奥国分寺薬師堂」というお寺の境内で開催する市です。


2017年1月10日 (火)10時〜
「山形市 初市」
山形中央郵便局前

お問い合わせ先
TEL090-2955-1939

お問い合わせ メール
dango.01@i.softbank.jp

深山焼 深山工房つち団子
金田利之

〒992-0776
山形県西置賜郡白鷹町深山2530




ホームページ
http://www.dango-miyama.sakura.ne.jp

つち団子ブログ
blog.goo.ne.jp/noborigamaaruyo

恋つるダンス / 深山焼 2017干支 酉



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする