さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

半夏生

2013年07月02日 | 植物
老眼をかけて半夏をさがす朝


山本健吉編「最新俳句歳時記-夏」によると

雑節で七十二候の一、夏至の第三候にあたる。
すなわち夏至から十一日目で、太陽の黄経が100度の日であり、7月2日ごろにあたる。
半夏(からすびしゃく)という毒草が生じる意である。

とあった。

からすびしゃく???

ということで今朝植物園に「からすびしゃく」なるものを探しに行った。

しばらく探しても見当たらず、ちょうど園内の手入れをされたおられた職員の方に咲いている場所を教えて頂いた。


ありましたぁ!「からすびしゃく」♪ コブラの鎌首みたいな植物でした。

サトイモ科の多年草










畑などに生ずると駆除が困難な植物らしい。

「中はずらせ、半夏は待つな」と云う諺があって、半夏までに田植えを終えないと
収穫が半減する「半夏半作」になると言い伝えられているようだ。



こちらはお馴染みドクダミ科のハンゲショウ♪










白と緑に染め分けるぼかし加減が絶妙です!


つりぼかし匠の技やハンゲショウ