さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡

2013年07月01日 | アート 伊藤若冲♪♪♪



初めてプライスコレクションを拝見した時も同じ思いを抱いたが、
このファインバーグコレクションの公開に敬服の念とともに深い感謝を捧げたいと思った。

今日のように江戸絵画がブレイクした大きな要因は外国の方々のコレクション公開によるもの。

美術品保護の観点から言えば非公開が一番であるはずなのに

長年大切にしてこられたものを惜しげもなく私たちに紹介してくださった結果

その素晴らしさ面白さにあらためて日本人が気づかされたということだろう。


Ⅰ 日本美のふるさと 琳派

Ⅱ 中国文化へのあこがれ 文人画

Ⅲ 写生と装飾の融合 円山四条派

Ⅳ 大胆な発想と型破りな造形 奇想派

Ⅴ 都市生活の美化、理想化 浮世絵


琳派は宗達の「虎図」にはじまり、酒井抱一の「十二ヶ月花鳥図」が、
これまで観たどの抱一の「十二ヶ月花鳥図」より題材・構図とも私は一番好きであった♪

文人画では、蕪村の「寒林山水図屏風」、山本梅逸の「嵐山春景・高雄秋景図屏風」・「畳泉密竹図」♪

円山派では、応挙の「美人図」、初期の「孔雀牡丹図」がのちの「孔雀牡丹図」への展開を思うと面白かった♪
森徹山の「春鶴秋鹿図屏風」そして最近気になる柴田是真の「二節句図」♪

奇想派ではもちろん若冲の「菊図」COOL♪♪♪
蕭白の「宇治川合戦図屏風」蘆雪の「拾得・一笑・布袋図」♪

浮世絵では、初代豊国の「三代目瀬川菊之丞の娘道成寺図」鳥文斎栄之の描く遊女図が妖艶♪

あげればきりがなくとにかくどれもこれも素敵で面白かった。