さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

於玉ヶ池の古事

2010年01月29日 | 今様江戸名所図会
友人も千葉道場跡に行ってみたいというので、食事が済んでから、
また江戸探訪(笑)になった。

『江戸名所図会』に「於玉ヶ池の古事」というのがあって

美しい娘が満開の桜の木の下でお茶をたてていて、
その姿に二人の男が見とれているような図がある。

昔、この娘お玉が二人の男性から求婚されて、
どちらにも決め難くそのころは上野の不忍池より大きかったというこの地の池に
身をなげてしまったそうで、私は「源氏物語」の浮舟を想ってしまった池の跡。

そのお玉の伝説からその名がつく「繁栄お玉稲荷大明神」
写真は真っ暗でこれではよくわかりませんね(笑)

御祭神は倉稲魂命