さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

冬のメトロの祇園囃子

2010年01月23日 | 日記

夕方、地下鉄に乗ろうと赤坂見附駅につくと
どこからともなく祇園囃子が聞こえてきた。

ゆっくりとしたテンポの囃子であったが、
「今の季節になぜ~?」と周囲を見回すと
京都のお菓子屋さんのお店が出ていた。

祇園祭の時には荘厳な響きにきこえる渡り囃子も
冬の地下鉄の駅の中ではなんとなくさみしさが漂っていて
「京都をアピール!」するためかもしれませんが、
(たしかにその囃子で気がついて頂いてから言うのもなんですが、)
こういう販売の方法は個人的にはなんだかちょっと悲しかった。





歌舞伎以前

2010年01月23日 | 歌舞伎関連の本
林屋辰三郎著「歌舞伎以前」

55年も前の岩波新書

「日本の芸能は、つねに民衆の生活とともにあった…」で始まるこの本は
歌舞伎誕生以前の芸能の歴史的流れをふまえた解説が興味深い♪

とくに著者が語る「世阿弥元清」がとても面白い。