さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

磯田多佳女のこと

2010年01月09日 | 本♪
古書店に注文していた谷崎潤一郎著「磯田多佳女のこと」が届いた。

初版本はちょっと高価だったので、昭和26年再販であるが、
和紙の袋とじ、装丁は磯田又一郎画伯、
ちょっとやけた感じも古書らしくて素敵な佇まいの本である♪

磯田又一郎筆の「川沿ひの家」が在りし日の大友らしい。

「かにかくに~」の吉井勇筆の色紙や、「春の川~」の漱石筆の色紙
多佳女筆の月見草やあざみの図など掲載の写真も興味深い。

多佳女の文人たちとの交流が谷崎潤一郎の追想で描かれている。