さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

重要文化財「赤門」

2009年05月04日 | さよなら歌舞伎座

五月大歌舞伎昼の部の「盲目長屋梅加賀鳶-加賀鳶」は、

本郷木戸前勢揃いより、赤門捕物まで四幕六場。

勢揃いは、日蔭町松蔵(梅玉丈)を始めとして、

三津五郎丈・菊之助丈・松緑丈・海老蔵丈・松江丈・男女蔵丈
亀三郎丈・亀寿丈・巳之助丈・萬太郎丈・亀蔵丈・市蔵丈・権十郎丈
秀調丈・團蔵丈・左團次丈という超豪華なつらねだ♪

そして、天神町梅吉と菊五郎丈が二役で演ずる悪の道玄が
捕り方に囲まれるシーンに赤門が出てくる。

赤門といえば、東大が浮かぶが、
もとは加賀藩の屋敷で、おかかえの火消し「加賀鳶」がいた。

将軍家から、姫君が嫁いだ大名だけに、
「御守殿門」赤門の建築が許されたそうで、
火事で失うと、再建することができなかったそうで、
ゆえに加賀鳶が厳重に火の用心をしていたわけ!

現存の赤門はその原型を残す唯一の門で、重要文化財指定。
今日、私たちが仰ぎ見ることができるのも「加賀鳶」のおかげなのだ♪