さくらんひめ東文章

指折って駄句をひねって夜が明けて

寿式三番叟

2009年05月13日 | 劇♪場♪
笛の音が響き、千歳が面箱を持って登場すると、
鶴澤清治さんの重厚な三味線が響く♪

今回は大夫・三味線が舞台正面にずら~っと並んでの
豪華な演出だ。

国立文楽劇場開場25周年を祝しての「寿式三番叟」である。

天下泰平・国家安穏を祈念する翁の舞の後、
二人の三番叟の力強い躍動的な連れ舞が始まる。

五穀豊穣・子孫繁栄を願う舞で、
激しく足をふみならしての舞なので、踊り疲れて休みだしそうになったり、
文楽人形ならではの見どころが沢山ある♪
勘十郎さんの三番叟が良かった!

「伊勢音頭恋寝刃」
「日高川入相花王」も共に迫力のある演目

「伊勢音頭恋寝刃」古市油屋の段、やっぱり住大夫さんは格段に素晴らしいな♪

「日高川入相花王」で、1980年以来の上演である真那古庄司館の段を
拝見できたのが嬉しかった♪
四月に「切場語り」に昇格された咲大夫さんの「切」だ。

国立劇場小劇場での5月文楽公演、
本日は「満員御礼」が出ていた。