関西地区名刹・古刹巡りその4は、西国四十九薬師霊場の「霊山寺」と「浄瑠璃寺」の2ヶ寺を採り上げます。
* ↑(4件) 西国四十九薬師霊場第2番札所 「霊山寺」
「霊山寺(りょうざんじ)」は、奈良市中町にある霊山寺真言宗大本山の寺院で、山号は登美山、本尊は薬師如来。天平8年(736)の創建で、開基は行基。
この寺は奈良市の西郊の富雄地区にあり、戦乱に巻き込まれず古い面影を今に残していますが、境内バラ園には世界のバラを集め参拝者に憩いの場を与えています。
文和5年(1356)建立の三重塔が、境内南斜面に美しい姿を覗かせており、境内雰囲気を更に盛り上げています。
* ↑(4件) 西国四十九薬師霊場第37番札所 「浄瑠璃寺」
「浄瑠璃寺(じょうるりじ)」は、京都府木津川市加茂町にある真言律宗の寺院で、山号は小田原山、本尊は九体阿弥陀如来。永承2年(1047)の創建で、開基は義明上人。
この寺は木津川地区の緑深い地にあり、池を中心とした浄土式庭園と、平安末期の本堂及び三重塔があり、平安朝寺院の雰囲気を今に伝えています。
この寺の持つ「東方浄瑠璃世界」の雰囲気と、本尊・九体阿弥陀如来の魅力を求める参詣者が多い寺で、参詣者間では極めて人気の高い寺院です。
(*写真④は「九体阿弥陀如来」、資料より)
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