真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

弥勒真経~二、寶「宝」を領し魯(ろ)を斎(すく)う霊山地(りょうせんち) 拈華(ねんげ)を印と証し三乗を考(ため)す

2024-06-23 22:11:40 | 弥勒真経 解釈

人々が正法を求め仙仏の得た秘寳(ひほう)を領受(りょうじゅ)したいと欲するならば、必ず、魯の地(山東、即ち祖師の出生地)に明師を尋ね訪れてその口訣(こうけつ)を求めるべきである。

されば、初めてよく古聖の得た寳を了悟できるし、然る後、俄(にわ)かに霊山(りょうぜん)の古仏修業の寳地を観ることができる。

これは道が東土に降って来たことを証明するものである。

釈尊が拈華微笑(ねんげみしょう)して心印を伝えた其の法をわれわれも、老〇様(ラウム)の子として領受することができる。

これは共に有縁(うえん)の人であると言えるし、すでに霊山の寳地を捜し当てたひとである。

正に勤修(ごんしゅう)して怠ることなく終始伝えて止めることがなければ、将来は定めし心印の効果を立証することができる。

一人一人の功果の大小は試験され、成功した人はすべて三乗九品(さんじょうくぼん)の位に列することができるのである。

続く


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