真説・弥勒浄土      

道すなわち真理の奇蹟

師尊老大人曰く‥天運真命の時、道体の受用の機とぴったり合うことができてこそ、時機が純熟したという。

2023-10-29 19:30:17 | 師尊老大人・月慧師母

 師尊老大人様は弥勒浄土10800年の道統の師です

師尊老大人曰く‥

真正の犠牲は、生命を犠牲するその一刻のことではなく、あなたが義の為に付出することを決定したその一刻のことである。
真正の喜捨は、あなたが豊富に持っている一切の中で、余分なものを布施することではなく、あなたが最も困難な時に、あなたが持っているものを放下し、さらに他人を助けることができることである。前賢や後学を看て彼らの身の上に生命が有り、光芒が有るのは、それは彼らが曽て耐え難い烈火の中において鍛錬した事を代表している。同様に、この得がたい生命と光芒を得たいと思うなら、あなたは必ず 上天があなたに給った烈火を通り越して、あなたに属している光芒から出て、あなたに属している精神から出て、あなたに属している道場から出て、鍛錬しなければならない。修道辦道はつまり、このような事である。」

【註釈】

○淬煉‥鍛造する時、焼けて赤くなった金属を水の中に入れることで、金属の強度と硬度を増加させる事。意味を押し広めると、鍛錬、磨煉のことである。

師尊老大人曰く‥

「火の鳥の伝説を聞いたことがあるか?牠は死を迎える時、朝日で輝く丘の上で、あらゆる最も高貴で最も香り高い木の枝を集め、これに火をつけて自分自身を燃やす。但し牠がもし本当の火の鳥であり、そして時機が純熟しているならば、火を浴びる中で生まれ変わる事ができる。その羽は更に豊かになり、その声は更に清く、その心霊は更に神妙になる。」

【註釈】

○火鳳凰的傳説・・伝説によると、鳳凰(これは古代の人々が雉や孔雀など様々な鳥類の特色に基づいて創造した形象である)は、寿命が最も長く、五百歳まで生きることができる。まさに牠が死ぬ時、自分で秘密の場所を探し、至るところで香木を口に銜えて拾い火を点けた後、身を火中に投げ入れ燃やす。火の洗礼を経て、新しい鳳凰に生まれ変わる。

○火鳳凰‥文烹武煉を何度も経験して心霊が昇華した修辦道人員のこと。鳳凰は 上天が期待している修辦道人員を指す。

○時機純熟‥

師尊老大人曰く・・「天運真命の時、道体の受用の機とぴったり合うことができてこそ、時機が純熟したという。」

○浴火重生・・烈火の苦しみと艱苦の考験を経過して、心霊が昇華し、復活して重生するまでに至ること。

○其羽更豊・・德が更に具われば、非常に困難な任務を承担するに足る。

○其音更清・・世を覚醒させる声が更に清亮となれば、人を目覚めさせるに足る。

○其神更髄・・精神や正気が更に満ちれば、聖佛の心法を伝承するに足る。

師尊老大人曰く・・

「切磋琢磨を経てはじめて、値をつけれない程の宝である美玉が顕れる。文烹武煉を経てはじめて、頂点立地の大器となる。心性の内涵や心性の提昇には、必ず多くの艱難辛苦や、佛魔の考験を経過しなければならず、それではじめて真正に成就することができる。」

辦道人員は度重なる劫難や、道脈が絶続する関鍵の時にいて、 上天の文烹武煉に耐え、同修間は更に苦境に身を置いても互いに助け合い、互いに鞭打ち励まし合わなければならず、共に善愿・和合・道情を集めて、道念を互いに伝授させ、感化させる。 上帝と共にいて、聖佛と同じ心で、同修と進退を共にし、道親と共に学習して、天命金線を繋ぎ、前後の道気を繋ぎ合わせ、人々皆を、復活し重生して白陽聖賢に成就できるようにさせる。

【註釈】

○切磋琢磨・・切、磋、琢、磨は骨や象牙や玉石や石等を加工する各種の方法である。道德や学問の分野において人と人との間で互いに研究討論し勉励しあって、精進しようすることを形容している。

○文烹武煉・・平素、人に接する時の態度は、柔和な心で守玄し、心身を合一させ、温和でわずかな火を用いてこれを煉るので、「文烹」という。もし慾念でかき乱されることがあれば、まさに慧剣(煩悩を断ち切る智慧の力)を使って、激しく烹て極まりまで煉って対治(煩悩や怠惰な心を断つこと)するので、「武煉」という。ことわざに云う・・「玉は琢かなければ、器に成らず。金は煉らなければ、値打ちがない。」儒家では切磋琢磨といい、道家では文烹武煉という。修辦道は使命を承担して、必ず磨煉や考験を経てはじめて、心霊の内涵を提昇することができ、成就するところがある。

○相濡以沫・・泉の水が涸れ、魚が互いの唾液で潤しあうこと。人は同じような困境にあれば、互いに微力で以って助け合う事の喩え。

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