Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

5月の花のアルバム ②

2023-06-10 | みんなの花図鑑
先回の続きです。⇒ 5月の花のアルバム ① 2023-06-07


今回も、5月の花のアルバム ① 同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




地中海ヨーロッパ原産のセリ科の顕花植物の一種です。草丈は60cm前後で、セリ科の植物らしい、ニンジンに似た繊細な切れ込みのある葉で、レースのような白い花を咲かせます。



本来は多年草ですが、日本の暑い夏を越すことができずに枯れてしまうので、一年草として流通しています。暑さには弱い一方で寒さには強く、戸外で越冬できます。

<オルラヤ グランディフローラ   セリ科オルラヤ属>
5/2 坂野ガーデン




伸ばした茎の先端に約1.5cmのとても小さな花を咲かせます。花は白色が多く、花弁の枚数が4枚で、長い雄しべが目立ちます。これらの特徴から「ハクチョウソウ(白蝶草)」とも呼ばれています。



花は咲いてから3日ほどで散ってしまいますが、春から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。



<ガウラ(白蝶草) アカバナ科ガウラ属> 5/17 北柏ふるさと公園



温帯から熱帯の地域に分布し、世界に約850種も存在しますが、日本では6種類が自生しており、さらに7種類ほどの外来種が帰化植物として定着しています。



5月から10月に黄色い小花を咲かせます。花の大きさは0.8〜1cmで、花びらは5枚あります。晴れた日の午前中に咲き、夕方には花びらを折りたたみます。



<カタバミ(片喰) カタバミ科カタバミ属> 5/17 北柏ふるさと公園



花がやや濃いピンク色ですが、花の先端がやや白色になるのが特徴です。クローバーの花の中では最もきれいな品種です。



地面を這うように広がり花をたくさん咲かせます。宿根草なので、毎年増えて広がっていきます。

<カトレア クローバー マメ科トリフォリウム属>
5/2 坂野ガーデン




地中海沿岸原産のキク科のハーブです。春から初夏にかけて白い小花を咲かせます。爽やかさと甘さの感じられる香りで、古くからお茶やアロマテラピー、薬用などに使われてきました。



日本へは、江戸時代(19世紀初め)にポルトガル人やオランダ人に伝えられたといわれます。



<カモミール(加密列) キク科シカギク属> 5/17 北柏ふるさと公園




南アフリカ原産の植物です。草丈およそ15cmから1mにもなる多年草です。花色は赤や白、オレンジ、黄、ピンク、紫などさまざま。筒状で襟に似た形をしています。



花に見える部分は花ではなく、仏炎苞と言われる萼(がく)が変化したものです。中心部の黄色い部分が花の集合体となります。



<カラー(和蘭海芋)  サトイモ科オランダカイウ属>
5/24 手賀沼




旧ユーゴスラビアのディナールアルプス原産のキキョウ科に分類されている多年草です。開花時期は3月~9月で、青紫のきれいでかわいらしい花を咲かせます。



花は直径2~3cmほどで、星型をしていることが特徴です。この花姿から、「星桔梗」という和名がつけられました。

<カンパニュラアルペンブルー(星桔梗) キキョウ科ホタルブクロ属>
5/12 Mさん宅




道端や空き地などでみられる高さ30~120cmになる多年草です。穂を擦ると「ギシギシ」と音がすると言う説があります。春から秋まで花を咲かせ、大型で成長力の強い雑草です。



繁殖力が旺盛で、畑の害悪雑草として有名です。種子数が多く、1株あたり1万粒もの種を落とすと言われています。



<ギシギシ(羊蹄) タデ科スイバ属> 5/11 近隣の路傍




初夏に鮮やかな黄色の花を咲かせる、アヤメ科アヤメ属の多年草です。池や沼、川、水路などの浅水域でよく見られます。



以前は観賞用に栽培されているハナショウブに黄色系の花がないことから、その貴重性から重宝されたようです。



繁殖力がつよく拡散が問題とされ、外来生物法で要注意外来生物に指定されている植物です。

<キショウブ(黄菖蒲) アヤメ科アヤメ属> 5/2 坂野ガーデン



雌雄同株で、5月~6月くらいに開花します。雄花はクリーム色の花穂を房状に咲かせ、雌花は雄花の付け根辺りに小さな花を咲かせます。



花には独特の香りがあり、初夏の開花の時期になると、どこからともなくその香りが漂ってきますが、良い香りとは言えないようです。

<クリ(栗) ブナ科クリ属> 5/11 近隣の路傍 




古くから親しまれているガーデンプランツの一つです。英国ではつる性植物の女王として位置づけられ、バラのパートナープランツとして親しまれています。



世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。テッセンと呼ばれることもありますが、これは中国に自生している一つの原種のことを言います。



<クレマチス キンポウゲ科センニンソウ属> 5/2 坂野ガーデン




日本ではフウロソウとも呼ばれる多年生のガーデンプランツ。非常に種類が多く、フウロソウ属には100以上の種類があります。



園芸店やホームセンターなどでよく販売されているのは、欧米で品種改良された園芸品種ですが、ゲンノショウコやアケボノフウロなどの日本の在来種もあります。



<ゲラニウム(風露草) フウロソウ科フウロソウ属>
5/2 坂野ガーデン




アメリカ東部を中心に湿地や森、小川や池の畔などに自生している落葉性低木です。5月~6月になると、枝先にブラシ状の花序を出し、小さな花を多数咲かせます。



日本には明治時代に渡来し、庭木や盆栽、生け花の花材として利用されています。名前は、日本に自生する同属のズイナより葉が小さいことから付けられました。



<コバノズイナ(小葉の髄菜) ズイナ科ズイナ属> 5/12 Mさん宅




全長約1.6m.体は白色で、嘴はオレンジ色がかった赤色、その基部に黒色のこぶがあります。若鳥は灰褐色で、こぶはほとんどありません。



日本では、海外から移入されてきたものが野生化してしまい、北海道、関東地方から中国地方で生息が確認されています。

<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属> 5/17 北柏ふるさと公園




地中海沿岸地方を中心に世界に200種余りが自生しています。日本に自生種はありませんが、セイヨウヒルガオなどが帰化植物となっています。



ヒルガオによく似た、漏斗形の大きく開いた花を咲かせ、1花の寿命は2~3日くらい、雨天や夜間は閉じています。



<コンボルブルス(西洋昼顔) ヒルガオ科/ セイヨウヒルガオ属>
5/24 あけぼの山農業公園




関東西南部より西の本州~九州(屋久島含む)に分布するツツジ科ツツジ属の常緑低木。日本で最も多く植えられている庭木で、公園や街路、盆栽等に多用されています。



名前は陰暦の5月(現在の6月頃)に咲くことによります。ただし実際の開花は新枝が伸びきった5~7月で、ツツジの仲間では最も遅く咲き、開花期間は長めです。



<サツキ(皐月) ツツジ科ツツジ属> 5/22 自宅




ゼフィランサスとしても流通している、ピンク色のユリのような小さな花を咲かせる常緑多年草です。黄色いのが雄しべで、1本ひっそりとある白色のものが雌しべです。



名前の由来からも分かるとおり、「サフラン」との見た目は似ていますが、サフランには鮮やかな赤い雄しべがあるため、見分けることは容易です。



<サフランモドキ(サフラン擬き) ヒガンバナ科タマスダレ属> 5/26 自宅




ウツギの八重咲き品種で、花の外側が紅紫色になります。5月~6月上旬の花期になると枝先に花序を出し、多数の花を咲かせます。



ウツギ属は日本では約12種が知られており、他ではウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギなどが観賞用として栽培されています。



<サラサウツギ(更紗空木) アジサイ科ウツギ属> 5/17 北柏ふるさと公園




ヨーロッパ、アジアに分布するシソ科の多年草です。美しい花を咲かせ、栽培と繁殖が容易なことから、世界で広く普及しているサルビアの一種となっています。



開花時期の初夏になると、株元から茎を立ち上げ、穂状の花序に唇形花の小さな花がびっしりとつき、花は下から上に向かって咲き進みます。



<サルビア・ネモローサ シソ科アキギリ属> 5/17 北柏ふるさと公園



最後までご覧いただきありがとうございました。
次回「5月の花のアルバム ③」に続きます。