
5月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。5月はバラの花の種類が一番多い月で、新緑の季節でもあります。5月は140品種ほどの花木や鳥の撮影できました。毎月恒例の記録として8~9回に分けて投稿します。
花占い / Vaundy:MUSIC VIDEO
北海道南西部から沖縄まで、日本全国に自生するグミ科の落葉樹。日当たりのよい原野や川原などの水辺に見られます。
開花は4月~5月で、花がびっしりと咲きます。咲き始めの花は白ですが、やがて黄色へと変化します。9~10月頃に赤くて丸い果実(偽果)ができます。
名前の由来は、秋にグミの実ができることによります。グミは口に含んで食べる「含み」を語源とする説、刺を意味する「グイミ」を語源とする説があります。
<アキグミ(秋茱萸) グミ科グミ属>
5/2 つくば実験植物園
地中海沿岸に自生するナデシコ科の植物で、細いストライプの入った爽やかなピンク色の花を初夏に咲かせます。
ヨーロッパでは麦畑の雑草として知られるほど丈夫な性質なので、原産地以外にも分布を広げています。
和名のムギセンノウは麦畑に生えるセンノウ、葉がムギに似たセンノウなど由来は諸説あります。
<アグロステンマ(麦仙翁) ナデシコ科ムギセンノウ属>
5/22 北柏ふるさと公園
日本原産のセリ科の多年草。八丈島など伊豆諸島で多く栽培されています。近年、栄養価の高さから健康野菜として見直され、広く認知されています。
秦の始皇帝がその昔、「東方の海中に不老長寿の薬草あり」と使者を送ったとされる言い伝えがありますが、その「不老長寿の薬草=本種」だったと言われています。
本種の名前は、茎葉を収穫しても翌日には新芽を出すほど生育が旺盛な性質に由来します。
<アシタバ(明日葉) セリ科シシウド属>
5/2 つくば実験植物園
ヨーロッパやアジアを中心に自生するシソ科の多年草です。春の季節になると、紫色や青色などのかわいらしい花をたくさん咲かせます。
日本に自生するジュウニヒトエやキランソウも本種の仲間です。和名は「西洋十二単」ですが、これは本種の花が幾重にも咲く様子が十二単に似ていることに由来しています。
本種は、地面を這うようにランナーと呼ばれる茎を伸ばし、短期間で広範囲に広がることができます。この性質から、庭全体を覆い尽くす可能性があり、他の植物が育つスペースを奪ってしまうことも懸念されます。
<アジュガ(西洋十二単) シソ科キランソウ属>
5/2 つくば実験植物園
日本全国の山野や木陰に見られるキジカクシ科の多年草。春の新芽は山菜として食用にされます。ただし、果実は球形で熟すと黒くなりますが、有毒です。
開花は4~6月。花は緑白色で長さ2センチ弱の筒状。花の先端は浅く6つに分かれ、葉の脇から鈴をぶら下げたように咲きます。
名前の由来は、太い根茎の形がトコロ(ヤマノイモ)に似ていて、甘みがあることによります。
<アマドコロ(天野老) キジカクシ科アマドコロ属>
5/2 つくば実験植物園
本種は高さ30~60cm、葉はまっすぐに立ち、茎の先端に1~3輪の花を咲かせる多年草です。
多数の茎が株立ちになり、短く這う根茎からは多数のひげ根が伸びています。 多くが山野の草地や日当たりの良い草地に自生しています。
同じアヤメ属ですが、アヤメ以外の種別にあたるハナショウブやカキツバタを含めて、アヤメと呼称する習慣が一般的に広まっています。
<アヤメ(文目) アヤメ科アヤメ属>
5/2 つくば実験植物園
ヒガンバナ科の多年草(球根植物)で、葉や茎はニラの香りがします。和名の三角葱(ミツカドネギ)は、花茎の断面が三角形であることにちなみます。
アリウム類の中では開花時期が早く、春から初夏にかけて、釣鐘状の白地に緑の筋が入った美しい花が無数に開花します。
繁殖力が高く、分球のほか種でも増えて次第に群生し、時には舗装した道路の割れ目などでも開花している姿を見かけます。
<アリウム・トリケトラム(三角葱) ヒガンバナ科アリウム属>
5/2 つくば実験植物園
チリを中心にブラジル、ペルー、アルゼンチンなど南米に60~100の野生種が分布します。
原産地とその花姿から「ペルーのユリ」「インカ帝国のユリ」などの異名があります。
葉は、はじめは茎から新芽を伸ばしますが根元の所でぐるりと反転して育ちます。私たちが見ている葉は実は裏返しなのです。
外側は大きく丸みを帯びた花びら、外側よりも一回り小さな花びらが内側に3枚あり、花びらにはまだら模様、縞模様がついているのが特徴です。
<アルストロメリア(百合水仙) ユリズイセン科ユリズイセン属>
5/22 北柏ふるさと公園
マレーシアなどの太平洋諸島原産で、ショウガ科ハナショウガ属の常緑多年草です。
別名で、レッドジンジャーと呼ばれます。これは、ショウガ(ジンジャー)の仲間で苞が赤いことに拠ります。
赤い花の様に見える長い松笠状の苞をつけます。苞の間から出ている小さい白いものが花です。
この花は小さいことや、すぐに落下してしまうので目立ちません。温室では、苞が一年中付いているので、花が周年咲いているように見えます。
<アルピニア・プルプラタ ショウガ科ハナショウガ属>
5/2 つくば実験植物園
イベリスには、大きく分けて2種類があります。秋まきの1年草であるウンベラータやアマラなどと、多年草の本種などです。
本種は、1年草のイベリスとは異なり、横に広がる性質が強い植物です。春には地面を覆うように、白い花の美しい絨毯になります。
小花が集合した純白の可憐な花で、4枚の花弁は外側の2枚が大きく、内側の2枚が小さい花が集まってできています。
<イベリス・センペルビレンス(屈曲花:マガリバナ) アブラナ科マガリバナ属(イベリス属)>
5/2 つくば実験植物園
今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。
「5月の花のアルバム①」10品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「5月の花のアルバム②」に続きます。
コメントありがとうございます。
アキグミは水辺でよく見かけますよね。
ゾウムシやオトシブミがアキグミには着くのですか~。
私は、これらの虫を見かけたことはありません。
いても気付かなかったというのが正しいでしょう。(^^ゞ
だんちょうさんは、「花より昆虫」でしたね。(笑)
こんばんは!
アキグミ
良く見かけます、海岸沿いに多いですよね。
アキグミにはゾウムシやオトシブミも特定種着くのでついつい探してしまいます😆😆
梅雨入りの発表が遅れに遅れ、今年は梅雨入り無いのかとも心配し
ていましたが、ようやく本日発表されましたね。
梅雨の雨も鬱陶しくて憂鬱な気分になりますが、梅雨が来ないのも
困るし、人間は勝手な生き物です。
梅雨と言えばアジサイですね。アジサイはよく知っているようで、
意外と知らないことも多いと、今回調べてよくわかりました。特に
アジサイの品種が2000もあるのは驚きでした。
今月は野菜の漢字シリーズやアジサイ特集で時間を取られ、5月の
花のアルバムが遅くなってしまいました。いっそのこと5月はパス
しようかとも思いました。
でも、せっかく撮り溜めた、たくさんの花たちに気の毒なような気
がして、遅まきながら昨日よりスタートしました。
第1回は比較的よく見かける花が多かったので、みなさん花の名前
をよくご存じのようで安心しました。ヒントの出し方をもう少し工
夫するよう改善していこうと思います。
ヒゲオヤジさんから、毎回、個別の花の写真について、お褒めをい
ただくことが、私の励みになっており、感謝申し上げます。
この6月、結構晴れた日も多く、晴れれば真夏並み、降ったら降ったで結構な雨降り、
遅れに遅れた関東の梅雨入りも今日だとか、暑いのも辛いですが、ジメジメムシムシも、
鬱陶しいですし、気分的にはやはり晴れの方が・・・
所で前回のアジサイ、どのお写真も本当に素敵です。
やはりこの時期の花ですね。
雨が似合う花ではアジサイが一番かも知れません。
尤もアジサイの種類、私は大まかな分類しか分かりません。
精々ホンアジサイにガクアジサイ、そしてアナベルくらい・・・
前回のカットで特に気に入っているのは西洋アジサイ最初のカット、
それに八重のカシワバアジサイとピンクアナベル素敵です。
と言う事で、いよいよ今回から「5月の花のアルバム」始まりましたね。
今回は比較的知っている花が多かったですが、アルピニア・プルプラタは初めて、
お写真共々素敵です。
それから綺麗なお写真が多い中で他に気に入った花は、
アキグミ2枚目、ムギセンノウのアップ、更にアリウム・トリケトラムのアップ、
素敵です。
コメントは前回のアジサイが先になってしまいましたが、
この続き、楽しみにしております(^o^)
コメントありがとうございます。
私が花のアルバムを始めたのが、2022年の4月でした。ちょうど2年
経過したことになり、調べた花の蓄積もかなりの数になりました。
ネットで調べた情報を私でもわかる平易な表現でまとめてあります。
その蓄積情報を使っているので、以前ほど調べる手間はかかってい
ません。(^.^)
hanahanaさんは、自宅の庭でたくさんの花や野菜を栽培していると
は言え、アルピニアプルプラタ以外は全て名前がわかるとは、凄い
ですね。
子供の頃、私の身の回りにグミはなく実を食べた記憶はありません。
私が記憶に残っているのは桑の実です。畑になっている甘い桑の実
をそのまま生でよく食べました。
5月も花の種類が多くて 見るだけなら楽しい季節ですが調べるのには大変な労力かと思います。
でも今回は路地物ばかりですので赤い花アルピニアプルプラタだけわかりませんでしたがジンジャーの一種であることは分かりました。赤いウコンなんて有ったかしら?とも思いました。
三角葱 食べられるようですよ。
以前ブログで摘んで食べたと書いてあるのを読んだことが有ります。
因みに子供の頃グミを採って食べましたよ。
渋~いグミと渋くないグミが有るようですが私が食べていたグミは少し渋みありました。
コメントありがとうございます。
京都はすでに激しい雨が降っているようですね。私の地方でも8時
過ぎから雨が降り始め、今日のテニスは中止になりました。
毎月の花のアルバム、私の花の辞書代わりなので、これからも続け
ていきます。ただ、6月中に終わらせる自信はなく、7月にずれ込み
かもしれません。
花は学名、和名、流通名といろいろあって、混乱してしまいます。
自分の感性にあった名前を選べばよいのかもしれませんね。
グミの実は幸い食べた経験がありません。なつみかんさんのコメン
トを見て、一生食べることはないと思います。(笑)
コメントありがとうございます。
私も6月初めに遅まきながら、京成バラ園に春バラを見に行ってき
ました。これで春と秋のバラを全て制覇しました。
ただ、少し時期が遅かったようで、ピークを過ぎて見る事のできる
春バラは期待したほど多くの春バラを見る事は叶いませんでした。
アグロステンマが風に揺れて咲いている様は、とても美しくて絵に
なりますね。和名のムギセンノウよりもアグロステンマのほうが、
花のイメージに近いです。
今朝はものすごい雨!
少しの距離ですが、歩くのも難しく、駅で小やみになるのを待っているところです。
恒例の花のアルバム、もうないのかと心配していましたが、ようやく始まりましたね!
今回も、見たことがあってもなかなか名前が思い出せない花が多かったです。
ムギセンノウやサンカクネギなど、和名なら思い出せるのはありましたが。
グミの実は食べられたことありますか?
とんでもなく渋くて、山で見つけて食べた時、毒かと焦りました(^^;;
今年、ツツジもなんですが、
バラが、賑やかに咲いているのを感じた私です。
アグロステンマ、
可愛い花で大好きだったりします。
そして、初夏を感じますねぇ~