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12月の花のアルバム ②

2023-01-14 | みんなの花図鑑
先回の続きです。12月の花のアルバム 2023-01-09

今回も、10月の花のアルバム同様、花の名前や分類(科名、属名)は写真の後に表記しました。まず、写真と説明を見ていただき、花の名前を考えていただけるようにしました。

今回投稿した花や木も花名板が無いものが多く、グーグルレンズを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。




地中海沿岸地域を中心に20種ほどの原種があり、品種も多く、草丈や花の大きさ、花弁数もさまざまで、黄やオレンジ色の暖色系の花が長期間咲き続けます。



また、薬用や料理の着色料としても利用され、ポット・マリーゴールドの名前でも呼ばれています。



<カレンデュラ(キンセンカ) キク科キンセンカ属> 12/20 アンデルセン公園



ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、サザンカとツバキの交雑種(異論もあり)のうち、背丈が高くなりにくく、八重咲きあるいは半八重咲きになる品種群の総称です。



開花は12月~2月。花弁は紅色、ピンク、白などでその先端は浅く裂け、縁は波打つようになる。花が落ちる様子はサザンカと同様で、花弁がバラバラになります。



代表的な品種は「獅子頭」「勘次郎」であり、関西では古来、シシガシラと呼ぶことが多いようです。



<カンツバキ(寒椿)「獅子頭」 ツバキ科ツバキ属> 12/13 あけぼの山農業公園



東洋で最も古くからある鑑賞植物で、平安時代に中国から渡来しました。改良が重ねられ多くの品種があります。



園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」などがよく知られます。名前の漢字は散らばった米を1ヶ所に集めるの意味で、花弁を米に見立てたものです。



<キク(菊) キク科キク属> 12/13 柏の葉公園



暖地に野生するほか、古くから神社などに植えられています。樹高は普通20mくらいになるが、ときに40mを超える大木もあります。



材から樟脳が採れる香木として知られ、飛鳥時代には仏像の材に使われました。実は10~11月頃に黒く熟し、小鳥の好物で、種が遠くに運ばれます。



<クスノキ(楠)の実 クスノキ科ニッケイ属> 12/13 柏の葉公園



日本ではヘレボルス属を全てひとくくりにこの名前で呼びますが、本来はクリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」を指す名前です。



他には咲き方や色が豊富な「ヘレボルス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボルス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。



<クリスマスローズ(寒芍薬) キンポウゲ科ヘレボルス属> 
12/20 アンデルセン公園



この花は初夏に花が咲くイメージがあり、また、四季咲きタイプのように繰り返し花が咲くものもあります。



しかし冬咲きのグループもあります。白やアイボリーホワイトの下向きに咲くユニークな花は、派手さはないものの、十分に冬を楽しませてくれます。



<クレマチス(冬咲き) キンポウゲ科 センニンソウ属(クレマチス属)>
12/20 アンデルセン公園



「苦労がなく金持ち」に通じるネーミングから縁起木として知られます。若い枝や葉柄が黒紫色であることや、葉が乾くと鉄色になることから名付けられました。



冬期に赤い実を付ける庭木としては最大級のもので、花の少ない冬を彩る存在になる。また、この実はヒヨドリ、ツグミ、ムクドリ、ヒレンジャクなどの野鳥が好んで食べます。



<クロガネモチ(黒金餅) モチノキ科モチノキ属> 12/1 流山総合運動公園



全長61cm、翼を広げると98cmほどで、首が長く、脚、くちばしも長いサギの仲間です。全身白色で、繁殖期には2本の長い飾り羽を頭に持ちます。



海岸、河川、池沼、水田など浅い水辺で餌をさがします。水に囲まれた林を最も好み、集団になって繁殖します。「グワァー」などと聞こえる太い声を出します。



<コサギ(小鷺) 鳥綱ペリカン目サギ科コサギ属> 12/20 北柏ふるさと公園



北米原産の帰化植物。本州中部以西に広く帰化しており、コセンダングサに似ているが、明瞭な白色の舌状花を持つ点で区別されます。近寄って観察するとコスモスを小型にしたようなイメージがあります。



<コシロノセンダングサ(シロバナセンダングサ) キク科 センダングサ属>
12/8 あけぼの山農業公園


全長約1.6m.体は白色で、嘴はオレンジ色がかった赤色、その基部に黒色のこぶがあります。若鳥は灰褐色で、こぶはほとんどありません。



ヨーロッパ中部から北部、中央アジア等の湖・沼・河川を主な生息地としているが、姿の優雅さからアメリカ・南アフリカ・オーストラリア・ニュージーランド等に移入されています。



日本では、海外から移入されてきたものが野生化してしまい、北海道、関東地方から中国地方で生息が確認されています。

<コブハクチョウ(瘤白鳥) カモ目カモ科ハクチョウ属> 12/20 北柏ふるさと公園



ボリュームのある中大輪の花が咲きます。草丈はコンパクトですが、よく分枝し、1株で花がたくさん咲きます。耐寒性が強く、早春から秋まで長期間花を咲かせる品種です。



<コレオプシス・ソランナ キク科ハルシャギク属(コレオプシス属)>
12/8 あけぼの山農業公園



中~大輪の濃いピンク色が美しい八重咲きのサザンカです。12月ごろから咲くカンツバキ系で、別名「立寒椿(タチカン)」とも呼ばれ、たいへん普及している品種です。



愛知県稲沢市井堀町に住んでいた農家・服部勘次郎さん(1869-1938)が苦心に苦心を重ねて作り出し日本全国に広まった品種だそうです。



<サザンカ(山茶花)「勘次郎」 ツバキ科ツバキ属> 11/9 あけぼの山農業公園



八重咲きで、花びらの外側が紅紫色になる品種で、香りのよい花を下向きに付けます。内側が白の八重咲きの色あいが、更紗模様に見えることから名前が付きました。



花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)です。



<サラサウツギ(更紗空木) ユキノシタ科 ウツギ属> 12/8 あけぼの山農業公園



冬になると園芸店やホームセンターに並ぶ、サクラソウ科の球根植物です。カラーバリエーションや花の咲き方がさまざまで、鉢植えだけでなくガーデニングとしても楽しめます。



地中海沿岸地方やヨーロッパ中部に約20種〜30種ほどが分布しています。種類は「原種」「ガーデン」「ミニ」の3つに分類され、それぞれ栽培方法や温度管理が異なります。



<シクラメン サクラソウ科シクラメン属> 12/13 柏の葉公園



冬季など氷点下になる時に、地中の水分が毛細管現象によって地表にしみ出して柱状に凍結したものです。



地中にある液体の水が凍ってできたものであり、空気中の水蒸気が昇華して凍った霜とは別の現象です。



<シモバシラ(霜柱)> 12/20 アンデルセン公園 



平たく、やや厚みがあり、縁がギザギザした葉が連なった姿をしている非耐寒性植物です。幾重にも連なった葉茎の先に、透明感のある反り返った美しい花を咲かせます。



和名はその茎節の姿が海に生息する蝦蛄(シャコ)に似ていることからつけられたと言われています。



<シャコバサボテン(蝦蛄葉仙人掌) サボテン科スクルンベルゲラ属> 
12/13 柏の葉公園



花が車輪のスポークの形に似ているからつけられました。花は4月から6月に咲き、秋になると実をつけ黒紫色に熟します。



ブルーベリーに似た実を付けますが食用にはむかず、染物の原料に利用されます。奄美大島の「大島紬」はこの木の樹皮を使って染めています。


<シャリンバイ(車輪梅) バラ科シャリンバイ属> 12/13 柏の葉公園



オーストラリア原産で、日本で出始めた頃は花色が青いことから「ブルーファンフラワー」と呼ばれていましたが、その後は白やピンク色、紫色の花色も開発されていきました。



ガーデニング向け品種の1つであるサントリー「サンク・エール」は従来のスカエボラより耐暑性と連続開花性が優れ、丈夫で手入れも楽です。



<スカエボラ「サンクエール」 クサトベラ科クサトベラ属(スカエボラ属)> 
11/8 アンデルセン公園

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
次回「12月の花のアルバム ③」に続きます。

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (breezemaster)
2023-01-14 10:56:58
こんにちは^^
今日は珍しく、朝、道路が濡れていました。
少し雨が降ったんですね。
乾燥が強いので、少し降ってくれるのも良いですよね

クリスマスローズ、
クリスマスと付きますが、以外と花期が長い花でも
ありますよね^^
見ると、まだ咲いているんだ、もうクリスマス終わったよ
なんて、声かけています^^;

クレマチス(冬咲き)、
ほんと初夏から夏のイメージなんですが、冬咲きがあるとは、
知らなかったです(@_@)
勉強になりましたm(_ _)m

サラサウツギ(更紗空木) 、
この花咲く初夏、ウツギは、色々ありますが、
可愛いこの花が好きだったりします。
そして、蝶が舞っているの思い浮かべます。
寒い冬、そんな春が来るまで頑張って行きましょう~^^
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Unknown (なつみかん)
2023-01-14 11:26:18
こんにちは~
今回は3問不正解でしたが、比較的分かりやすい花が多くて良かったです^^
(最後のスカエボラは「知らんがな!」でしたが・・・笑)

霜柱ができるほど寒い日に行かれたんですね。
今年は暖冬なのか、全然シモバシラができるような日がありません。
寒い休日があったら、京都府立植物園までひとっ走り見に行ってみようと思っているのですが・・・

コブハクチョウは、ヒントで分かりました。
(一瞬、コハクチョウかと思いました)
続きもまたよろしくお願いします!
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Unknown (yokomasc1390)
2023-01-14 11:45:22
ninbuさん、こんにちは。
コレオプシスだけ分かりませんでした。
ヒントに助けられました。
クロガネモチの「苦労がなく金持ち」には笑えました。
コブハクチョウの嘴の色は綺麗ですね。
クイズ形式、大好きです。
次回を楽しみにしています。
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Unknown (shu2702)
2023-01-14 14:14:07
こんにちは。
3問分からなかったり、間違えたりしました。
私にしては上出来でした。
ヒントに助けられた感もあります。
園芸品種が多いと、間違いが多いです。
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Unknown (ninbu)
2023-01-14 19:08:11
@breezemaster attsu1さん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

今日は久しぶりの雨、幸いに暖かいので恵みの雨ですね。

クリスマスローズ、私も数年前に調べて知ったのですが、日本では
全ての品種を一括りにクリスマスローズと呼んでいるようです。

クレマチス、まだ完全に開花はしていませんが、冬咲きも同様に
花が開いて、クレマチスらしくなるようです。

サラサウツギの実、私は今回初めて認識しました。
特徴のある実なので、もう忘れることはないと思います。

今は一年で最も花の少ない時期ですが、2月下旬まで我慢すれば、
春の花が続々と咲いてくると期待して頑張ります。(^.^)
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
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Unknown (ninbu)
2023-01-14 19:09:15
なつみかんさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

なつみかさん得意の木の実や鳥はともかく、サザンカやシクラメン等
お馴染みの花が多かったかもしれませんね。
シモバシラ、植物のシモバシラと勘違いするのを期待してました。(笑)
私も久しぶりに霜柱を見て、思わずシャッターを切ってしまったんです。
コブハクチョウのヒントは少しサービスしすぎたようですね。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
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Unknown (ninbu)
2023-01-14 19:10:06
@yokomasc1390 さざんかさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

コレオプシス以外正解とは、さすが、さざんかさんです。
特に、木の実の形だけで植物名がわかるとは凄いです。
「苦労がなく金持ち」のヒントがなくても当然わかりますね。(笑)
さざんかさんのリクエストで始まった、クイズ形式の花のアルバム
もすっかり定着しました。ありがとうございます。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
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Unknown (ninbu)
2023-01-14 19:11:07
@shu2702 shuさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

suuさんのように、高山植物や山野草に加え、園芸品種にも造詣が深いと
花を楽しめますね。高山植物はほとんどが漢字表記できる名前なので、
イメージしやすいですね。
反面、園芸品種は長いカタカナ表記が多くて、覚えるのが難しいですね。
いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
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Unknown (toyotamatm828)
2023-01-15 15:14:25
ninbuさん、こんにちは(^-^)/
早速わたしのブログにコメントをお寄せ頂き有難うございましたm(__)m
ところで12月の花のアルバム、第2弾、拝見させて頂きました。
どれも素敵なお写真の数々、やはり12月の花となるとサザンカやクリスマスローズ、シクラメンまたシャコバサボテン(デンマークカクタス)は外せませんね。
因みにアイスチューリップとクリスマスローズはアンデルセン公園に行き、ブログに載せた事が有ります。
そして寒椿にサザンカ、ninbuさんのご説明で納得したのですが、相変わらず私はいざ写真を撮るとなると、サザンカと寒椿の区別が付きません。
これが葉に光沢感が有り、花ごと落花すると椿と分かるのですが、前記のサザンカ等々は見分けが難しいですし、品種名に至っては完全にお手上げ状態です(^_^;)
因みにコサギにコブハクチョウ、そしてシモバシラ、ン?花?綺麗だしハクチョウソウなる花も有るし氷の花も有るので、これも有りかと思いました(笑)
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Unknown (ninbu)
2023-01-16 17:40:13
@toyotamatm828 ヒゲオヤジさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。

冬場の定番のサザンカ、クリスマスローズ、シクラメン、シャコバサボテン等は助かります。
私も毎年この時期にアイスチューリップを見に、アンデルセン公園に行っています。
今年は昨年に比べ、開花が遅いようで、1月中旬ごろが見ごろのようです。

サザンカの品種もたくさんあり、私もその違いがよく分かりません。
カンツバキはサザンカ同様、花弁がバラバラで落下するのに、名前はツバキと混乱します。
サザンカ「勘次郎」は別名「立寒椿」と呼ばれ、カンツバキの一品種のようです。
私も調べていくうちに、わからなくなりそのまま掲載してしまいました。

シモバシラで混乱を招いてしまい申し訳ありません。花のシモバシラを掲載するのが本来
ですが、残念ながら私はまだ一度も、花のシモバシラに出会った経験がありません。
止むを得づ、久々に見た本物の霜柱を載せてしまいました。m(__)m

いつも私のブログに訪問いただきありがとうございます。
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