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Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

9月の花のアルバム(5/8)

2024-10-21 | みんなの花図鑑

9月に出会った植物の花や鳥の写真を整理しました。9月は実りの秋、さまざまな植物が果実をつけます。花が少ない月ですが、植物の実を中心に近隣の公園の花・鳥・昆虫など約140品種ほどの花木の撮影ができました。毎月恒例の記録として8回に分けて投稿します。

 

 

 


<本日のバラ 岳の夢> 2023/10 柏の葉公園
系統:F(フロリバンダ) 作出:2011年 コルデス(独)

ストロベリーレッド&ホワイトが色鮮やかで、一房に10輪以上蕾を付けるので、花束のようです。名付け親は脚本家の倉本聰氏で、ドラマ「風のガーデン」ヒロインの弟・岳(がく)の名を冠しています。

 

 

 

 

 

中国中部及び西部を原産とするモクセイ科の常緑樹。

戦後の高度成長期には公園や高速道路などに多用されましたが、現在では要注意外来生物リスト(環境省)に掲載されています。

開花は初夏(6月)で、その年に伸びた枝の先に、白い小さな花が房状に集まって咲きます。小花は直径8ミリほどで、2本ある雄しべと雌しべは花冠から突き出します。

葉は卵状の長楕円形で長さは5~10センチほど。表面は濃緑色で光沢があり、裏面は淡い緑色。縁にギザギザはなく、ネズミモチに比べると先端が細く伸びます。

 

<トウネズミモチ(唐鼠黐) モクセイ科イボタノキ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

原産地のインドシナ半島やアフリカで約40種が知られています。スミレに似た小さな花は可憐で、夏から秋の長期間にわたって花を咲かせ続けます。

花色も豊富、カラフルで暑さや乾燥に強く、育てやすいことから、夏の花壇に人気の草花のひとつです

花形は唇形で花色が野生のスミレに似ていることから別名にナツスミレ(夏菫)やハナウリクサ(花瓜草)といわれています。

本種の名前は18世紀のスウェーデンの牧師「Torenさん」の名に因みます。

 

<トレニア(夏菫) アゼトウガラシ科ツルウリクサ属(トレニア属)>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

インド原産の野菜。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。春から夏に育てる野菜として人気があります。

花は状態が良い時は、花色がきれいな濃い紫色で、花の中心にある雌しべが雄しべより長くなります。実の形や大きさは様々で、丸や卵、中長、長形など種類が豊富にあります。

栄養面で特記すべきものはありませんが、食物繊維は多く含まれています。果皮の紫色は「ナスニン」と呼ばれる色素で、ポリフェノール類に属します。

 

<ナス(茄子) ナス科ナス属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

アゲハチョウ属に分類されるチョウの1種。日本では人家の周辺でよく見られるなじみ深いチョウです。

単にアゲハ、またはアゲハチョウとも呼ばれますが、これらの呼び名は他のアゲハチョウ亜科のチョウとの混称や総称として使われることも多いようです。

前バネの付け根が黒い線状になっています。また黄色が薄い黄白色(夏型で稀にやや濃い黄色)です。

 

<ナミアゲハ(並揚羽) チョウ目アゲハチョウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

中国の中南部を原産地とし、江戸時代に種子から蝋を採る有用樹として長崎に渡来したものが、後に街路や公園に使われるようになりました。

開花は5~7月で、枝先に黄緑色をした小花が、長さ5~15センチの穂状に連なって咲きます。

秋に熟す果実は黒褐色の殻(種皮)に覆われているが、寒くなるにつれて殻が割れ、中からポップコーンのような三つの種子が飛び出します。

「ハゼと同じように蝋が採取できる中国の木」という意味合いで命名されたという説が有力です。

 

<ナンキンハゼ(実) トウダイグサ科ナンキンハゼ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

中国原産で、日本では縁起物として庭木として植えられることが多い樹木です。乾燥させた実から咳止めの効果が期待できることから、薬用植物としても扱われています。

開花は初夏(5~6月)で、枝先に伸びた円錐状の花序(花の集り)に、白い小花が多数集まって咲きます。花は長さ6ミリほどで雌しべの周りに6個の雄しべがあり、その先端に黄色い葯があります。

白い花をつけたあとに赤い実をつけます。「難を転ずる」の語呂から、古くから縁起がいい植物とされていきました。

 

<ナンテン(南天) メギ科ナンテン属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

西インド原産で、夏から秋にかけて毎日のように花を咲かせ続ける、清楚で愛らしい姿が特長の草花です。

生長すると草丈は50cm前後になり、5月から11月頃にかけて白や赤・ピンク・紫・オレンジなどの鮮やかな花を咲かせます。

ひとつひとつの花は数日で枯れますが、同じ株に次々と新しい花が咲くことからこの名前になったそうです。それぞれの花は1日花ではなく3~5日は持ちます。

<ニチニチソウ(日々草) キョウチクトウ科ニチニチソウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

中国原産で欧米では栽培されておらず東洋を代表する野菜です。中国原産で、広く畑に栽培されています。また、野生として空き地や道路脇や畦道や河川敷などに広く分布しています。

花期は夏(8~9月)で、葉の間から30~50cm ほどの1本の花茎を伸ばします。花茎の先端に、半球形の散形花序をつけ、径6~7mm の白い小さな花を20~40個も咲かせます。

一度植えたら繰り返し収穫でき、数年栽培できる野菜です。強健で育てやすく、刈り取った後からすぐに新葉は伸び4~10月ごろが収穫期とされます。

 

<ニラ(韮) ヒガンバナ科ネギ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草です。いわゆる「野菊」を代表する植物の一つです。

一般的に用いられる「野菊」という呼名は、本種を含めた野山に咲く野生菊、約350種の総称であり、「野菊」というキクは存在しません。

野に咲く紺色の菊という意味合いで命名されましたが、花の色は白~薄紫と個体差や地域差が見られバラエティに富みます。紺色が濃い「紺菊」という園芸品種もあります。

 

<ノコンギク(野紺菊) キク科シオン属(アスター属)>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

日本~韓国済州島原産で、クサスギカズラ科の耐陰性常緑多年草です。

長さ25~75cmの花茎が立ち、長さ7~13cmの総状花序を出します。花序の1つの節ごとに3~8個、淡紫色~白色の6弁花を下向きにつけます。

秋から冬にかけて実(タネ)がなります。最初は緑色で、緑 → 青 → 紺と徐々に変化す秋から冬にかけて徐々に変化する様子が面白いです。

 

<ノシラン(熨斗蘭) ユリ科ジャノヒゲ属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 


ブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木。藪に多く見られ、都市でも空地などに見られます。

果実は9~10月頃、青色から赤紫、時に白色など、様々な色に熟し、鳥に食べられることによって種子があちこちに散布されます。

果実も食用ブドウのような果肉はほとんど無く、内部は数個の種子が大部分を占めていて味もおいしくないので食用にもなりません。

 

<ノブドウ(野葡萄) ブドウ科ノブドウ属>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

アオイ科の非耐寒性常緑低木。世界の熱帯~亜熱帯地方で広く栽培され、暖かい地域では庭木としても利用されています。

5月~10月頃に華やかな花が咲き、花色は赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫、複色などバリエーションも豊富で、花の大きさも小さいものから大きいものまであり、その品種数は数えきれないほどです。

花は、通常、朝開いて夜に閉じてしまう1日花です。最近は品種改良により、1つの花が2~3日咲くものも出てきています。

本種は在来系(オールド系)、大輪系(ハワイアン系)、コーラル系の3つの系統に分けることができます。

 

<ハイビスカス(仏桑華) アオイ科フヨウ属>
9/18 アンデルセン公園

 

 

 

 

 

 

全長24cm。全身は黒味のある褐色で、頭は灰色がかった黒褐色。目の周囲から頬にかけて不規則な白斑があります。この白斑は個体によって違っていることが普通です。くちばし、足は黄色です。

地上を歩いて餌を探すことが多く、その時にはくちばしを草株の間に入れて開くことで、地面や草株にひそむ虫を探しています。「リャー リャー」とか「キュリリッ」といった声を出します。

平地から低山地の人家や人家近くの林で繁殖し、農耕地、公園の芝生、草地などでよく見られます。繁殖が終わると群になり、多い場合は数万羽の群になることもあります。

 

 

<ムクドリ(椋鳥) スズメ目ムクドリ科 全長約24cm>
9/24 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

アメリカ合衆国のテキサス州やルイジアナ州に自生する植物です。ガウラという名前でも流通していて、ギリシャ語で華麗なという意味もあります。

ひとつひとつの花は短命ですが、初夏から秋の長い期間、次から次に花を咲かせていくため、長い間観賞することができます。

穂状に咲く小花が風に揺れる様子は、白い蝶が群れて飛んでいるように見えることから、和名が付きました。

<ハクチョウソウ(白蝶草) アカバナ科ガウラ属>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

植物のなかでも、もっとも古いものの一つです。およそ1億4000万年前にすでに地球上に存在していたといわれています。

塊茎はレンコンとして食用にされますが、主に食用にされる系統と、花を楽しむ系統があり、花を楽しむ系統の塊茎は、あまり太らず食用には向きません。

スイレン(睡蓮)の花と同様、日中に花びらが開き午後になると閉じます(蓮と睡蓮では時間が少し違います)。これを3日繰り返して花の寿命は終わりです。

 

<ハス(蓮) ハス科ハス属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

本種はテイカカズラの園芸品種で、葉は小さく、新葉にピンク色と白の不定形の斑が入る姿が美しい植物です。

斑は成長とともに変化し、新芽が出たときは濃いピンク色で、次第に薄くなり、さらに進むと緑色の地に白の斑点となり、やがて緑一色になります。

前年の夏に花芽ができるので、花後すぐに剪定をすれば小さい白色の花を見ることができます。花は咲き進むとクリーム色に変化します。

 

<ハツユキカズラ(初雪葛) キョウチクトウ科テイカカズラ属>
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカのミネソタ州、コロラド州、モンタナ州からテキサス州に分布する一年草。

英名のスノー・オン・ザ・マウンテンから冬をイメージしてしまいますが、夏の花壇を彩るカラーリーフです。

夏に茎の上部が分枝して、緑の葉が白い覆輪となり、雪が積もったように見えることから和名が付けられました。

 

<ハツユキソウ(初雪草) トウダイグサ科ユーフォルビア属> 
9/11 あけぼの山農業公園

 

 

 

 

 

 

トウダイグサ科ユーフォルビア属のマダガスカル原産の植物です。幹や枝には長いトゲがあり、若いうちは比較的柔らかく、次第に硬くなっていきます。

花に見える部分は苞で、実際の花は中心部分にあります。開花期が長く、生長期の期間中はほぼ毎日開花していることがあります

 

<ハナキリン(花麒麟) トウダイグサ科ユーフォルビア属>
9/25 柏の葉公園

 

 

 

 

 

 

北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に入り、丈夫でよく増えるため急速に広まり、現在ではポピュラーな宿根草の一つになっています。

花穂は細長い四角錐で、花は四方に向かって規則正しく並んで咲きます。ロウト型の花を穂状に咲かせます。花茎は綺麗に直立し、花は下から咲きあがっていきます。

よく見るとなかなか美しいもので、一つ一つの花の形もユニークです。性質が強く、ほとんど放任栽培でもよいくらいです。

 

 

<ハナトラノオ(花虎の尾) シソ科カクトラノオ属(フィソステギア属)>
9/11 北柏ふるさと公園

 

 

 

 

 

 

オーストラリアやマレーシアが原産のノウゼンカズラ科ソケイノウゼン属の常緑低木です。江戸末期に渡来したと言われていて、ソケイノウゼンあるいはナンテンソケイとも呼ばれます。

花径5~6㎝ほどで、喉元がピンク~赤紫で花弁が白~淡ピンクの花が咲きます。その他に、桃色の花もあります。耐暑性は強いですが、耐寒性がないので冬は室内で管理します。

 

<パンドレア(素馨凌霄) ノウゼンカズラ科ソケイノウゼン属>
9/10 柏の葉公園

 

 

 

 

 

今回投稿した花や木も樹名板が無いものが多く、Google Lensを参考に名前を記載しています。間違いがあれば、ご指摘いただけると助かります。

「9月の花のアルバム(5/8)」20品種を最後までご覧いただきありがとうございました。次回「8月の花のアルバム(6/8)」に続きます。


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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (necydalis_major)
2024-10-21 13:33:17
だんちょう

こんにちは!
様々なお花が咲き誇り
まだまだ楽しめそうですね!

札幌は昨日初雪
今日は暖かく20度くらいあります。
返信する
寒い一日です (ninbu)
2024-10-21 17:40:30
>necydalis_major さんへ
>だんちょう... への返信

だんちょうさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

今年の秋は夏の花がまだ咲いていたり、秋の花も咲き始めて例年と
違う花模様が見られます。

私の地方では最高気温が19℃と一気に秋の気候です。だんちょうさ
んと違い、感覚的には寒い一日です。(^.^)
返信する
まだハス!? (なつみかん)
2024-10-22 22:16:20
こんばんは~
今回は知っている花がほとんどで、のんびり拝見できました。
ただハクセキレイのお写真、ムクドリではないでしょうか?
ちょっとお顔の配色がごま塩っぽいので・・・

ナンキンハゼの最初のお写真、一瞬何?と思いました。
良く知っている木でも、タイミングによっては分かりにくいですね。
それにしても、9月になってもハスが咲いていたとはびっくりです・・・
返信する
猛暑の影 響? (ninbu)
2024-10-23 16:21:23
>なつみかん さんへ
>まだハス!?... への返信

なつみかんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

今回も比較的よく知られている花が多く、なつみかんさんにとって
は物足りなかったかもしれませんね。

ハクセキレイへのご指摘ありがとうございます。ご指摘の通り、ム
クドリが正しいと思います。さっそく解説文を変更しました。

ハスの花を9月に見るのは私も初めての経験です。今年は猛暑の影
響で、植物の成長にも影響が出ているようです。上野公園ではソメ
イヨシノが開花したようです。
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